夏になると毎年信じられないぐらいの暑さでイヤになりますよね・・・あまりの暑さに家にこもりがちですが、せっかくなら涼しい場所へ避暑へ行きましょう!
僕も7月後半に長野県の上高地を訪れました。ふだん山に行くことはあまりないですが、ほかの観光地と異なるルールも多かったです。
今回は上高地のなかでも初心者ルートと言われる大正池から河童橋の見どころや上高地までの行き方、観光する時の注意点についてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
基本情報
上高地(かみこうち)は長野県松本市にある山岳景勝地で、国の文化財にも指定されています。
標高は1,500メートルで、美しい自然のみならず高地でしか見られない植物も見どころ。
なお、神の降りたつ地という意味から『神降地(かみこうち)』とも呼ばれています。
上高地への行き方
上高地に行く主な方法は車かバス。
ただし自家用車は上高地まで乗り入れることができないので、沢渡(さわんど)周辺の駐車場に停める必要があります。
僕も車で訪れたので、その時の様子をお伝えします!
僕は名古屋から訪れましたが、小黒川ICで降りて下道で「さわんどバスターミナル」まで行きました。
さわんどバスターミナルには約2,000台停められる駐車場が併設されているので便利です
さわんどには他にも駐車場がありますが、往路便はここが始発となるので、座りたい場合は絶対さわんど駐車場から座りましょう!
バスターミナルで上高地行きのバスに乗ります。
往復2,800円で、だいたい30分に1本(繁忙期は臨時便あり)発着しています。
上高地では大正池、帝国ホテル前、上高地バスターミナルの3カ所に停まります。
宿泊する場合は帝国ホテル前や上高地バスターミナルまで行くのが便利ですが、日帰りであれば大正池前のバス停で降りるのがオススメです!
復路は上高地バスターミナルからバスに乗るのがオススメ。
繁忙期の場合、途中の帝国ホテル前や大正池前からだと座れないことも多いです・・・
公共交通機関で訪れる場合はJR松本駅まで行き、駅前にある松本バスターミナルから上高地に行くことが可能です。
また、他の場所と合わせて巡りたい場合はレンタカー利用が便利です!
上高地の見どころ
それでは僕が実際に散策した順に、上高地の見どころを紹介します!
出発地点は大正池。ここにさわんどバスターミナルからのシャトルバスが停車します。
到着したのはちょうど昼だったので、まずは腹ごしらえ。
そしてレストランの目の前にある大正池に行きます。
立ち枯れの木が点在する池も幻想的で美しいですが、ここからは焼岳や穂高連峰も見られます!
大正池に沿って上高地自然研究路が続きます。
遊歩道となっており、ここからは季節ごとに様々な植物を見られます。
僕が訪れた7月末ごろはカラマツソウがたくさん咲いていました。
道なりに1キロほど歩くと、田代湿原に出ます。
田代湿原はサギスゲやノアザミなどの美しい花や植物が見られますが、穂高連峰も美しいです!
田代湿原を右手に進むと、突き当りにあるのが田代池。
六百山などからの伏流水が湧き出した池で、浅い水面では鴨などの野鳥が見られることも。
さらに1キロほど歩くと木製の田代橋があります。
近くにはトイレやベンチもあり、休憩にピッタリ。僕もここで10分ぐらい休憩しました。
橋の上からは梓川(あずさがわ)と穂高連峰のコラボレーションを見られる人気のビュースポットです!
田代橋を渡って進むと鳥居と小さな祠があります。ここは山の神(大山祇神)を祀っている大山神社で、毎年6月17日に安全を祈願した神事が行われているそうです。
大山神社から少し進んだところにあるのが「日本近代登山の父」と呼ばれるウォルター・ウェストンを称えるためのウェストン碑があります。
僕が訪れた時は大山神社からウェストン碑にかけて野猿の大群に出会いました。
親子猿もおり、枝にぶら下がって遊んでいるカワイイ姿に思わずニッコリ。
ウェストン碑から河童橋までは約1キロメートル。ずっと林道が続いていますが、右手の梓川越しに六百山と霞沢岳が見渡せるので見逃さないようにしましょう。
そして大勢の人だかりが見えたら、そこが河童橋です。
河童橋周辺はホテルやレストラン、お土産屋が密集していて歩いているだけでも楽しいです。
橋を渡る途中に北を見ると、そこには梓川越しに穂高連峰がそびえたっています!
僕がおとずれたときは曇っていましたが、晴れたらさらに美しい風景が楽しめます。
復路の起点である上高地バスターミナルまでは河童橋から歩いて約500メートル。
バスターミナルにもお土産屋やレストラン、観光センターもあるので情報収集にもピッタリです。
観光についての注意点
全般
上高地&さわんどバスターミナルは生態系保護のため、ゴミを捨てることが禁止されています。
ゴミ箱も設置されていないので、ペットボトルや食べ物の袋などはすべて持ち帰りましょう。
また、熊にも注意。
僕が訪れた時も目撃情報が多く掲示されていました。
いたるところにクマよけのベルも設置されています。
定休日・営業時間について
上高地へ行くためのシャトルバス、およびホテルは冬季(11月中旬~4月中旬)休業します。
所要時間について
今回紹介したコースであれば半日あれば大丈夫です。
僕の場合、朝11時ごろさわんどバスターミナルに到着、大正池までシャトルバスで移動→昼食→歩いて河童橋→さわんどバスターミナルまで戻った時点でだいたい夕方16時ぐらいでした。
服装について
下は舗装されている場所もありますが、こんな感じの滑りやすい板の上を歩かなければいけない時もあるのでスニーカーなど滑りやすい靴が必須。
また、急に冷えてくるときもあるので羽織れる上着(できれば撥水性のある服)があると体温調整しやすいです。
真夏だと日差しがキツイ日もあるので、帽子があるとより良いですよ。

トイレについて
トイレは大正池前のホテル内、田代橋周辺、河童橋周辺、上高地バスターミナル付近にあります。
上高地バスターミナル付近を中心にチップ制(1回100円)の場所も多いので事前に準備しておきましょう。
売店・レストランについて
売店やレストランは河童橋周辺に多く密集しています。大正池前にもレストランやお土産コーナーはありますが、選択肢は少なめです。
おすすめの料理は山賊焼き!
鶏モモ肉をカリッと揚げた料理で、提供している店も多いです。
また、リンゴのソフトクリームやりんごパイなど、スイーツも充実しています。
個人で訪れる or 現地ツアーに参加する
上高地はマイカーがあれば個人でも訪れやすいです。
しかし、車が無い&ほかの場所も含めて効率的にめぐりたい場合は各都市発着のツアー参加が便利です。
観光に便利なアイテム
山の天気はとても変わりやすいため、折り畳み傘やレインコートを持っていると安心。
僕が訪れた翌日も降水確率10パーセントだったにも関わらず、かなり強い雨が降っていました。
世界遺産への登録
残念ながら上高地は世界遺産に登録されていません。

観光のベストシーズン
梅雨明けから紅葉を楽しめる秋(7月末~10月)がオススメです!
冬期(11月中旬~4月中旬)は車両通行止めとなるので、本格的に登山する人でなければ避けたほうが良いです。
観光に必要な日数
今回紹介したルートであれば半日あれば見て回れます。しかし、歩き疲れたなか長時間運転して帰るのは大変・・・
できれば周辺の都市(白骨温泉などの温泉地も多いです)でゆっくり1泊してから帰るのがオススメです。
観光を計画
上高地を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
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