近年注目が高まっている世界遺産ですが、その数は軽く1,000件を超えています。
それだけ多ければ1カ国あたり最低1つは世界遺産を保有している思うかもしれませんが、保有していない国もあります。
今回は世界遺産を保有していない意外な国と理由、日本の中で世界遺産を保有していない県についてお伝えします。
世界遺産とは
世界遺産をひとことで説明すると『後世に残すべき自然や遺産』のことです。
世界遺産委員会での審議により登録が決定し、2023年6月時点では1,157件の世界遺産が登録されています。
くわしくはこちらをご覧ください。
世界遺産を保有している国、保有していない国
2023年6月時点で世界遺産を1件以上保有している国は193カ国あります。
そのなかでも中国やイタリア、ドイツ、フランス、スペインなどは保有数が多く、それぞれ50件以上保有しています。
反対に1件も保有していない国は27カ国。
アジアの国ではブータンやブルネイ、台湾などが該当しています。
台湾が世界遺産を保有していない理由
台湾には九份(きゅうふん)をはじめ、「世界遺産と認められてもおかしくないのでは?」と思われる場所が多くあります。
しかし台湾が保有する世界遺産は0件。
これには理由があって、世界遺産に認められるに次のことが必要です。
2.世界遺産条約締約国から申請された
3.世界遺産委員会の審議により世界遺産に認められた
一部例外はありますが、基本的にはこの3点を満たす必要があります。
台湾はこのうち世界遺産条約を締約していないため、台湾の遺産が世界遺産として認められることはありません。
日本で世界遺産を保有していない都道府県
2022年時点で、日本にある世界遺産は25件。
1件あたり複数の都道府県にまたがっている遺産もあるので、世界遺産を保有している都道府県は多く、27都道府県あります。
現時点で保有していない都道府県は次の20県です。
関東:茨城、埼玉、千葉、神奈川
北陸:新潟、石川、福井
中部:愛知、長野
中国:鳥取、岡山
四国:徳島、香川、愛媛、高知
九州:大分、宮崎
神奈川は鎌倉文化の中心地でもあり保有していないのが以外ですが、現在世界遺産の推薦候補がまとめられた暫定リストには含まれているので、今後世界遺産として認められる可能性はあります。
まとめ
世界遺産は年々増加しており、日本についても世界遺産候補が記載されている暫定リストには多くの遺産が登録されています。
僕が住む愛知県も今は世界遺産を保有していませんが、今後登録されるのを楽しみにしています!