【2025年3月更新】大きく変わるパスポート申請方法。やっとオンライン申請も可能になりました

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海外へ行くときは仕事でも旅行でも、どちらもパスポートが必要です。

パスポートを取得するさい、以前は申請時と受取時の2回とも窓口に行かなければならなかったですが、2025年3月から、ようやくオンライン申請が可能となりました!

今回はパスポートが必要となる場面や窓口・オンラインそれぞれの申請方法についてお伝えします。

【追 記】
2025/03/07 
オンライン申請方法について追記
2023/03/26
  パスポート増補制度廃止について追記
2018/07/16
  パスポートの増補の方法、紛失時の対応を追記
2017/11/01  パスポートの提示が必要な場面を追記

パスポートとは

パスポート(旅券)は日本人が海外旅行など海外に滞在する時にあなたの身分を証明してくれる公文書のことです。本人の申請をもとにして外務省が発行します。

取得は各県のパスポート申請窓口、およびインターネットでのオンライン申請で行います。

取得に必要な書類や手順は後述します

パスポートには有効期限により、5年有効(表紙が紺色)と10年有効(表紙が赤色)の2種類あります。

  パスポート5年用&10年用

 

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パスポートの提示が必要な場面

旅行中、さまざまな場面でパスポートの提示が必要となります。

最も提示の必要があるのが空港。次のような場面で必要です。

・チェックイン時
・出発地の空港での出国審査
・制限エリア内での買い物時
・飛行機に搭乗する時
・到着地の空港での入国審査、税関検査

船や鉄道、徒歩で移動する場合は国境での出入国審査があるので、その際にパスポートが必要となりmす。

また、現地滞在中も、次の場面で提示が求められます。

・ホテルのチェックイン時
・カジノでの年齢確認
アルコールやたばこ購入時の年齢確認

さまざまな場面で必要となるので、旅行中は常に持ち歩くようにしましょう。

念のためパスポートの写真のページをコピーしておくと、いざという時に便利です

 

パスポート申請手順

パスポートを申請する流れを、窓口申請とインターネットでのオンライン申請時に分けて紹介します。

1-1.必要書類の準備(窓口申請時)
新規申請の場合、以下の書類が必要です。

・申請書(一般旅券発給申請書) 市役所などで取得(1通)
    * 有効期間は5年と10年の2種類
    * 20歳未満の場合は5年有効のみ

・戸籍謄本(または戸籍抄本) 市役所などで取得(1通)
  * パスポート申請日前6カ月以内
・住民票の写し 市役所などで取得(1通)
  * パスポート申請日前6カ月以内
・顔写真 街中のスピード写真機などで取得(1枚)
  * 縦45mm × 横35mm
  * フチなし背景なしであること(無地の淡い色ならOK)

  * パスポート申請日前6カ月以内のもの
  * 無帽で正面を向いていること
・本人確認書類 
  * 本人を確認できる書類であること
  * 次のAのうち1点、またはB-a、B-bから1点ずつ、またはB-bから2点が必要
    A   :運転免許証、マイナンバーカードなど 
    B-a:健康保険証、国民健康保険証、印鑑登録証明書(※印鑑も要)など
    B-b:学生証、社員証など(※写真が貼ってあるものに限る) 
  * 既にパスポートを持っていて、切替申請となる場合は次の書類を準備
       ・戸籍謄本(または戸籍抄本)
     ・写真
     ・有効期間内のパスポート 
1-2.必要書類の準備(オンライン申請時)
戸籍情報はシステム連携により取得されるため、紙の戸籍謄本の提出は不要となりました。
・マイナンバーカード
・スマートフォン
  * マイナポータルに対応していること
・顔写真
  * 縦45mm × 横35mm
  * 事前に準備しなくてもマイナポータルのカメラ機能での撮影可

