ミャンマーは東南アジアにある国ですが、「アウン・サン・スー・チーしか知らない・・・」という方もいるのでは?
しかし、ミャンマーには世界三大仏教遺跡・バガン以外にも、多くの見どころがあります。
今回はミャンマーを観光する際、前もって知っておきたい最低限の情報を紹介します。
基本情報
正式国名 ミャンマー連邦(Union of Myanmar)
首都 ネピドー
国番号 95
通貨単位 チャット(ピャー)
チップ 一部要
言語 ビルマ語
電圧 220V
周波数 50Hz
日本との時差 -2時間30分
サマータイム なし
国旗
黄色は団結・調和、緑色は平和・豊かな自然、赤色は勇気・決断力を表しています。また、白色の星は国家の統一を意味しています。
ビザの要/不要
必要です。
申請はインターネットで行うことが可能。申請時に下記が必要です。
- パスポート
- 顔写真データ(縦4.6センチメートル×横3.8センチメートル)
- クレジットカード
ヤンゴン(Yangon)について
都市の概要
ミャンマーで最も発展した都市で、街の中心部は長方形の区画が連なった形をしています。
もっとも発展している交通手段は車。鉄道もありますが、それほど路線は多くありません。
このため、朝晩は通勤の車で大渋滞します・・・
民主化を果たしたのは2011年3月と最近であり、現在は経済発展真っ最中。なお、1989年以前はヤンゴンではなく、ラングーン(Langoon)と呼ばれていました。
僕が訪れた2015年1月時点では、街中に大規模商業施設はありませんでしたが、スーレースクウェア(Sule Square)というショッピングモールが建築中でした。
完成した姿をネットで見ましたが、ミャンマーらしからぬ?高級感とオシャレ感を漂わせていました。今後も同様のおしゃれスポットがどんどん建築されるものと思われます。
しかしまだ露店も多く、軽食やフルーツを売っていたり、動物も販売されています。
お土産を買うならボージョー・アウンサン・マーケット(Bogyoke Aung San Market)がおすすめ。食料品は少ないですが、宝石や貴金属をはじめ、手ごろな雑貨類も売られています。
おもな観光地
シュエダゴン・パゴダ(Shwe Dagon Pagoda)はミャンマー仏教の総本山。巨大な金色の仏塔はヤンゴンのランドマークとして、国民から親しまれています。

シュエダゴン・パゴダ以外の見どころはほとんどありませんが、ヤンゴン市内には小規模なパゴダ(仏塔)が点在しています。探しながら歩くというのも楽しいですよ。
また、郊外にはイエレー・パゴダ(Ye Le Pagoda)という、水上に建つ寺院があります。
まだそれほど有名ではありませんが、旅行雑誌TRANSITの表紙に使われたことがある、SNS映えする寺院です。

日本からヤンゴンの移動様変わりした
日本からヤンゴン中心部に移動する方法は次の通りです。
1.日本からヤンゴンへ移動(飛行機)
出発地や乗り継ぎの有無にもよりますが、約8~10時間かかります。
2.空港からの移動(車)
ヤンゴン国際空港から市内中心部への移動はエアポートバスやタクシーなど、さまざまな方法があります。
詳しくは次の記事をご覧ください。

バガン(Bagan)について
都市の概要
バガン遺跡観光の拠点となるのはニャウンウーとオールドバガン、ニューバガンの3カ所です。
僕が宿泊したニャウンウーを中心に、それぞれの様子を紹介します。
■ニャウンウー(Nyaung-U)
空港や船着き場、バスターミナルがある交通の要所であり、観光客も多く集まってきます。観光客向けのホテルやレストランも多く、料金も比較的安め。
ただし舗装されていない道も多く、野良犬や野良猫も多く歩いているので、かまれないように注意してください。

