EU(欧州連合)により、2025年10月から新たにEES(入出域システム)の運用が段階的に開始されるとの発表がありました。
このシステムはヨーロッパへ旅行する日本人にも影響あり。
今回はEESの詳細および導入のメリット、こちらも新たに導入されるETIASとの違いなどについてお伝えします。
EES(入出域システム)とは?
EES(Entry/Exit System:入出域システム)はヨーロッパのシェンゲン協定に加入した加盟国に短期滞在(90日以内)する際、情報を登録するためのシステムです。
対象となるのはEU(欧州連合)やシェンゲン協定加盟国の国籍を保持していない人すべてで、日本に住んでいる人も対象です。
事前の準備は不要で、入国審査の前に以下の情報etcを端末で登録します。
・出入域の場所、日時
・顔写真、指紋
・入国拒否履歴
登録した情報は3年間保存され、その間は新たにEESの情報を登録することなく入国審査を受けられます。
シェンゲン協定加盟国はこちらをご覧ください。

EES導入のメリット
EES導入により、次のようなことが期待されています。
1.入域/出域審査の効率化
いままでは空港での入国時に、入国審査官によるパスポートチェック、口頭によるチェックが行われていましたが、必要な情報を登録することにより審査にかかる時間が短縮されます。
EES完全導入により、パスポートへのスタンプ押印も無くなる予定です。
2.シェンゲン圏の安全性向上
EESにより得た情報をもとに国境警備隊などと連携することにより重大犯罪やテロを防止、また不法移民の流入が阻止されシェンゲン協定国内の安全性が向上します。
ETIASとの違いは?
ヨーロッパへの入域の際、2026年ごろより新たに導入されるシステムとしてETIAS(欧州渡航情報認証制度)があります。
EESとETIASの違いは、ざっくり説明すると次のとおり。
ETIASについての詳細は、こちらをご覧ください。

EESとETIASが両方とも導入されることにより、ヨーロッパ域内は渡航前~滞在中~出国後に渡って完全なトラッキング体制を構築され、安全性の大幅な向上が期待できます。
まとめ
EESと同じような仕組みは近年世界中で行われており、今後も入国審査官によるチェックに置き換わってくると考えられます。
ヨーロッパ旅行時にひと手間増えるのは面倒と思うかもしれませんが、安全性の向上、および入出力審査の簡略化が期待できるので日本人旅行者にもメリット大です!