2-1.申請する(窓口申請時)
手順1で用意した申請書と必要書類を持って各県のパスポート申請窓口へ行きます。

申請者本人が行くことができない場合は代理申請が可能な場合もありますが、その際は代理人の本人確認書類が必要です。

申請が完了すると受領書を渡されますので、無くさないように保管してください

2-2.申請する(オンライン申請時)
パスポートを初めて申請する、または既に持っていてどちらもマイナポータルからのオンライン申請が可能となりました。

マイナポータルにて「パスポート(旅券) 申請」を選択、画面の案内に従って下記を登録します。

・申請者情報 ※マイナンバーカードに登録されている氏名、生年月日等の情報は自動で転記されます
・パスポート用の顔写真
・サイン(自署)

パスポートを更新するときだけでなく、初めて申請するときにも全ての都道府県でマイナポータルからオンライン申請が可能になります。

また、オンライン申請すると交付予定日がマイナポータルに通知されます。

3.パスポートの受取
申請時に受け取った受領書に書かれている受領日以降&パスポート申請窓口が開いていれば、いつでも受領できます。

・オンライン申請しても、受取はパスポート申請窓口のみで可能です
・代理受領は不可のため、窓口には必ず本人(赤ちゃんや子供でも)が訪れる必要があります
 
なお、受取時には次の書類が必要です。
・申請時に渡された受領書
・申請手数料(順に窓口申請時、オンライン申請時
  10年有効旅券:16,300円、15,900円
    5年有効旅券:11,300円、10,900円 ※12歳未満の場合はそれぞれ6,300円、5,900円
 *オンライン申請時はクレジットカードによる納付が可能です

申請手数料は窓口申請の場合は今までより値上げ、オンライン申請の場合は値下げされています。

 

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申請から交付までの日数が今までよりかかります

オンライン申請開始(2025年3月)以前と比べると、申請から交付までの日数に時間がかかるようになりました。

申請場所にもよりますが、従来より3~4日のびて約2週間かかります。

従来はそれぞれの都道府県で作成していましたが、国がまとめて作成するようになったため時間がかかるようになりました。

顔写真ページがプラスチック製となり、個人情報がレーザーで印字されるため、今までより偽造が困難とされています。

 

パスポートの増補制度は廃止されました

入国、出国時にはパスポートの査証欄にスタンプが押されますが、渡航する回数が多い場合は査証欄がすべてスタンプで埋めつくされてしまうことも・・・

このような場合、以前は査証欄を1回だけ40ページ分増やすことが可能でした。

しかし、2023年3月27日をもって増補制度は廃止されました。

増補制度は以前から偽造防止の観点で国際機関から廃止を勧告されていました

もし査証欄の余白がなくなった場合は、次のどちらかの方法で発給申請します。

(1)有効期間が元の旅券の残存有効期間と同じ「残存有効期間同一旅券」
(2)切替申請として新たな旅券(5年又は10年の有効期間)

 

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パスポート紛失時

パスポートを紛失してしまった場合、国内と海外では手続きが異なります。

国内の場合、下記の書類が必要です。

・旅券紛失届同意書  1通(ネットでダウンロードするか、パスポート申請窓口で請求)
・顔写真         1枚(縦45mm x 横35mm)
・本人確認書類        1点または2点(運転免許証やマイナンバーカードなら1点でOK)
・紛失または消失を証明する書類  1枚(警察署で発行される盗難証明書など)
・住民票                1枚(住民基本台帳ネットワークシステムの利用を希望しない方)

必要書類をもって、パスポート申請窓口で手続きを行います。

赤ちゃんや子どもであっても、必ず本人(=名義人)が受け取る必要があります

 

海外旅行中に紛失した場合、新たなパスポートや帰国のための渡航書を発行してもらう必要があります。

詳しくはこちらをご覧ください。

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まとめ

インターネット申請が可能となったので、平日休みづらい社会人にとってはとてもありがたいです!

パスポートは海外旅行において、命の次に大事なものです。受け取ったら、汚したり破損したりしないように丁寧に扱いましょう。

 

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