海外旅行でロストバゲージ発生・・・発生時の手続きの流れや原因、備えておくこと

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海外旅行で飛行機に乗るときはスーツケースをチェックインカウンターで預けますが、目的地の空港で出てこないトラブルが起こることがあります。

このトラブルはロストバゲージ(Lost Baggage)と呼ばれています。

今回は発生した時の手続きの流れや発生する原因、発生したときの影響を最小限にする方法についてお伝えします。

はじめてロストバゲージに遭遇しました

僕は今まで100回以上飛行機に乗っていますが、今までロストバゲージしたことはありませんでした。

しかし今回の旅行では、奥さんのスーツケースがロストバゲージしてしまいました・・・

空港の手荷物受取所のターンテーブル

今回の旅行は名古屋 ⇔ 中国 ⇔ ポーランドと、往復2回ずつ経由する便。

このうち、復路の名古屋到着後に手荷物受取所(Baggage Claim)での荷物ピックアップ時にロストバゲージしました。

ターンテーブルには数回に分けてスーツケースなどの荷物が載せられますが、最初に出てから20分以上たっても出てこない時はロストバゲージしたと考えられます

 

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ロストバゲージしたあとの流れ

ロストバゲージした後の手続きの流れについて紹介します。

中部国際空港(セントレア)のケースなので、他の空港では異なる場合があります

まず「ロストバゲージしたかな?」と思った時は、ターンテーブルがあるフロアにある窓口へ行きます。

セントレアの場合は出口に向かって右側にある航空会社カウンター。

ロストバゲージした場合に訪れる航空会社カウンター

ここでロストバゲージした可能性があることを伝えます。

僕たちの場合は、すでに航空会社から窓口に積み忘れたことが伝えられていました。

 

そして書類(携帯品・別送品申告書)を記入します。

また、このとき係員から次のようなことが質問され、手荷物事故報告書が作成されます。

・どのような便を経由したか(※チケットがあれば見せる)
・スーツケースのメーカー、色、形状
・バッテリーや酒類は入っているか
・どのようなものが入っているか
・保険には入っているか
・カギは付いているか、パスワードは何か
・荷物はどこに送ればいいか

資料作成と同時にパスポートもコピー。

また、不要なものが入っていたら抜き取る&着払いになるかもしれない件についての同意書にも署名しました。

今回は自宅に戻るだけなので問題ありませんでしたが、旅行中の場合は宿泊するホテル名や住所を伝える必要があります

手続きにかかる時間はだいたい15分。

手荷物事故報告書の控え手荷物サービスセンターの連絡先&照会番号が書かれた紙をもらって終了。

ロストバゲージした場合に渡される手荷物サービスセンターの連絡先

手荷物事故報告書の控えは海外旅行保険の補償を受ける場合に必要となる場合があります

念のため係員がついてきてくれて、税関でロストバゲージしたことを伝えてくれました。

なお、すでに荷物の場所はわかっていた(今回は中国の空港で積み忘れ)ので、土曜午後に手続きして月曜日にはヤマト運輸経由で自宅に届けてもらえました。

 

ロストバゲージが発生する原因

ロストバゲージが発生する原因はおもに次の3つ。

1.目的地や経由地の登録ミス

チェックインした時に、あなたの目的地に荷物が運ばれるように行き先の情報登録され、その情報がタグに書かれてスーツケースに巻かれます。

この時の登録ミスで異なるの場所が登録されると、そこへ向かう飛行機に載せられてしまいます。

2.積込ミス

チェックイン時にスーツケースに巻かれたタグの情報に基づいて、荷物もあなたが乗る飛行機に積み込まれす。

しかしタグの情報が読み込まれない場合は手作業で振り分け&積込が行われます。

この時のミスで置きっぱなし、または別の飛行機に積み込まれてしまうことも・・・

乗継時間が少ないため、荷物が見つからず積み込めないケースもあります

飛行機に預け入れて荷物を積み込む

3.他人が持っていってしまう

自分のスーツケースを他人が持っていってしまうこともあります。

スーツケースのブランドや色が一緒で間違ってしまった場合がほとんどですが、悪意のある人があえて持っていくケースも・・・

今回は僕と奥さんの2人での旅行。しかし、今回のように1人だけのスーツケースだけロストバゲージするケースもあります。

 