住民も多く住んでおり、生活の一部を垣間見ることができます。
村の中には民芸品を売っているみやげ物店がたくさん。特に籐(とう)で作られた商品が多く、イスやバッグなど、さまざまな品物が売られています。
■オールド・バガン(Old Bagan)
ニャウンウー村から5キロメートル南下した場所にあります。
考古学保護区に指定されているので商店や現地マーケットはありませんが、みやげ物店はあります。また、ホテルは高級ホテルが数件あり、その周辺にレストランも集まっています。
ただしニャウンウー村と比べるとホテルやレストランの料金は高めです。
■ニュー・バガン(New Bagan)
もともとオールドバガンに住んでいた人が、移住した場所がニュー・バガン。
ニュー・バガンにもホテルやレストランが集まっていますが、ニャウンウー村と比べると料金は高めです。
おもな観光地
バガン地区にある観光地といえば何と言ってもバガン遺跡。
僕は世界三大仏教遺跡(アンコールワット・ボロブドゥール・バガン)のなかで、バガン遺跡がもっとも好き。2019年に世界遺産に認定されました。


バガン郊外には、ナッ信仰の聖地であるポッパ山があります。
ポッパ山にはタウン・カラットと呼ばれる大きな岩山があり、頂上には寺院が建てられています。

日本からバガンの移動
日本からバガン中心部(ニャウンウー)に移動する方法は次の通りです。
1.日本からヤンゴンへ移動(飛行機)
出発地や乗り継ぎの有無にもよりますが、だいたい7~10時間かかります。
2.ヤンゴンからニャウンウーへ移動(飛行機)
LCC路線のフライトが1日数便あり、約1時間~1時間半程度で到着します。

また、ヤンゴンから1日1本、特急列車が運行しています。
3.空港からの移動
ヤンゴンからの飛行機はバガン・ニャウンウー空港に到着します。ニャウンウー空港はとても小ぢんまりとしています。
空港からホテルがあるニャウンウー村やオールドバガン地区にはタクシー移動が一般的ですが、台数は少なめなので、前もって送迎サービスをお願いしておくことをおすすめします。
僕はタクシーに乗れず、仕方なく白タクと思われるトラックの荷台に乗って、ニャウンウー村まで移動しました。
ニャウンウー空港からバガンにある、ニャウンウー地区・ニューバガン地区・オールドバガン地区への移動方法はこちらをご覧ください。

ヤンゴンでの食事
ヤンゴンで食事をするならダウンタウンにある19番ストリートがおすすめ。
通称『焼き鳥ストリート』と呼ばれているほど、焼き鳥店が多く立ち並んでいます。
焼き鳥も種類が豊富で値段もお手頃なので、いろいろ注文してみましょう!
ミャンマーの食事
ミャンマー料理はスパイスの使用が抑えられ、また油っぽいことが特徴。
ミャンマーにもカレーはありますが、油をたっぷり使っています。おいしいですが日本やインドのカレーとは別物。
ミャンマーの国民食といえばモヒンガー(Mohinga)。
モヒンガーとは、ナマズなどから取ったダシ汁にそうめん風の米麺を入れ、そこにお好みで薬味と具材をトッピングした麺料理です。
トッピングは魚のすり身を揚げたものやアヒルのゆで卵、パクチーや揚げニンニク等さまざま。
モヒンガーは国民食ということもあり、とても安価。朝食にもピッタリなので、ぜひ食べてください!
伝統的な化粧品タナカ
ミャンマーといえばタナカが有名。『田中』ではありません。
タナカ(Thanaka)は伝統的な化粧品で、女性や子どもが顔に塗ります。
タナカはタナカの木の樹皮の部分をすりおろしたもので、頬やおでこに塗ると日焼け止めになったり、保湿や殺菌などの効果があると言われています。
みやげ物店で売られていますので、ミャンマー滞在中に塗ってみましょう。 現地の人との交流のキッカケにもなりますよ。
ミャンマー観光を計画
ミャンマーを訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。