中国・上海の中心部にある豫園(豫園商城)は、見所いっぱい!おいしい食べ物いっぱい!ステキなお土産いっぱい!の観光地。
だれでも楽しむことができる、オススメのスポットです。
今回は豫園の見どころや、観光するときの注意点などについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
基本情報
豫園(よえん)とは、四川布政使の役人だった潘允端が、父・潘恩のために造った庭園です。
潘氏の衰退に伴い、いったんは荒廃しますが18世紀中ごろに上海の有力者によって再建、隣接する上海城隍廟の廟園となり、西園と改称されました。
20世紀中ごろになると西園の半分を庭園として整備(この部分が豫園)、もう半分を豫園商城として整備して現在にいたります。
面積は約20,000平方メートル。
なお、豫園とは「愉園」、つまり『楽しい園』という意味があります。
見どころ
豫園は無料エリアと有料エリアに分かれています。
有料エリアは庭園が中心、無料エリアは茶室や豫園商城などのショッピングエリアが中心です。それぞれ見どころを紹介します!
無料エリア
豫園エリア中心部には荷花池があり、その中心にあるのが湖心亭と呼ばれる茶館。
湖心亭では、清王朝時代のレトロな建物のなかで、ティータイムを楽しむことができます!
なお、湖心亭まで行くには九曲橋を渡ります。
また小籠包の有名店・南翔饅頭店も荷花池近くにあります。テイクアウトと店内での飲食どちらでも楽しめますよ。
南翔饅頭店については、こちらをご覧ください。
また庭園エリアを取り囲むように、中国伝統の民芸品や土産物を売っているお店が立ち並んでいます。
みやげ物などのショッピングについては後述します。
有料エリア
豫園中心部、有料エリアは庭園がメインです。
下記の案内地図の左下部分(湖心亭)以外のエリアが有料です。
中に入って、すぐに目に入るのが三穂堂。豊作を記念して名づけられました。
三穂堂は釘を使わずに建てられており、祝典が催される場所でもありました。
三穂堂のすぐ裏手にあるのが仰山堂。
2階建ての楼閣からは、池越しに2000トンもの武康黄石を積み上げた大假山を鑑賞できます。
池にかけられた回廊は積玉水廊と言います。
続いて龍壁。まるで空を舞っているようなダイナミックさです。
本来なら私邸では皇帝の象徴である龍を使えませんでしたが、指の数を5本→4本に変更して言い逃れたと言われています。
豫園内には江南ナンバーワンとたたえられる銘石が多くありますが、なかでも有名なのは玉玲瓏。
高さ3メートルの玉玲瓏は中国3大太湖石のひとつに数えられています。
そのほか、ちょっとした入口にも古き良き中国を感じさせてくれます。
みやげ物もイッパイ!
お土産店は豫園商城や上海老街、豫園老路と呼ばれる道沿いに集まっています。
上海老街は豫園の南側を通る方浜中路沿いのエリアのこと。明朝・清朝時代の建物が再現されておりレトロ感たっぷり。
上海老街では、骨とう品やチャイナドレス、絵画を扱う店が並んでいます。
豫園老路は豫園中心部(湖心亭のある池)から北に延びる細い通路。
豫園老路には印鑑や箸(はし)、包丁など伝統工芸品の専門店が立ち並んでいます。
僕はここにあるハンコ屋で、手作り印鑑をオーダーしました。
印鑑は名字のみ or 名字+名前のどちらでもOK。
また、料金は値切れます。僕は3割ぐらい値引きしてもらいました。
また、あなたの名前を花文字で書いてもらえる店も。
花文字とは、良い意味を持つ花や龍などで文字を装飾したものです。
こちらは香港で書いてもらったものですが、こんな感じです。
豫園付近には、その他にもお土産を売っている場所が多くあります。道路ごとに売られているものが異なっているので、欲しいものをじっくり探すのも楽しいです。
ライトアップされた豫園エリアもキレイ
豫園は夜景がとってもキレイ!
陽が落ちると、中国伝統の建物がライトアップされ美しさが増します。
こちらが豫園商城にある亜一金店。ちょっと写真がボケていますが、とっても美しいです!
そして、こちらが湖心亭のライトアップ。
逆さ富士のように、水面に映る湖心亭が美しいです。
行き方
豫園は上海中心部にあり、アクセスも楽です。
最寄りの駅は地下鉄2号線、および10号線の豫園駅(豫园站)。駅から豫園まで徒歩5分ほどで着きます。
地図(GoogleMap)では『予園』と書かれている場合もあります。
また、上海浦東国際空港から市内中心部への移動方法はこちらをご覧ください。
観光についての注意点
定休日・営業時間について
定休日はありません。
有料エリアの営業時間は、朝8:00から夜17:00までです。
湖心亭や上海老街などの無料エリアは店によって異なります。なお、湖心亭は朝8:30から夜21:00まで営業しています。
所要時間について
だいたい2時間あれば無料エリアを含めて周れます。
服装について
豫園内は周りの上海老街などの無料エリアを含めると、想像以上に広いです。
なるべく歩きやすいスニーカーなどの靴がオススメです。
トイレについて
豫園自体のトイレは少ないですが、周りにホテルやレストラン、デパート内にあります。
個人で訪れる or 現地ツアーに参加する
上海中心部にあるので個人でも行きやすいですが、くわしい説明を聞いたり他の観光地と合わせて巡りたい場合は現地ツアーへの参加が便利です。
世界遺産への登録
2018年現在、世界遺産に登録されていません。
観光のベストシーズン
春(3月下旬~5月)、および秋(10月~11月)がオススメです。
8月末~9月中旬は台風が発生することが多く、旧正月にあたる春節の時期はとても混むので避けた方がよいです。
観光に必要な日数
上海への往復に丸1日、日帰りで豫園に行くとして合計1.5日かかります。
ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低1泊2日必要です。
観光を計画
豫園を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
》》Hotels.comでホテルを予約
》》Booking.comでホテルを予約
》》Agodaでホテルを予約
》》Expediaでホテルを予約
》》Klookで現地発着ツアーを予約
》》KKdayで現地発着ツアーを予約
》》Hello Activityで現地発着ツアーを予約