マレーシアのクアラルンプールでは世界各国のおいしい料理が食べられますが、安くておいしい料理を食べたいならアロー通りの屋台街がイチバン。
僕もクアラルンプールを訪れた時に4日連続で行きました。
今回は僕が訪れた店で食べた料理や、役立つ情報についてお伝えします。
※現在の料金や閉店、移転については公式サイト等で最新情報をご確認ください
アロー通りの屋台街とは
マレーシア最大の都市・クアラルンプールの中心部はブキッビンタン(Bukit Bintang)と呼ばれる地区ですが、ここにアロー通り(Jalan Alor)があります。
アロー通りは全長200メートルほどですが、道の両側にレストランや屋台が立ち並んでおり、安く食事をしたい場合にピッタリです!
料理もさまざまでマレー料理はもちろん、中国料理やタイ料理の店、デザートを売っている屋台も。
ほとんどの店が夕方(17:00~)より開店し、深夜まで営業しています。
料金はどの店もお手頃価格の料理が多く、ドリンク+ご飯類 or 麺類+おかず1~2品でも1,000円前後でOK。
ご飯類やおかずは、だいたい小盛~大盛まで3~4段階に分かれているので、小盛を頼めばひとりで訪れても何品も楽しめます。
僕が訪れた店
龍記為食街
龍記為食街(Restoran Dragon View / Loong Kee)は、アロー通りのもっとも東側(Changkat Bukit Bintang側)にあるレストランで、マレー料理や中華料理を提供しています。
特にお粥が有名で、メニューも豊富。
しかし、僕はお粥の気分では無かったので食べませんでした・・・・
僕が注文したのはサテーと卵チャーハン、スイカジュースの3品。
サテー(Satay)はマレー風の串焼きのことで、ピーナッツ風味のソースをつけて食べます。
最初は「ピーナッツ味のソースと合うのかな・・・」と思いましたが、意外と?ピッタリ。
なお、肉は鶏・牛・豚・羊の4種類があり、1本ずつの注文が可能。どの肉でも、1本あたり2リンギット(約60円)です。
また、卵チャーハン(小盛)もパラパラでおいしく、スイカジュースもスイカ感バッチリ。
料金は6パーセントのサービス料を含めて、25.45リンギット(約750円)でした。
定休日 :なし
営業時間:24時間
クチコミ:トリップアドバイザー
鑫記
鑫記(Xin Ji Kitchen)は『金』が3つ重なった漢字が特徴的。
場所は龍記のすぐ隣で、マレー料理や中華料理を提供しています。
注文したのは海鮮粥と蒸したザル貝、ハネジューのジュースの3品。コカ・コーラも追加で注文しました。
海鮮粥は見ため質素ですが、中にエビやイカなどのシーフードがどっさり入っています。また、テーブル上のフライドガーリックやネギなどを自由にトッピング可能。
味もおいしく、量もタップリです。
そして蒸したザル貝(鮮蛤:COCKLES)。小盛~大盛まで量を選べますが、僕は小盛を注文しました。
しかし、持ってこられたときに想像以上の多さに「サイズを間違ったか!?」と思わず勘違いするほど(これが小盛でした)。
数えてはいませんが、おそらく50個ぐらいありそう。
つまようじが付いているので、これで貝を取り出してソースを付けて食べます。
このソースがかなり辛い!
また、はじめの頃はおいしかったけれど、だんだんと冷めてきた&味に飽きてきたので2人で小盛(Sサイズ)ぐらいでちょうど良いかも。
ソースの辛さは海鮮粥とハネジューのジュース(蜜瓜汁)で中和。本当に辛かったです・・・
料金は4品で40.60リンギット(約1,200円)でした。
定休日 :?
営業時間:?
クチコミ:トリップアドバイザー
慧玲美味食館
慧玲美味食館(Restoran Yenn)は龍記から50メートルほど進んだ場所にあるレストランで、マレー料理や中国料理を提供しています。
僕が訪れたのはクアラルンプール到着後すぐで、時間は夜22時を過ぎたぐらい。
かなり強めの雨が降っていたものの、アロー通りには多くの人がいました。
夕方16時ごろに機内食を食べていたので、注文したのは海鮮ヌードルとスターフルーツジュースの2品のみ。
海鮮ヌードルは細麺、スープも優しい味わいで、疲れた体にはピッタリです!
アサリやエビからダシが出て、とてもおいしかったです。
スターフルーツジュース(杨桃)は初めて注文したので味が心配でしたが、甘くて飲みやすかったです。
料金は2品で約20リンギット(約600円)でした。
定休日 :?
営業時間:?
