近年人気となっている世界遺産検定をご存じでしょうか?
僕も2020年に1級を取得し、残りは最上位のマイスターのみ。しかし試験形式が大幅に変わるため対策がむずかしい・・・
今回は世界遺産検定マイスター試験の概要と、僕が実施しようと考えている勉強方法を紹介します!
世界遺産検定とは
世界遺産検定とは、世界遺産および関連する条約や組織などについての知識を問う検定試験で、NPO法人世界遺産アカデミーが主催しています。
詳しくはコチラをご覧ください。
4級~1級までの学習
世界遺産検定の4級~1級までは全てマークシート形式。
それぞれ試験問題・認定点・難易度は異なりますが慣れている形式なので、それほど苦労はしませんでした。
ただし1級はテキストをただ読むだけでは合格点に達しなかったため、重要ポイントをまとめて反復して覚えるようにしました。
世界遺産マイスター試験は論述式
世界遺産マイスター試験は全3問で、すべて論述式。それぞれ下記のようなことが問われます。
問2:世界遺産条約について、次の○○○(4つの用語)という用語を全て用いて400字以内で説明
問3:○○○○○○(世界遺産に関する問題や課題など)について、1200字以内で論じる
試験時間は120分で、問1+2で6点、問3で6点以上あれば世界遺産マイスターとして認定されます。
過去の問題は公開されています
世界遺産検定4~1級については問題集が販売されていますが、マイスターは2021年時点では問題集がありません。
しかし、過去数回分の問題、および講評が公開されています。
公開されているのは直近4回分ですが、URLを修正することにより以前の問題+講評も見ることができます。
各試験の対策方法
公表されている問題や、すでに受験した方からの情報を元にして各問題の対策方法を考えてみました。
問1対策
問1は世界遺産の用語を簡潔に説明する必要があります。
「簡潔に」というのが実際に何文字がわからなかったですが、公表されている講評を見ると50字以内を目安とするようです。
世界遺産に関する用語は100にも満たないぐらいなので、これを約40~50文字でまとめて覚えれば大丈夫だと思います。
問2対策
問2は指定の用語を使いつつ、約400字で世界遺産条約について説明する必要があります。
この問題の対策は共通する説明文のほかに、指定の用語を含む50~100字程度の文章をいくつか作成しておき、それを組み合わせる方式。
問3対策
最大の難関は問3。
問1・2は問題を推測することがそれほど難しくないですが、問3は想像しづらいです。
問3の問題をそのまま掲載すると問題がありそうなのでボカしますが、だいたい次のような感じ。
過去問を見ると、その時に問題となった事柄に絡めて出題されることが多そうですがヤマを張るのは危険。
世界遺産マイスターに認定されるには、問3だけで10点中6点取る必要がある必要があると思われるので、問1・2でカバーする作戦は使えません。
なので、結局は地道な知識の積み上げしかありません・・・
現在は世界遺産の問題点、およびその問題と関連する世界遺産をまとめています。
ある程度の問題についてまとめておき、あとは実際に出題された問題によって取捨選択しながら回答できればと思います。
現在はブラッシュアップ中
現在はそれぞれの文章を考えたのち、公表されている講評をもとに改善している段階です。
また、問3に関してはネットや本で世界遺産の問題について書かれているものを洗い出し、その改善策や関連する遺産をまとめています。
そして、マイスター試験の特徴は全て筆記試験であること。
ただ文章を書けば良いのではなく、改行や先頭の字下げなど文章の体裁も重要とされるようなので、その点も注意していきたいと思います。
さいごに
現在マイスター試験の学習をしていますが、本業(IT)の試験勉強を優先する必要があるので受験できるのはかなり先になりそう。
また、1級をとるのに苦労したので現在は燃え尽きたままです・・・
受験料も高い(約2万円!)ので、ある程度自信が出てきたら受けようと思います。
追記 2023/8/2
2023年7月に世界遺産検定マイスター試験に合格しました