海外旅行では飛行機を利用しますが、さまざまな理由により遅延することも多いです。
しかし、2024年末のポーランド旅行で初めて濃霧のため目的地の空港に着陸できず、別の空港で降ろされたことがあります・・・
はじめての経験だったのでかなり戸惑いましたが、なんとか対処できました。
今回は濃霧などにより目的の空港が変更となったとき、どのような対応を行えばよいかについてお伝えします。
2024年末にポーランドに行きました
2024年の年末に名古屋から中国&ドイツを経由してポーランドへ行きました。
行きはフランクフルト(ドイツ)からクラクフ(ポーランド)へ向かう便。クラクフまで約2時間ぐらいのフライトでした。
フライト中は機体の揺れもなく、順調にクラクフに向かっていると思っていました。
しかし、今思えば到着する直前に頻繁にアナウンスがあり、「・・・深くお詫びします」と言っていたような気がします。
気づいたら目的地の空港が変更に・・・
周りの様子も何かおかしかったので、英語が得意な奥さんに聞いたところ「濃霧のためクラクフ空港に着陸できずにワルシャワ・ショパン空港に目的地の空港が変更された」とのこと・・・
これまで飛行機は数百回乗っていますが、目的地の空港が変更されたことは初めてでした。
その後の流れ
ワルシャワ空港に到着後、「しばらく機内で待っていろ」というアナウンスがありましたが、結局機外に出ることに・・・
飛行機を出た場所にはスタッフっぽい人はおらず、人も固まらずにバラバラに移動していたので、とりあえずスーツケースをピックアップしました。
同じ便に乗っていた人がターンテーブル周辺に集まっており、スタッフに話しかけていたので近くで待機。
しばらくして話を聞いてみたものの、そのスタッフは別の航空会社の人?だったので、どうすることもできないようでした。
諦めてその場を離れて、出発フロアのルフトハンザ航空のチェックインカウンターへ。
そこにも乗客が集まっており、スタッフに話をきいたところ臨時バスで当初の目的地であるワルシャワ・ショパン空港に送ってもらえることになりました!
臨時バスで移動!
臨時バスでワルシャワ・ショパン空港に送ってもらえることになったものの、人数が多くて乗り切らなかったので2つのバスに分乗することになりました。
1台目は5分後に出発、もう1台は20分後の出発。僕たちは1台目に乗れました。
臨時バスは空港外に停車しているので歩いて移動します。
歩くスピードがかなり速いので、ついていくのが大変です・・・
バスはこちら。何もペイントされていない真っ黒なバスでした。
車内は広く快適。
約3時間でクラクフ空港に到着します。本当ならクラクフ中央駅まで送ってもらえるとありがたいのですが、そこまでの贅沢は言えません・・・
バスを降りたらそのまま解散となりました。
なお、クラクフ市内の霧はこんな感じ。朝よりも霧は薄くはなったようですが、それでも遠くを見渡すことはできませんでした。
目的地変更となった場合、他の方法はある?
今回は臨時バスを利用しましたが、人数のみの確認で名前は確認していませんでした。
なので臨時バスを利用せず自分で移動してもOK。
クラクフを経由してワルシャワへ移動する予定なら、もちろんそのまま滞在してOKです。
どれぐらいの霧の濃さだと着陸できない?
着陸できない霧の濃さは空港によって異なります。
空港(滑走路)ごとに、着陸を補助する無線着陸援助装置「ILS(計器着陸装置)」のレベルが定められており、このレベルが高いほど濃い霧でも着陸可能。
最もレベルが高い『CATIIIb』であれば、視界がほぼない状態でも着陸可能です。
日本では成田空港や羽田空港など、一部の空港(の一部の滑走路)のみ『CATIIIb』が与えられています。
持っていると便利なアイテム
トラブルが発生した場合、僕のように英語力がイマイチだと対処できません・・・
スマートフォンの翻訳アプリで音声翻訳を試みましたが、一部しか翻訳されず、また意味が通じない部分もありました。
そんな場合はAI通訳器『ポケトーク』があると便利。
世界中の言語に対応しており、専用ツールだけあって的確な文章で翻訳してくれます。
まとめ
濃霧は自然現象なので仕方がないと思いつつ、観光できる時間が大きく削られてしまい、とても残念でした・・・
このようなトラブルが発生しても良いように、時間に余裕を持たせた予定を組みましょう!