九份は台北から日帰りで行くことができる、日本人にも人気の観光地。
ノスタルジックな風景は、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』のモデルとなったとも言われています。
台北からもカンタンに行くことができますが、問題は帰りの大渋滞・・・
今回は台北から九份へ行く方法と、なるべく渋滞を回避できる帰り方などについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
【追 記】
2020/02/23 最新情報に更新
2019/07/05 オーダーメイド旅行について追記
2019/03/24 観光に便利なアイテムを追記
2018/07/26 所要時間について追記
2018/05/10 定休日について追記
基本情報
九份(きゅうふん)は、台湾の首都・台北の東に約40キロメートルの場所に位置しています。
九份はもともと人口数10人程度の小さな村でしたが、1893年に金鉱が発見されてからはゴールドラッシュに沸き『ゴールドタウン』と呼ばれるまでに発展しました。
・・・ですが、金鉱脈が尽きてからは、ひっそりとした村に逆もどり。
しかし、台湾で大ヒットされた映画『非情城市』の舞台になったり、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の舞台に似ていることから再び注目。台湾でも一気に人気観光地となりました。
台北から九份へ行く方法
台北から九份に行くには現地ツアーか、バスで訪れる方法が安くて便利。
バスで行く場合、台北の頂好地区にある遠東SOGO復興館(旧名:太平洋SOGO)近くにある基隆客運のバス停の利用が便利です。
バス停の場所は変更となることが多いですが、MRT文湖線or板南線の忠孝復興駅(忠孝复兴站)の2番出口を出てすぐの場所にあります。
だいたいの場所は、こちらの地図をご覧ください。
なお、バス停の名前は『捷運忠孝復興站』。下記の路線図の左上です。
バスの路線番号は『1062』。
バスの行き先を示す電光掲示板にも書いてあるので、乗る前に念のために確かめてください。
なお、こちらの写真は以前の乗り場の風景です。
バスは早朝7時ごろから夜22時ごろまで、20~40分間隔で運行しています。
九份までは約1時間20分~40分かかります。
乗り換える必要はなく、ほぼ全員が九份に行くので降りる場所で迷うことはありません。
台北の桃園国際空港から台北中心部への移動方法は、こちらをご覧ください。
九份内部の様子
まず九份の全体図はこちら。
九份到着後、バスを降りて右方向に向かうとセブンイレブンが見えます。
九份の中心地に行くには、セブンイレブン右手の細い道を進んでください。「本当にここ?」というぐらいの細い道です。
そのまま道なりに進むと基山街(九份老街)と呼ばれる、お店が立ち並ぶエリアがあります。
オカリナ専門店や、花文字を書いてくれるお店があったり・・・
巨大なキノコを焼いている店があったと思えば、オシャレなカフェもあります。
道が細いこともあり非常に混雑しています。こんな細い道ですが、車が通ることも・・・
九份では『千と千尋の神隠し』に出てくる湯婆婆の湯屋のモデルとなったと言われている阿妹茶樓を見たい!という人も多いのでは?
阿妹茶樓に行くには途中で右折し、豎崎路を進んでください。
しばらく階段を下って、右手に見えるのが阿妹茶樓です!
その後しばらく下ると、広場のような場所に出ます。その左側にあるのが映画『無情城市』の撮影で使われたレストランです。
この坂が九份で最も混む場所。
昼間も人が多いですが、日が暮れてライトアップされると、身動きできないほどの人で混雑します。
僕も九份に行くまでは、この坂のような風景が九份の町中に広がっていると思っていたのですが、実際はこの坂の数十メートルのみでした。
九份から台北へ帰る際の注意点
九份から台北へ戻るには、行きと同じバスを使いがちですが、めちゃめちゃ混みます。
特にライトアップを楽しんだ後の18~20時はすごい人。バスに乗ろうとする人が数百メートル並び、バスに乗るために1~2時間並ぶ必要があります。
台北へ戻るためのバス停は、来た時に降りたバス停から右手に曲がり、そのまま道なりに5分程度進んだ場所。
下記の地図でピンの立っている場所です。
台北へ戻るには、行きと同じく1062番のバスに乗ってください。
「バスが混んでいればタクシーを利用すればいい」と思いがちですが、みんな考えることは同じ。
あっという間に他の人に捕まって乗ることは難しいです。また、相場より大幅に高い運賃を提示されることも・・・
なるべく混雑を回避するには、次の方法があります。
- 歩いて瑞芳火車駅まで行き、そこから電車で台北へ戻る
- 1062番のバスで反対方向の金瓜石に向かい、そこから台北行きの1062番のバスに乗る
- 788番のバスに乗って基隆に向かい、そこから鉄道 or バスで台北に戻る
電車やバスを乗り継いで台北に戻る自信がない方は、台湾各地から発着の現地ツアーの利用がオススメです。
また、ライトアップが始まってから1~3時間後が特に混むので、その時間帯を避ければ混雑は少なめです。
現地ツアーがオススメ
個人旅行に慣れていれば、個人で訪れることは難しくありません。
しかし海外個人旅行が初めてだったり、時間どおり台北まで戻りたい場合は台湾各地から発着する現地ツアーの利用がオススメです。
ライトアップの時間帯
ライトアップされる時間帯は季節によって異なりますが、夏・秋(6~10月)なら18時以降、冬・春(11~5月)なら17時以降です。
観光についての注意点
全般
道幅がせまく、人が多いのでスリに注意してください。
定休日について
定休日はありません。
所要時間について
ひと通り見るだけなら2時間あれば十分です。
ただし日没後に戻る場合、非常にバスが混雑するので数時間余裕を持たせた方が良いです。
服装について
階段が多いので、スニーカーなどの滑りにくい靴がオススメです。
また、雨が降った場合でも人が多いので傘を使いづらいです。天気が悪そうな時は、はっ水加工がされている服や滑りにくい靴があると便利です。
トイレについて
バス停降りてすぐの場所にあります。
基山街にはほとんどないので、店舗のトイレ利用がオススメ。
ただし数は少なく、かなり混む(特に女性)ので早めに済ませてください。
なお、和式タイプが多く、紙もない場合が多いので前もって準備しておきましょう。
台湾旅行をオーダーメイド
九份をはじめ、台湾各地の見どころを効率よく巡る方法を考えるのは大変・・・
しかし、ツアー旅行はお土産屋や行きたくない観光地を組み込まれることがあるのでイヤ、という方も多いのでは?
そんな場合は服をオーダーメイドするように、あなたの希望と予算を伝えて旅を組み立ててもらってはいかがでしょうか?
たとえば『タウンライフ旅さがし』なら無料で見積もってもらえます。
観光についての不明点を事前に相談をしたり、現地に着いてから困りごとがあっても、サポートデスクが設置されているので難なく解決できますよ。
観光に便利なアイテム
九份観光では、とくに帰りは乗り物を乗り継いで帰る必要が出てくるかもしれず、言葉の問題が立ちはだかります。
あなたが中国語を話せなくても、翻訳できるアイテムがあれば安心。
ポケトークなら世界中の言葉に対応しており、話しかけるだけで的確に翻訳してくれます!
世界遺産への登録
2020年時点では、世界遺産に登録されていません。
世界遺産に認定されるには、台湾が世界遺産条約を締結している必要がありますが、台湾は未締結。
いずれ締結した際に、世界遺産に認定されるかもしれません。
観光に必要な日数
台北への往復に丸1日、日帰りで九份に行くとして合計丸2日かかります。
ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低2泊3日必要です。
観光を計画
九份を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
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