※Googleマップで見ると、龍記や鑫記の反対側っぽいですが、実際は同じ側です
黃亞華小食店
黃亞華小食店(Wong Ah Wah Chicken Wing / W.A.W Restaurant)は、アロー通りの中では龍記と並ぶ有名店。
場所はアロー通りの最も西(龍記から最も遠い場所)にあります。
とても人気があり、他の店の3店舗分の面積。夜遅くまで混雑しており、空いた席を見つけるのも大変でした・・・
有名な理由のひとつは店の看板にあります。
夢の国のネズミっぽいですね・・・権利関連は大丈夫なのでしょうか?
このため、通称『偽ミッキーの店』とも言われています。
店名にも入っている通りチキンウィングという料理が有名ですが、そのほかマレー料理や中華料理も多く扱っています。
僕が注文したのはチキンウィングとイカの揚げ物、ホッケンミー、スイカジュースの4品。
イカの揚げ物はサクッとした口当たりで、カレー風味なので食欲が増します!
ホッケンミー(福建麺:Hokkien mee)はマレーシア風焼きそばです。
見た目では「ソースの色が濃くて辛いんじゃない?」と思うかもしれませんが、辛さは控えめ。麺もモチモチしておいしいです。
そして、店名にもなっているチキン・ウィング(黃亞華招牌燒雞翅)。
レストランを訪れた人の大部分が注文すると言われるほどの人気で、手羽先・手羽元にタレを付けて炭火で焼いた料理です。
メニューには2種類書かれていましたが、いまいち違いがわかりません・・・
注文は2本からなので、適当に指さして2本注文しました。そして来たのがこちら。
手羽元と手羽先がワンセットになっていました。
さっそく食べてみますが、ほんのりと温かく(=焼きたてではない)、味もそれなりといったところ。
そのまましばらく食べすすめましたが、残り1切れになってタレがついていたことを思い出しました。
せっかくなのでタレを付けてみると、味が激変。めちゃくちゃオイシイです!
ほんのり辛くもあり、甘さもあり、絶妙な味加減。
最初から気づいていれば・・・
料金は4品で44リンギット(約1,300円)でした。
定休日 :第1、3月曜
営業時間:夕方17:00~早朝4:00
クチコミ:トリップアドバイザー
注文と会計方法
お店に来たら、適当に空いている席に着きます。
その後、店員に声をかけてメニューを持ってきてもらい、決まったら注文。
食べ終わったら席に座ったまま店員を呼び、会計したいと伝えます。
しばらくすると料金が書かれたレシートを持ってくるので、お金を渡してください。
おつりを受け取ったら、そのまま退店すればOKです。
ただし、店によってはすべての料理がそろう前に会計を行う場合もあります。
また、屋台は日本と同じで、商品と交換にお金を支払ってください。
アロー通りを訪れる現地ツアーもあります
「アロー通りで食べてみたいけれど、注文や支払方法がわからないので不安・・・」という方は現地発着ツアーの利用が便利です。
たとえば今回紹介した黃亞華小食店(Wong Ah Wah Chicken Wing)で名物のチキンウィングを食べられるツアーもあります。
ホテルまで送迎してもらえ、チキンウィング以外の名物料理も食べられるのでオススメです!
》》Wong Ah Wahでチキンウィングを食べるツアーに参加する
屋台もあります
今回紹介したようなレストランも多いですが、屋台も多いです。
もっとも多いのがフルーツを売っている屋台。とくにドリアンを売っている店が多い印象です。
屋台といえど、売られているのは最高品種と言われる『猫山王』。
一個まるまる売っていますが、小分けされたパックでも売られているので試しやすいです。
なお、持ち込みが禁止されているホテルも多いので、その場で食べましょう!
そのほかにも揚げ物や点心、アイスクリームなどさまざまなお店があります。
あった方が良いもの
アロー通りのお店はちゃんとテーブルが拭かれており、屋外の席でも比較的清潔です。
ただし、日本や欧米のレストランの清潔さには及びません。
胃腸が弱く、海外旅行で下痢になりやすい人はテーブルやハシ、スプーンなどを除菌作用のあるウェットティッシュで拭くのがオススメです。
僕もこまめにウェットティッシュで拭くことにより、旅行中に調子が悪くなることはありませんでした。
また、チキンウィングなど手づかみで食べる料理も多いので、食後に手をキレイにするのにも役立ちました!
お土産売りもいます
食事をしていると、よくお土産売りが席にやってきます。
目の前にお土産を突き出してきますが、購入しないのであれば「No」と伝えればOK。
それ以上しつこくアピールされることはなく、そのまま立ち去ります。
まとめ
アロー通りの屋台は安く、おいしい店がいっぱいです。
衛生対策をシッカリ行い、ガッツリ食べましょう!