スリランカの文化三角地帯(シーギリア・ポロンナルワ・ダンブッラ)を巡る!見どころと注意点は?



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近年注目が高まっているスリランカ。

とくにシーギリアロックは発泡酒(アサヒ・スタイルフリー)のCMでも話題になりました。

今回はシーギリアロックを含む文化三角地帯の見どころと、観光時の注意点などについてお伝えします。

※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください

【追 記】
2018/05/10
  定休日・休館日について追記

基本情報

文化三角地帯はスリランカの中部~北部にあり、スリランカ中央部のアヌラーダプラ・ポロンナルワ・キャンディの3カ所を結んだエリアを指します。

このエリア内にシーギリアやポロンナルワ・アヌラーダプラなどの多くの古代遺跡が集中しています。

 

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文化三角地帯観光をアレンジしてもらう

文化三角地帯には見どころがいっぱい。

僕が訪れた時は、見たい場所をすべて訪れる現地ツアーがなかったので、旅行会社でアレンジしてもらいました。

僕が伝えた条件は次の3つ。

  • コロンボのバンダラナイケ国際空港に迎えに来てほしい
  • ツアー完了後、キャンディのホテルに送ってほしい
  • 1泊2日でダンブッラ、シーギリアロック、ポロンナルワを巡りたい

数回のやりとりで、ばっちり希望通りのスケジュールを組んでもらえました。

 》》アレンジ旅行会社に相談する

また、あなたの希望に沿う現地発着ツアーがあれば、そちらの方が安価でいけるかも。

 

文化三角地帯ツアー:1日目(ダンブッラ・シーギリア観光)

コロンボ・バンダラナイケ国際空港に到着したのは深夜0時。

現地通貨をATMからキャッシングしたり、ベンチで本を読んだりして時間をつぶしていると、午前2時半ごろツアーガイドさんに声をかけられました。これよりツアーの開始です。

ダンブッラ

車でダンブッラへ。

道は舗装されていない場所も多く、めちゃくちゃ揺れます。・・・が、頑張って寝ます。

 

午前5時半にダンブッラ石窟寺院(Dambulla Cave Temple)に到着。

ただし7時まで中に入れないため、しばらく待ちます。車の外に出ると、何匹かの猿が楽しそうに走り回っていました。

ダンブッラ石窟寺院で見かけた猿

敷地内に入って15分ほど坂道を上ると、寺院の入口に到着。朝7時から登るのは本当にシンドイ・・・

ダンブッラの見どころは幾つかの洞窟内に描かれた壁画や仏像が見どころ。暗かったのでガイドブックの写真ほどクッキリと見えなかったのが残念です。

ダンブッラ石窟寺院内の天井が

仏像は涅槃仏や座像など、バリエーション豊か。

ダンブッラ石窟寺院内の涅槃仏 ダンブッラ石窟寺院内の座像

朝早いこともあって、どの洞窟もひっそりとしています。

入口に戻ると小学校の遠足らしき団体が。

由緒正しい場所であるはずですが、何だか建物にB級スポット感が漂います・・・

ダンブッラ石窟寺院入口にある建物

シーギリア

車で1時間ほどかけてシーギリアへ移動。

なお、移動はバスではなく普通のセダン車です。エアコンもバッチリ効いているので快適です!

文化三角地帯を巡る車

シーギリアに来た目的は、シーギリア・ロック(Sigiriya Rock)に登るため。

スリランカ・シーギリアロック遠景

・・・遠くから見ただけで、ゲッソリする高さ。なんと200メートルあります。

近づくと、さらに大きく感じます。

スリランカ・シーギリアロック遠景

登る途中にも、いくつかの見どころがあるので紹介します。

20分ほどかけて登った場所にあるのが、シーギリアレディと呼ばれる壁画。

スリランカ・シーギリアロックのシーギリアレディ スリランカ・シーギリアロックのシーギリアレディ

西暦5世紀に書かれたとは思えないほど、色が鮮やかに残っています。

つくられた当初は500体以上あったようですが、現在は18体のみ。

なお、絵を保護するためにフラッシュ撮影は禁止です。

スリランカ・シーギリアロックのシーギリアレディに関する注意事項

シーギリア・レディの近くの回廊の壁はミラー・ウォールと呼ばれています。

石灰と卵白、はちみつを混ぜたもので上塗りし、丹念に磨き上げたことにより鏡のようにツルリとした表面になりました。

しかし、残念ながら顔は映りませんでした・・・

スリランカ・シーギリアロックのミラーウォール

さらにしばらく上ると、広い場所に出ます。

この場所は座る場所もあって休憩に最適ですが、人の声や足音に触発されて蜂の大群が襲い掛かってくる場合があります。

もし飛んで来たら避難所(下記の小屋)に逃げ込んでください!

