台湾のビザ免除条件が緩和。日本人観光客対策か?日本の対策との違いは?



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海外旅行するときに、一番面倒だな~と感じるのがビザの取得。

航空券やホテルは『必ず予約するべきもの』と思っているので大変ではないですが、ビザは必要な国と不要な国があるので、必要な場合は「面倒・・・」と思わずにはいられません。

台湾旅行時は条件付きでビザが不要です。2017年にその条件が緩和されたので、その内容と台湾の観光施策について考えてみます。

台湾のビザ免除条件緩和

2017年まで、日本人であればパスポートの有効期限が3カ月以上残っていればビザ(査証)なしで台湾(中華民国)に入国可能でした。

この条件が、予定滞在日数以上であれば入国可能に緩和され、2017年8月15日より施行されました。

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ビザ免除条件から分かる両国間の友好具合

海外旅行に行く場合、ビザが必要な国・条件付きで不要な国など、さまざまなケースがあります。

条件の違いは、その国同士の友好度・信頼度を調べるパラメーターでもあります。

ランク付けしてみると、次のような感じ。

↑友好度・信頼度が高い

  1. パスポートの有効期間が滞在日数以上残っていればビザが不要(台湾など)
  2. パスポートの有効期間が3カ月以上残っていればビザが不要(韓国など)
  3. パスポートの有効期間が6カ月以上残っていればビザが不要(タイなど)
  4. 電子入国許可証が必要(アメリカ・カナダなど)
  5. ビザが必要(ロシア・エジプトなど)

↓友好度・信頼度が低い

その国の事情があるので、実際の友好度・信頼度と異なる場合がありますので、参考程度にお考えください。

そもそも友好関係がないと観光で訪れること自体難しいので、観光できる=それなりに仲は良いと考えてもOKです。

 

なお、台湾がビザを免除している国は59カ国。

そのうち、ビザ免除の条件を『予定滞在日数以上』といった優遇措置は日本とアメリカのみ(ほかの国は6カ月以上)。

これだけでも、日本と台湾が仲良しであると感じますよね。

台湾

 

今回どうしてビザ免除条件が緩和された?

今回なぜ条件が緩和されたの?と思いますが、台湾外交部によると「日本と台湾の友好関係と平等互恵を考慮した」とのことです。

『平等互恵』とは、今まで台湾人が日本に旅行する場合、ビザ免除条件が滞在日数以上だったにも関わらず、日本人が台湾を訪れる場合は免除条件が3カ月以上残っていることと差があったので、それを平等にするという意味です

 

しかし、友好関係と平等互恵だけではなく、観光客を増加させたいという思惑もあるのでは?と感じます。

 

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台湾が狙う観光客の増加

ビザの免除条件が緩和されると、観光客の増加が見込めます。

ビザが必要だったり、パスポートの残存有効期間が短くて免除条件に合わない場合「やっぱり違う国にしよう」となりがち。

 

ビザ免除条件の緩和は日本でも行っていますが、観光客を増やす施策は台湾の方が上手では?

日本はずっと「京都・富士山」一辺倒じゃないかという気も。

しかし、台湾は元から人気のあった「九份(きゅうふん)・高雄」の他に、最近では『台湾のウユニ塩湖』とよばれる高美湿地などの新たな観光地や、マンゴーかき氷などの新グルメも有名になっています。

杭州小籠湯包で注文した小籠包

対して、日本は数十年「スシ・ラーメン・天ぷら」を推している印象・・・

日本にもオイシイ食べ物(地方のB級グルメ)があるので、それをガンガン売り込んで欲しいな、と思います。

 

まとめ

ビザ免除条件緩和され、台湾に行きやすくなりました。

夜市や九份、小籠包など、さまざまな魅力を持つ台湾にぜひ出かけましょう!

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