トプカプ宮殿でオスマン帝国の栄華を感じる!見どころや注意点を紹介!!



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15世紀から17世紀中ごろにかけて、ヨーロッパで強大な勢力を持っていたオスマン帝国。

強大な権力を持っていたオスマン帝国の支配者の居城として建設されたのが、トプカプ宮殿です!

内部はオスマン帝国の権力の強さを感じられる建物や宝物がいっぱい。

今回はトプカプ宮殿の見どころや、観光する際の注意点などについてお伝えします。

※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください

基本情報

トプカプ宮殿が完成したのは西暦1453年ごろ。イスタンブールを陥落させたメフメット2世の命令により造られました。

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オスマン帝国の君主が住むために造られた宮殿で、以後400年ものあいだ政治や文化の中心地。

宮殿が造られたのはマルマラ海やボスポラス海峡、金角湾に囲まれた場所。内部の面積は70万平方メートルもあり、宮殿自体が一つの街になっていました。

トプカプとは『大砲(トプ)』『門(カプ)』という意味。この地に大砲が設置されていたため『大砲の門の宮殿』と呼ばれるようになりました。

完成後も、その時代のスルタン(君主)の命令によって、当時の建築様式に従って増改築を行い現在の姿に。

 

17世紀中ごろ、オスマン帝国の衰退後も宮殿は依然として宮廷として使われましたが、1853年にドルマバフチェ宮殿に宮廷が移ってからは放置され、荒廃しました。

しかし、1924年になるとトルコ共和国がトプカプ宮殿を博物館として整備、修復して一般の人々にも開放されました。

 

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見どころ

宮殿の敷地内に入ると、まず目に入るのが皇帝の門

そこを抜けて第1庭園を過ぎると送迎門があります。

トルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿

送迎門をくぐると第2庭園が広がっており、第3庭園との境にあるのが幸福の門

先ほどの送迎門とは、また異なった雰囲気です。

トルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿の幸福の門
トルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿の幸福の門

おもな見どころは第2庭園と第3庭園に面しているので、いくつか紹介します!

 

まずは奥の第3庭園に面した場所から。

第3庭園の南側にあるのが宝物館です。

宝物館には展示品として財宝や衣装が飾られており、最大の見どころは『スプーン屋のダイヤモンド』と呼ばれる巨大なダイヤモンド。

ダイヤモンド自体も86カラットもある巨大さですが、さらに49個のダイヤモンドで周囲を囲んでいます。

もし買うとしたら、何億円ぐらいするのでしょうか・・・

変わった名前の由来は、ダイヤの原石を拾った漁師が市場で3本のスプーンと交換したためと言われています

なお、写真撮影禁止なので写真はありません。

 

第2庭園の北にあるのが、トプカプ宮殿最大の見どころであるハレム。

ハーレムとも呼び、支配者が多くの女性をはべらせる場所です

ハレム内を順に紹介します。

入口は意外とこぢんまり。

トルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿のハレムの入口

同じトプカプ宮殿内にある、こちらの入口の方がハレムの入口のイメージにピッタリです。

トルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿のハレムの扉

内部に入ると、巨大かつ豪華な鏡。ここで身なりを整えていたのでしょうか?

トルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿のハレム

こちらは母后の部屋

トルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿のハレム(母后の部屋)

天井の装飾もキレイ!

トルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿のハレム(母后の部屋のシャンデリア)

こちらが中心部のスルタンの大広間。イズニックタイルによる装飾が美しいです。

トルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿のハレム(スルタンの大広間)

こちらはカフェス(鳥かご)と呼ばれる部屋。

カフェスは王位についていない(=出世争いに敗れた)王子たちが軟禁された場所です。これでも十分豪華ですね・・・

トルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿のハレム(カフェスのシャンデリア)
トルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿のハレム(カフェス)

もちろんトイレもあります。質素ですが蛇口は金色です。

トルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿のハレムのトイレ

ハレムには王族の部屋だけではなく、女奴隷の部屋と呼ばれる場所もあります。

トルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿のハレム(女奴隷の部屋)

ハレム内には中庭もあります。そこに面するのは愛妾のテラスと呼ばれる場所。

トルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿のハレム(愛妾のテラス)

ハレム内には100人以上の女性がとらわれていましたが、女性が外界に触れることができる唯一の場所でした。

 

行き方

トプカプ宮殿のある、スルタンアフメット地区周辺にはメトロは運行していません。

その代わりトラム(路面電車)が走っており、ギュルハーネ駅(Gulhane)で降りれば目の前です。

イスタンブールの見どころであるアヤソフィアや、スルタンアフメト・モスク(ブルーモスク)もすぐ近くです。

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観光についての注意点

入場チケットについて

入場チケットは第一庭園の右奥、送迎門の南側で売られています。

ここで購入できるのはトプカプ宮殿の入場チケットのみで、ハレム部分は宮殿内部であらためて購入する必要があります。

定休日・営業時間について

定休日は火曜です。

営業時間は朝9:30~夕方16:00。ただしハレムのみ朝9:30~昼15:30です。

所要時間について

宮殿内部は見どころがとても多いので、ひと通り見るのに2~3時間かかります。

写真撮影について

内部は基本的に写真撮影OKですが、宝物館は撮影NGでした。

服装について

内部はとても広いので、歩きやすいスニーカーがオススメです。

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トイレについて

内部に数カ所あったと思います。

売店・レストランについて

宮殿入口にミュージアムショップがあります。

また、内部には宮廷料理を食べられるレストランがあり、テラスからはボスポラス海峡がバッチリ見えます!

 

個人で訪れる or 現地ツアーに参加する

トプカプ宮殿はイスタンブール市内中心部にあるので、個人でも行きやすいです。

しかし、ほかの観光地と併せて効率的に観光したい場合や、日本語ガイドによる説明を聞きたい場合は現地ツアーへの参加がオススメです。

 》》トプカプ宮殿を訪れる現地発着ツアーを予約する

 

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世界遺産への登録

1985年に『イスタンブールの歴史地区』の構成資産のひとつとして、世界遺産(文化遺産)に登録されました。

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観光のベストシーズン

春から秋にかけて(4月~9月)がオススメ。

この期間であれば気温が30℃を超えることが少なく、雨もあまり降らないので過ごしやすいです。

冬は曇りの日が多く、平均気温も東京と比べても低め。

ただし、僕がイスタンブールを訪れた時は半そででも大丈夫なぐらい暖かい日がありました。

 

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観光に必要な日数

イスタンブールへの往復に丸2日、日帰りでトプカプ宮殿に行くとして合計2.5日かかります。

ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低2泊4日必要です。

 

観光を計画

トプカプ宮殿を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。

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