スリランカ・シーギリアロック中腹の蜂が来た時の避難所

この場所にはライオンの入口と呼ばれる場所があります。

ライオンの入口の名の通り、ライオンの足がドドーンと鎮座しています。

昔はライオンが大きく口を開けた形になっていたのでは?と言われています。現在は前足のみですが、迫力満点です。

スリランカ・シーギリアロック中腹のライオンの入口

ライオンの入口からはさらに急な階段が続きます。

・・・そして、ようやく、地上から50分かけて頂上に到着!

頂上には王宮や住居、プールの跡が残っています。

スリランカ・シーギリアロックのてっぺんの王宮跡

高台からあたりを見渡せば鬱蒼としたジャングルが広がっていて、こんなジャングルの中に、なぜ巨大な岩があるのか・・・と思わずにはいられません。

スリランカ・シーギリアロックのてっぺんからの流れ

降りる方が楽そう!と思っていましたが、実際は疲れた足に全体重が乗るのでシンドイです・・・

登りとは異なるルートを通らないといけないため、シーギリア・レディを見ることはできません。

降りるときの最大の見どころは、仏陀の玉座があるアサナ礼拝堂

スリランカ・シーギリアロックのアサナ礼拝堂

そして、見た目が蛇のコブラに似た、通称コブラ岩

スリランカ・シーギリアロックのコブラ岩

コブラ岩の下側の壁には、古代に描かれた壁画のあとがうっすらと見えます。

 

これで1日目の観光はすべて完了。宿泊するシーギリアホテルに送り届けてくれます。

シーギリアに宿泊する時は、Hotel Sigiryaがおすすめです!

もちろんサービスや客室は素晴らしいです。

スリランカのHotel Sigiryaの室内

しかし、最大のおすすめポイントはホテルからシーギリア・ロックが見えること。

スリランカのHotel Sigiryaのプールから見たシーギリヤ・ロック

夕方や朝など、さまざまなシーギリア・ロックの表情を眺めることができるのが最高です。

 

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文化三角地帯ツアー:2日目(ポロンナルワ観光)

ツアーは8時半より開始。ツアーガイドが迎えに来てくれます。

2日目は丸々ポロンナルワ遺跡群観光の予定。

ポロンナルワ遺跡群(Polonnaruwa)は10~12世紀の間にシンハラ王朝の首都があった場所。仏教都市として、とても反映していました。

広範囲に点在しているので個人で周るのは大変。・・・ですが、ツアーなら車に乗って移動できるので楽です。

 

ポロンナルワ遺跡群の見どころは数えきれないぐらいありますが、いくつか紹介します。

まずは遺跡群の中心地であるクワドラングル(Quadrangle)

クワドラングルは城壁に囲まれた四角形の場所に、11の建築物が集まっています。

ワタダーゲ(Vatadage)は仏塔で、中央に仏像が鎮座。

スリランカ・ポロンナルワのグアドラングル

ワタダーゲの四方の入口にはムーンストーンがあります。

ムーンストーンは仏教で輪廻を表しており、参拝する人はムーンストーンの上で足を洗ってから仏塔内に入ったと言われています。

スリランカ・ポロンナルワのグアドラングルのムーンストーン

キリ・ヴィハーラ(Kiri Vihara)は真っ白な仏塔です。『キリ』とは、シンハラ語で牛乳という意味を持ちます。

スリランカ・ポロンナルワのキリ・ヴィハーラ

ポロンナルワ遺跡の傑作と言われているのが、ガル・ヴィハーラ(Gal Vihara)の3体の仏像。立像・座像・涅槃像の3種類がそろい踏みです。

スリランカ・ポロンナルワのガル・ヴィハーラの立像 スリランカ・ポロンナルワのガル・ヴィハーラの座像 スリランカ・ポロンナルワのガル・ヴィハーラの涅槃仏

ポロンナルワ周辺を観光していると、野生動物の多さに驚きます。なかでも猿がイッパイ!