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ロストバゲージ発生確率を抑える

ロストバゲージが発生する確率は約0.55パーセントと言われています。

チェックインカウンターで荷物を預ける場合、100パーセント発生させないことは難しいですが、次の方法で確率を下げることができます。

1.タグを確認する

チェックイン時にスーツケースに巻かれるタグには行き先空港を示す3レターコードが書かれています。

3レターコードとは、中部国際空港なら『NGO』、成田空港なら『NRT』のような3桁の英字です

経由便がある場合もそれぞれ書かれているので、経由地&目的地の空港が間違っていないかチェックしてください。

2.経由便の場合は時間に余裕を持たせる

目的地に向かう間に途中の空港を経由する場合、荷物も積みかえる必要があります。

この時の乗り換え時間が短すぎるとロストバゲージする確率が高まってしまうので、経由地への到着から次の便の出発まで最低でも2時間、できれば3時間以上時間を空けるようにしてください。

3.過去の旅行時のタグはすべて外す

今回の旅行以前のタグが巻かれたままだと行き先を間違えてしまう可能性があるので、過去分のタグはすべて外しておきましょう。

4.ひと目で自分のスーツケースとわかるようにする

同じブランド&色が多いスーツケースの場合、他の人が誤って持って行く可能性があります。

それを避けるには、ひと目で自分のスーツケースだとわかるようにステッカーを貼ったり、スカーフを巻いたりするのがオススメ。

僕もスーツケースベルトを着けて自分のだとわかるようにしています。

スーツケースベルトを巻いたスーツケース

 

ロストバゲージ発生時の影響を最小限に

万がいちロストバゲージが発生した場合でも、次の方法で被害を最小限に抑えましょう!

1.家や車のカギは手荷物に入れておく

特に海外旅行の場合、使わない家や車のカギをスーツケースの中に入れっぱなしにしてしまいがち。

しかしロストバゲージしてしまった場合、空港から車で帰ることができなくなったり、家に入れなくなる可能性があります。

帰りの便に乗る前に、カギは手荷物の中に入れておきましょう。

2.海外旅行保険に加入する

ロストバゲージをした場合、スーツケースの配達が遅れたり紛失などによって発生した費用の一部を補償してくれる海外旅行保険があります。例えば次のような補償です。

寄託手荷物遅延費用補償:
遅延時、衣類や日用品を購入した費用を補償(到着後6H以内に手荷物が届かない&到着後96H以内に購入)
寄託手荷物紛失費用補償:
紛失時、衣類や日用品を購入した費用を補償(到着後48H以内に手荷物が届かない&到着後96H以内に購入)

これらの補償がついた海外旅行保険、または保険が付帯したクレジットカードに加入していると費用面の負担が減らせます。

3.ある程度の現金を手荷物として持っておく

クレジットカードで現地通貨をキャッシングしようとしていても、到着した空港で利用できないブランドだと、現金が全くなく移動や食事もままならないことも・・・

念のため1万円程度の現金は手荷物として持っておき、空港内で両替できるようにしておきましょう。

4.スーツケースにネームタグをつけておく

スーツケースが紛失した場合、タグが汚れて見えなくなると、どの空港を経由した&持ち主はだれかがわからなくなります。

そんな場合でも名前や住所を記載したネームタグをつけていると届けてもらうことができます。

防犯のために名前や住所を隠せるカバーのついたネームタグがオススメです

 

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まとめ

さまざまな取り組みによってロストバゲージが発生する確率は減少していますが、完全に無くなることは難しいです・・・

できるだけ発生確率を下げる&発生しても影響がないようにシッカリと準備しておきましょう!

 

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