パスポート申請方法と必要な場面。廃止されたページ増補に代わる方法とは



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海外旅行はツアー旅行・個人旅行どちらでもパスポートが必要です。

お金を持っていなくても海外に行くことは可能ですが、パスポートを所持していない場合は日本から出ることすらできません。

海外で自分の身分を保証してくれる大切な書類ですので、海外旅行に行くことが決まったら真っ先に取得しましょう。

今回はパスポートの取得方法やパスポートが必要となる場面、スタンプを押すページ余白がなくなった場合の増補に代わる方法についてお伝えします。

【追 記】
2023/03/26
  パスポート増補制度廃止について追記
2018/07/16
  パスポートの増補の方法、紛失時の対応を追記
2017/11/01  パスポートの提示が必要な場面を追記

パスポートとは

パスポートは旅券とも呼びます。

日本人が海外旅行など海外に滞在する場合、あなたの身分を証明してくれる公文書です。本人の申請をもとにして外務省が発行します。

取得は各県のパスポート申請窓口で行うことが可能。取得に必要な書類や手順は後述します。

パスポートには有効期限により、5年有効(表紙が紺色)と10年有効(表紙が赤色)の2種類あります。

  パスポート5年用&10年用

 

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パスポートの提示が必要な場面

旅行中、さまざまな場面でパスポートの提示が必要です。

空港では次の場面で必要です。

・チェックイン時
・出発地の空港での出国審査
・制限エリア内での買い物時
・飛行機に搭乗する時
・到着地の空港での入国審査、税関検査

飛行機で海外に行くのではなく、船や鉄道、徒歩で移動する場合は国境での出入国審査があり、パスポートが必要です。

また、現地滞在中も、次の場面で提示が求められます。

・ホテルのチェックイン時
・カジノでの年齢確認
アルコールやたばこ購入時の年齢確認

さまざまな場面で必要となるので、旅行中はいつも持ち歩くようにしましょう。

 

パスポート申請手順

1.申請書の取得
・申請書(一般旅券発給申請書)  パスポート申請窓口で取得(1通)

パスポートは5年有効と10年有効の2種類あります。
※ただし20歳未満の場合は5年有効のみ申請可

2.必要書類の準備
新規に申請する場合、つぎの書類を準備してください。

・戸籍謄本(または戸籍抄本) ー市役所などで取得(1通)
  * パスポート申請日前6カ月以内
・住民票の写し 市役所などで取得(1通)
  * パスポート申請日前6カ月以内
・写真 ー街中のスピード写真機などで取得(1枚)
  * 縦45mm × 横35mm
  * フチなし背景なしであること(無地の淡い色ならOK)

  * パスポート申請日前6カ月以内のもの
  * 無帽で正面を向いていること

・本人確認書類 
  * 本人を確認できる書類であること
  * 次のAのうち1点、またはB-a、B-bから1点ずつ、またはB-bから2点が必要

   A :運転免許証、マイナンバーカードなど 
  B-a:健康保険証、国民健康保険証、印鑑登録証明書(※印鑑も要)など
  B-b:学生証、社員証など(※写真が貼ってあるものに限る) 
  * 既にパスポートを持っていて、切替申請となる場合は次の書類を準備
      ・戸籍謄本(または戸籍抄本)
    ・写真
    ・有効期間内のパスポート 

3.申請する
手順1&2で用意した申請書と必要書類を持って各県のパスポート申請窓口へ行きます。

申請者本人が行くことができない場合は代理申請が可能な場合もありますが、その際は代理人の本人確認書類が必要です。申請が完了すると受領書を渡されますので、無くさないように保管してください。

4.パスポートの受け取り
申請時に受け取った受領書に書かれている受領日以降であり、パスポート申請窓口が開いていれば、いつでも受領できます。

代理受領は不可のため、窓口には必ず本人(赤ちゃんや子供でも)が訪れる必要があります
 
なお、受取時には次の書類が必要です。
・申請時に渡された受領書
・手数料相当の収入印紙
   10年有効のパスポート時:16,000円
    5年有効のパスポート時:12歳以上:11,000円 12歳以下:6,000円

 

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パスポートの増補制度は廃止されました

入国、出国時にはパスポートの査証欄にスタンプが押されますが、渡航する回数が多い場合は査証欄がすべてスタンプで埋めつくされてしまうことも・・・

このような場合、以前は査証欄を1回だけ40ページ分増やすことが可能でした。

しかし、2023年3月27日をもって増補制度は廃止されました。

増補制度は以前から偽造防止の観点で国際機関から廃止を勧告されていました

 

今後、査証欄の余白がなくなった場合は次のどちらかの方法で発給申請する必要があります。

(1)有効期間が元の旅券の残存有効期間と同じ「残存有効期間同一旅券」
(2)切替申請として新たな旅券(5年又は10年の有効期間)

 

パスポート紛失時

パスポートを紛失してしまった場合、国内と海外では手続きが異なります。

国内の場合、下記の書類が必要です。

  1. 旅券紛失届同意書:1通(ネットでダウンロードするか、パスポート申請窓口で請求)
  2. 証明写真    :1枚(縦45mm x 横35mm)
  3. 本人確認のための書類:1点または2点(運転免許証やマイナンバーカードなら1点でOK)
  4. 紛失または消失を証明する書類:1枚(警察署で発行される盗難証明書など)
  5. 住民票:1枚(住民基本台帳ネットワークシステムの利用を希望しない方)

必要書類をもって、パスポート申請窓口へ行きます。

受け取りは乳幼児であっても、必ず本人(=名義人)が行く必要があります

 

海外旅行中に紛失した場合、新たなパスポートや帰国のための渡航書を発行してもらう必要があります。

詳しくはこちらをご覧ください。

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まとめ

パスポートは海外旅行において、命の次に大事なものです。受け取ったら、汚したり破損したりしないように丁寧に扱いましょう。

 

 

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