さまざまな種類の猿が、人間を気にする様子もなく、のんきに集まっています。

スリランカ・ポロンナルワに住む猿の大群 スリランカ・ポロンナルワに住む毛づくろいする猿の親子

ハスの池(Lotus Pond)はハスの花の形をした、僧侶のための沐浴場でした。

スリランカ・ポロンナルワのハスの池

このほかにも、ポロンナルワには数えきれない遺跡があります。

 

ポロンナルワ遺跡群を一通り見終わったのは12時半。ようやく昼食です。

昼食はキャンディへ向かう途中にあるレストランJaga Food

食事はビュッフェ形式のように、好きな種類のカレーや副菜を食べることができます。数十種類あるので、何を食べようか迷います。

スリランカのレストランjada foodのビュッフェ スリランカのレストランjada foodで食べたあげた魚

僕が好きなのは、カレーの付け合わせとして食されるパパダン(papadam)という名の塩せんべい。カレーよりもこればっかり食べてました。

スリランカのレストランjada foodで食べたカレー&パパダン

店長?の子供も天使のような可愛さ。

スリランカのレストランで見かけた天使のような子供

店員さんも愛想がよく、帰るときに何故かバナナを房ごとくれました。

 

その後、当初の予定には無かったスパイス・ガーデンにも立ち寄ってくれました。

スパイス・ガーデンでのスパイスの作り方講座

おまけで立ち寄ってくれたので、何か買わされそう・・・と思いましたが、それほど押しは強くなく何も買わなくても問題ありませんでした。

その後、キャンディのホテルへ送り届けてもらえました。到着したのは午後18時半ごろです。

 

観光についての注意点

定休日・休館日について

どの場所も定休日・休館日はありません。

写真撮影について

写真撮影がNGのところがあるので、撮影前に確認してください。

場所によっては写真撮影はOKでも、フラッシュのみNGの場所もあります。

また、撮影時に仏像に背を向けるのはNGとされています。

服装について

ポロンナルワやシーギリアでは歩き回ることになるので、歩きやすいスニーカーが必須!

とくにシーギリアでは階段ばかりなので、スニーカーでないと登るのは不可能です。

ただし、ポロンナルワの神聖な領域(ムーンストーン内部)では、裸足で入る必要があるので、脱ぎやすい靴がオススメ。

シーギリアは中腹で蜂が飛び交っているスポットがあります。最低でもくるぶし丈のパンツを履かないと危ないです。

また、ポロンナルワやシーギリアでは日差しが強くても、日陰となる場所がほとんどないので帽子が必須です。

寺院内部では脱帽する必要があります
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トイレについて

ダンブッラ・シーギリア・ポロンナルワそれぞれの場所にありますが、それほど数が多くありません。

売店について

水や軽食を売っている屋台はいましたが、それほど多くなく、品ぞろえも良くありませんでした。

 

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現地ツアーが便利

広範囲に点在しているので、個人では周りにくいです。

現地ツアーを利用すると、楽に観光することが出来ます。

 

スリランカ旅行をオーダーメイド

文化三角地帯をはじめ、スリランカ各地の見どころを効率よく巡る方法を考えるのは大変・・・

しかし、ツアー旅行はお土産屋や行きたくない観光地を組み込まれることがあるのでイヤ、という方も多いのでは?

そんな場合は服をオーダーメイドするように、あなたの希望と予算を伝えて旅を組み立ててもらってはいかがでしょうか?

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たとえば『タウンライフ旅さがし』なら無料見積もりが可能です。

観光についての不明点を事前に相談をしたり、現地に着いてから困りごとがあっても、サポートデスクが設置されているので難なく解決できますよ。

 

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観光に便利なアイテム

海外旅行での問題はやっぱり言葉。英語なら何となく理解できても、スリランカの公用語であるシンハラ語は難しいですよね・・・

あなたがシンハラ語を話せなくても、翻訳できるアイテムがあれば安心。

ポケトークなら世界中の言葉に対応しており、話しかけるだけで的確に翻訳してくれます!

 

世界遺産への登録

文化三角地帯の中にある遺跡・都市のうち、世界遺産に登録されているのは次の5つです。

  • 『聖地アヌラーダプラ』   (1982年に登録)
  • 『古都ポロンナルワ』    (1982年に登録)
  • 『古都シーギリヤ 』    (1982年に登録)
  • 『聖地キャンディ』     (1988年に登録)
  • 『ダンブッラの黄金寺院』  (1991年に登録)

すべて文化遺産として登録されています。

 

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観光のベストシーズン

1~3月あたりがオススメです。

気温は年間を通してほとんど変わりませんが、4~12月は雨期と重なり雨の日が多め。

ただし、僕は9月に訪れましたが1度も雨は降りませんでした。

 

観光に必要な日数

コロンボへの往復に丸2日、1泊2日で文化三角地帯を周遊するとして合計丸4日かかります。

ただし飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低4泊5日必要です。

 

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観光を計画

文化三角地帯を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。

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