海外旅行中は移動の連続。
パックツアーなら旅行会社が全て手配してくれますが、個人旅行では自由な反面、すべての手配は自分で行う必要があります。
今回は移動する場面、および移動手段ごとの注意点を紹介します!
空港⇔市内の移動
都市によって可能な移動手段は異なります。例として次の方法があります。
- タクシー
- エアポートバス
- 路線バス
- 鉄道
路線バスは旅慣れた人なら問題ありませんが、海外旅行経験が豊富ではない場合、日本と比べて路線が分かりにくいのでおすすめできません。
その他では、費用としてはエアポートバスや鉄道が安価でおすすめですが、難点はホテルに直接行ってくれるわけではなく、 ある程度の距離を重い荷物を持って移動する必要があること。
タクシーならホテル前まで送ってくれますが、費用的に高くなりがち。
どの交通機関にするかは、利便性と費用の安さのどちらを優先するかによって異なります。
タクシーに乗る場合は、かならず正規タクシーを選択してください。
空港内のタクシースタンドで申し込めば大丈夫ですが、申し込まずに建物外に出ると新興国では特に「Taxi !」と声を掛けられます。その場合、ほぼ白タクと呼ばれる未認可タクシーです。
現地到着が深夜、または早朝となる場合はバスや列車は動いていない場合が多く、タクシーも割高になることが多くなるので、日本で事前に送迎サービスに申し込んでおきましょう。
送迎サービスにお願いした場合、荷物をピックアップした後に一般エリアに出ると、担当者が名前を書いたプレートを持って待っています。
もし見つけたら「Hi !」や「I’m TARO!」など、何でも良いので声をかけてください。
市内から空港に行く場合は、基本的に空港から市内へ移動した場合の逆ですが、タクシーを利用する場合はホテルで呼んでもらうのが確実。
フロントでチェックアウトしたタイミングや荷物を受け取った時に「please call a taxi(タクシー呼んで!)」と伝えれば呼んでもらえます。
市内の移動
基本的な移動手段としては、タクシーと路線バスがあります。
タクシーの場合はだいたいメーター式ですが、 運転手によってはメーターを使わずに目的地に向かい、 目的地に到着してから法外な料金を請求する場合があります。
もし使用している形跡がなければ、「メーター!メーター!」と注意喚起してください。
注意点としては、運賃を高くするために遠回りをする事があるので「おかしいな?」と感じたら、ガイドブックを見たり地図アプリをみて確認しましょう。見ることが抑止につながります。
乗車時に良くない態度をとられたり、降車時に明らかに高い料金を請求された場合はライセンスや車のナンバーを写真撮影してください。
撮影することにより、会社への通報を恐れて態度を改めたり、返金してくれる場合があります。
独自の交通手段
東南アジアを中心として、トゥクトゥク(またはオートリキシャ)と呼ばれる三輪バイクが使われています。
トゥクトゥクは現地の人も足代わりにするほど安価ですが、 観光客相手だと割高な料金を請求してくる場合も多いので、乗る前にしっかりと交渉してください。
ただし現地人と同じ料金水準というのは 難しいので、ある程度安くなったと思ったら手を打ちましょう。物価の違いもありますので1.5倍程度なら許容範囲です。
だいたいの相場は、事前にガイドブックやインターネットで確認してください。
そのほかでは、渡し舟が風情を感じられるのでおすすめです。有名なのはバンコクのチャオプラヤー川の渡し舟。料金も非常に安価ですよ。
他都市への移動
近隣都市を訪れる場合はバスや鉄道が基本。
チケットはバス乗り場や駅での購入が基本ですが、現地語に自信がない場合は前もって紙に行き先と時間を書いておき、それを売り場で見せれば大丈夫です。
距離によっては飛行機も選択肢に入ります。
ただし空港までの移動時間+搭乗手続きに時間がかかるため、電車やバスで3時間程度で到着するぐらいの距離であれば、飛行機より短時間で到着できる場合が多いです。
白タクには注意
特に新興国には白タクと呼ばれる未認可タクシーが多く走っており、観光地に限らずホテルや空港にも多く存在しています。
特徴としては次のことが挙げられます。
- 割高な料金を請求されることがある(法外な料金を請求されることも)
- 安全面で不安がある(とくに女性の場合は危険)
また、白タクに乗らないようにするには、次のことに注意してください。
- ホテルやレストラン、空港のタクシースタンドで呼んでもらう
- 車体にタクシー会社名が書かれているか確認する
- 車内にライセンスが提示してあるか確認する
もし出発まで時間が迫っている、などの理由で白タクに乗ることを選択した場合、出発前にしっかりと現地までの料金交渉を行いましょう。
まとめ
交通手段をうまく使うことができれば効率よく、安全に観光できます。
ガイドブックにも詳しく掲載されているので、旅行前にじっくりと見ておきましょう!