海外旅行関連のニュースで「シェンゲン協定」という言葉をよく聞きませんか?
実はシェンゲン協定は旅行者にとって、とてもウレシイ協定なのです!
今回はシェンゲン協定について紹介します。
シェンゲン協定とは
シェンゲン協定とはヨーロッパの国の間を移動するさい、最低限の検査だけで入国を許可する取り決めです。
欧州経済共同体(EEC)に加盟していた10カ国のうち、5カ国により1985年に署名されました。
日本人が海外を旅行する場合、パスポートのチェックがありますが、シェンゲン協定国から協定国へ移動するさいはチェック無しで入国できます。
なお、シェンゲン協定という名前は、協定が締約されたルクセンブルクの都市・シェンゲンにちなんでいます。
シェンゲン協定のメリット
シェンゲン協定国の間の移動では、パスポートチェックが必要ありません。
通常であれば、日本人が海外の空港に到着した時はパスポートチェックがあります。
しかし、パスポートチェックはとにかく時間がかかるのが難点・・・
場合によっては1時間近くかかることも。
シェンゲン協定国内の移動なら時間が短縮できるので、そのぶん観光に使える時間が増えます。
シェンゲン協定を結んでいる国
シェンゲン協定を結んでいるのは、おもに欧州連合(EU)に加盟している国。
しかし例外もあります。
2019年3月時点で加盟している国は、次の26カ国です。
- アイスランド
- イタリア
- エストニア
- オーストリア
- オランダ
- ギリシャ
- スイス
- スウェーデン
- スペイン
- スロバキア
- スロベニア
- チェコ
- デンマーク
- ドイツ
- ノルウェー
- ハンガリー
- フィンランド
- フランス
- ベルギー
- ポーランド
- ポルトガル
- マルタ
- ラトビア
- リトアニア
- リヒテンシュタイン
- ルクセンブルク
シェンゲン協定を結んでいない国
続いてシェンゲン協定を結んでいない、おもな国はこちら。
- アイルランド
- イギリス
- キプロス
- クロアチア
- ブルガリア
- ルーマニア
日本人が訪れる機会の多い国では、イギリスが含まれています。
日本とイギリス間の往復では影響はありません(シェンゲン協定を締約している/いないに関わらず、どちらにしてもパスポートチェックあり)。
しかし、イギリスを経由して他のヨーロッパの国を訪れる場合は、つどパスポートチェックをする必要があるので、ちょっと面倒です・・・
念のためパスポートは持ち歩こう
イギリスを経由しないヨーロッパ間の旅行では、国内旅行間隔での移動が可能。
ですが、場合によっては「パスポートを見せろ!」と言われることもあります。
念のため、取り出しやすい場所に入れるようにしましょう。
まとめ
時間が限られた旅行者にとって、シェンゲン協定はとってもありがたいです。
この恩恵をうけて旅行を楽しみましょう!
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