ウズベキスタンのブハラは古都として知られており、日本人もたくさん訪れています。
僕もウズベキスタン旅行を計画時点で必ず行きたい都市としてスケジュールを組んでいましたが、迷ったのは6泊8日のうちブハラ観光に何日割り当てる。
結局丸1日でひと通り見ることを前提としたスケジュールとなりましたが、本当にその日程で観光できるかについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
基本情報
ブハラ(bukhara)はシルクロードの重要な拠点であり、2500年以上の歴史を持っています。
13世紀、チンギス・ハーン率いるモンゴル軍により廃墟となるまで破壊されましたが、16世紀のシャイバニ朝時代によみがえり、以後イスラム世界の文化的中心地として栄えています。
なお、ブハラという名前はサンスクリット語で「僧院」を意味しています。
ウズベキスタン旅行のうち、ブハラ滞在は約1.5日
2025年8月、ウズベキスタンを周遊する旅行をしました。
いろいろ検討した結果、ブハラ滞在にあてられたのは1.5日。到着と出発は以下のとおりなので、実質の滞在時間は1.5日です。
8/11:終日ブハラ観光
8/12:午後15:00ごろブハラ駅からサマルカンドに向けて出発
8/10は寝るだけ、8/12も昼食を食べたら駅に向かわないといけないので、丸1日で見どころを訪れる必要がありました。
ブハラを1日で観光する
ブハラの8月は日中、とても暑い時間帯です。
1日まるまる観光すると暑さと疲れで体調を崩しそうだったので、昼過ぎにホテルでの休憩も組み込んでいます。
起きたのは朝7時。朝食を食べて少し部屋でゆっくりしたのち観光開始!
まずはホテルのあるタキ・ザルガロン近くから歩いて移動します。この時間帯でもかなり暑い・・・
15分ほどでアルク城に到着。
アルク城の外観はこんな感じ。丸みを帯びていて、ヨーロッパではあまり見られない雰囲気があります。


アルク城は古代ブハラ発祥の地に建つと言われる城で、チンギス・ハーンなどに破壊されては再建を繰り返し、現在あるのは18世紀に再建されたものです。
歴代のブハラ王の居城として使われており、内部には謁見の間なども。

なお、高台からはカラーンモスク方面が一望。午前中は逆光となってイマイチでしたが、夕方は美しい眺めが見られそうです。

なお、アルク城のすぐ隣にはブハラタワーもあります。ここからもブハラの街が一望できそうです。

歩いてすぐ近くのボロハウズ・モスクへ。18世紀以降の歴代ブハラ王の専用モスクです。
まず目に入るのがクルミの木で作られた20本の巨大な柱。

柱によっては美しい彫刻が施されています。

目立たないですが、天井の裏側も美しいです。

なお、ボロハウズ・モスクは現在もモスクとして使用されています。
このあたりでとても暑くなってきたので、木陰で水を飲みながらしばらく休憩・・・
ボロハウズ・モスクから15分ほど歩いてイスマイール・サーマーニー廟へ。
この霊廟は中央アジアに残る最古のイスラム建築で、9世紀の終わりにサーマーン朝の君主イスマイール・サーマーニー、および父や孫も埋葬された場所です。

写真では地味な印象ですが、実際に見ると細かな彫刻に驚きます!

内部から見てもとても美しいです。


モンゴルの襲来を受けた時は土に埋もれていたため破壊を逃れており、当時の美しい姿がそのまま残っています。
この周辺で見たいところは全て周れたので、5分ほど歩いた場所にある市場近くの幹線道路付近でYandex Goを使ってタクシーを呼びます。

ここから一気に街の逆方向へ移動。
エアコンの効いたタクシーでの移動はやっぱり快適。移動距離が長いときはタクシー利用がオススメです!
目的地であるチョルミナルは「4つのミナレット(塔)」という意味で、1807年に建造されました。

