ウズベキスタンのヒヴァは城壁に囲まれた都市であり、シルクロードの雰囲気を感じさせてくれる都市です。
ウズベキスタン旅行を計画したときに奥さんが必ず行きたい都市として挙げたので、それをもとにスケジュールを検討しました。
そのとき迷ったのが、6泊8日のうちヒヴァ観光に何日滞在するか。本来なら宿泊してライトアップされた街並みを楽しみたかったですが、サマルカンドをしっかり見たいのでヒヴァは日帰りとなってしまいました・・・
今回は僕が日帰りで周ったルートと、ヒヴァを観光するうえでの注意点についてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
基本情報
ヒヴァ(Khiva)はウズベキスタンの西方にあり、キジルクム砂漠とカラクム砂漠の間にあるオアシス都市です。
街の歴史は古く、紀元前1世紀ごろには街の基礎が作られていました。
19世紀には全長6キロメートルにもおよぶ外壁デシャンカラで囲われ、さらにその内側に全長2.2キロメートルのイチャンカラで囲われています。
イチャンカラは現在も残されており、この内側に多くの見どころが集まっています。
ウズベキスタン旅行のうち、ヒヴァ滞在は半日
2025年8月、ウズベキスタンを周遊する旅行をしました。
それぞれの街を何日観光するか検討した結果、ヒヴァ滞在にあてられたのは半日ちょっと。到着と出発時間は以下のとおりです。
16:25 ヒヴァ駅からブハラに向けて出発
ヒヴァを半日で観光する
到着が定刻より30分遅れ、ウルゲンチ空港に着いたのは朝9時。意外と空港も小さめでした。

市内までは事前に旅行会社に依頼していた送迎車でヒヴァ中心部まで移動します。
約1時間かけてヒヴァの中心部・イチャンカラに到着。事前にスーツケースをどこかに預けてたいと旅行会社にお願いしており、話を通してくれていたホテルに荷物を預けます。
イチャンカラの外壁は高さ8~10メートルもあります!

イチャンカラへの入場は四方にある門から入れますが、今回は西門(オタ・ダルヴォザ)から入ります。

イチャンカラを地図で見るとこんな感じ。周囲をぐるっと壁で囲まれています。

入場すると、まず目に入るのがヒヴァの象徴ともいえるカルタミノル!

青色のモザイクタイルで覆われた美しいミナレット(塔)で、高さは26メートルあります。
着工された1852年時点では高さ109メートルになる予定でしたが、君主のムハンマド・アミン・ハンが1855年に無くなり、工事も中断されてしまいました。
足元にはチャイハナの様子と思われるオブジェもあります。

カルタミノルの近くは土産物店が立ち並び、きれいな街並みと相まって雰囲気が良いです。ラクダもいます!

続いてムハンマド・ラヒム・ハン・メドレセへ。1876年に建設されたイスラム神学校(メドレセ)です。
まず外観の美しさにビックリ。


この日がウズベキスタン旅行の実質初日(前日はホテルで寝るだけ)なので、ウズベキスタンの建築の美しさも初体験でした。
内部は民族博物館として使われており、民族衣装や装飾品なども展示されています。

めちゃめちゃ暑いヒヴァですが、建物内部はエアコンがついているので、とても快適でした。
続いてジュマモスクへ。ここは僕がひそかにヒヴァで一番楽しみにしていた場所です。
モスクが建てられたのは10世紀ごろ。その後なんども修復が重ねられ、18世紀末に現在の姿となりました。
内部の礼拝所には213本の柱が並んでいる光景は圧巻です!

柱の彫刻も一本一本異なり、見ごたえがあります。

ここで昼食。レストランTeahouse MirzaBoshiでプロフやアチクチュチュク(トマトサラダ)などを食べました。

レストランの近くにはイスラーム・ホジャ・ミナレットがあります。
1910年に建てられた高さ45メートルの巨大なミナレットで、シマシマの模様がオシャレ。

あとはイチャンカラ内を散策。どこを見ても絵になります!


暑さが限界となってきたので、レストランTerrassaで休憩します。

3階席からはヒヴァの街が一望。
城壁に登ったりミナレットに登ったりせずとも、美しい景色を楽しめるのでオススメです!

ほかに見たい場所がない&暑すぎるので、時間まで冷たいコーヒーを飲みながらゆっくり。
あとは荷物をピックアップして、ヒヴァ駅まで送迎してもらいます。

計画段階では「半日で足りるかな?」と思いましたが、街がコンパクトなこともあって十分に観光できました。
もっと時間があればヒヴァに一泊して、涼しい夕方や夜にライトアップされた街並みを楽しみたかったです。
観光についての注意点
服装について
ヒヴァはウズベキスタンの中でも最も暑い場所。後に訪れたサマルカンドと比べると、体感で5度以上は高い印象でした。
夏は日差しも強いので帽子とサングラスは必須。また、塔や城壁に登る場合はスニーカーなど歩きやすい靴がオススメです。

トイレについて
各所にありますが、有料の場合も多かったです。
売店・レストランについて
カルタミノル周辺に売店や土産物店、レストランがたくさんありました。
個人で訪れる or 現地発着ツアーに参加する
ヒヴァはコンパクトにまとまっているので個人でも周りやすいです。
ただし、いろいろな見どころを説明を聞きながら効率よく巡りたい場合は現地発着ツアーへの参加がオススメです。
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世界遺産への登録
ヒヴァの街全体が『イチャン・カラ』として、1990年に世界遺産(文化遺産)に登録されました。

観光のベストシーズン
春(3~5月)、または秋(9~11月)がオススメです。
僕が訪れた夏はウズベキスタンも暑い時期。特にウズベキスタンは西に行くほど暑くなります・・・
日中ずっと出歩くのはキケンなので、可能であれば13~16時ごろはホテルで休憩するのがオススメ。
僕のように日帰りで訪れる場合は、カフェで休憩しながら観光しましょう。
観光に必要な日数
ヒヴァへの往復に丸2日、日帰りでブハラを観光するとして合計丸3日かかります。
ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低2泊4日必要です。
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