小さいこともあり、訪れるまではそれほど期待していなかったものの、実際に見てみると存在感あり&美しい外観で気に入りました。
塔のてっぺんにはかつてコウノトリが巣を作っていましたが、現在もコウノトリの人形が置かれています。

ここでしばらくアイスコーヒーを飲んで休憩。土産物店も数店舗あります。
歩いてラビハウズ方面に移動します。細い道の住宅街で、タクシーではなく自力で来たら多分迷っていそう。
チョルミノールは住宅街の真ん中にあり、自分で歩いていったから確実に迷いそう・・・
歩いてラビハウズ方面へ。15分ぐらいでナディール・ディヴァンベキ・メドレセに到着しました。
このメドレセは1622年建造。当時の大臣であるナディール・ディヴァンベキにより、キャラバンサライとして建造が開始されました。
しかし、王が「素晴らしいメドレセ(イスラム神学校)だ!」と言ったため、メドレセに変更されたという逸話があります。

このメドレセが珍しいのは正面の門に鳳凰が描かれていること。
イスラム教の教義では偶像崇拝が禁止されており、このように生物や人物が描かれるのは異例です。

ここでランチ。ラビハウズ近くのレストランOld Bukharaでプロフやカザンケバブなどを食べました。

かなり疲れてきたので、いったんホテルに戻ります・・・
途中でホテル近くのウルグベク・メドレセとアブドゥルアジス・ハン・メドレセも見物しました。


暑い時間帯はホテルの部屋で休憩。日差しが強く気温も高いため、思った以上に疲れます・・・
夕方17時ごろ外へ。まだ外は明るいけれど、少し涼しくなったかも?
とりあえずホテル近く近くにあるカラーンモスクへ。すぐ隣にはカラーンミナレットが建っています。


内部を少し見物したのち、歩行者専用道路でもあるハキカット通りでお土産さがし。スザニ刺繍のクッションカバーを購入しました。

そのままタキ・テルパクフルシャンを抜けてラビハウズ方面へ歩いて移動。

ラビハウズの池に面したレストランLabiHouseで夕食を食べます。池のすぐ隣に席があり、とても気持ちがよいです。

食べ終わったころには陽が落ちて気温も下がってきました。
ホテルに戻る前にカラーンモスク&カラーンミナレットへ。
ライトアップされた姿が最高にキレイ!

ホテルに戻ったのは夜20時半ごろ。見たかった場所は1日で全て見られました。
翌日は朝7時半に起き、朝食後少しゆっくりしてから街を散策。
行きたい観光地もなかったので、ラビハウズ周辺を散策しました。
観光についての注意点
服装について
夏はかなり暑いので帽子とサングラスは必須。また、スニーカーなど歩きやすい靴がオススメです。

トイレについて
各観光地にありますが、有料の場合も多かったです。
売店・レストランについて
ラビハウズ周辺やハキカット通り沿いに多くあります。
個人で訪れる or 現地発着ツアーに参加する
ブハラはコンパクトにまとまっているので個人でも周りやすいです。
ただし、いろいろな見どころを説明を聞きながら効率よく巡りたい場合は現地発着ツアーへの参加がオススメです。
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空港からの移動や、ブハラなどのウズベキスタン各地各地の見どころを効率よく巡るのは意外と大変です。
しかしツアー旅行は好きな場所に行けないし、行きたくもないお土産店に立ち寄ったりするので避けたいですよね・・・
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世界遺産への登録
ブハラの街全体が『ブハラ歴史地区』として、1993年に世界遺産(文化遺産)に登録されました。

観光のベストシーズン
春(3~5月)、または秋(9~11月)がオススメです。
僕が訪れた夏はとても暑く、日中ずっと出歩くのはキケンなので13~16時ごろはホテルで休憩したほうが良いです。
観光に必要な日数
ブハラへの往復に丸2日、日帰りでブハラを観光するとして合計丸3日かかります。
ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低2泊4日必要です。
観光を計画
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