スペイン・バルセロナはガウディ建築の宝庫ですが、今回紹介するカサ・ミラもその一つ。
今も住んでいる人がいる集合住宅ですが、外装・内装ともガウディ独自の感性が爆発しています!
今回はカサ・ミラの見どころと、優先入場チケットなどについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
基本情報
カサ・ミラ(Casa Mila)は、スペインのバルセロナにある集合住宅。実業家のペレ・ミラの邸宅として建設され、1910年に完成しました。
カサは”家・邸宅”という意味を持っておりカサ・ミラは『ミラさんの家』という意味です。
設計は、独特な感性を持つ建築家アントニ・ガウディ(Antoni Gaudi)。
カサ・ミラ最大の特徴は直線部分が一切なく、曲線のみで構成されていること。そのため、有機的な印象を受けます。
また、カサ・ミラは石を積み上げたような外観から、”石切り場”という意味をもつ『ラ・ぺドレラ(La Pedrera)』とも呼ばれています。
カサ・ミラは柱梁構造と呼ばれる構造で、レンガの柱・石灰岩の円柱・鉄骨から構成されており、外部は石張りとなっています。
見どころ
まずは外観から。
下から見上げるとウネウネとした外観もスゴイですが、バルコニー部分の鉄製?の手すりが芸術的すぎて、良くわからない状態です。
カサ・ミラは筒状の構造となっており、建物の真ん中に吹き抜けがあります。
外から見えない場所ですが、ここでも窓の外の手すりがウネウネ。
建物内部に入ると、まず目に入るのが大階段。これを登って上階へ行きます。
天井には、シャガールっぽいタッチの花の絵。
上階へ行くには階段でも行けますが、エレベーターもあるので心配ありません!
上階は住居スペースとなっており、ブルジョワの家が再現されています。
床のタイルもちょっとオシャレ。
絶対に見たいのが屋上。
今までも十分に奇抜でしたが、屋上はとくにガウディの感性が爆発しています!
これは煙突。山の尾根から突き出ている峰々を表現しているそうです。
また、屋根裏には博物館があります。
博物館にはカサ・ミラの全体像が分かる模型や、ガウディが設計したイスが展示されています。
優先入場チケットがあれば入場もカンタン
スペイン屈指の観光地であり、人数制限があるので観光シーズンには長時間並ばなければ入れないことも・・・
時間を有効に使うためにも、事前に優先入場Eチケット(ファストパス)の購入がオススメ。
楽天トラベル観光体験なら、日本語サイトなのでカンタンに購入できます!
もしカサ・ミラまでの移動に不安があったり、他の観光地を合わせて巡りたい場合は現地ツアーへの参加が便利です。
ナイトツアーもあります
夜にカサ・ミラ内部を見学できるナイトツアーも人気です。
開催されるのは時期によって異なりますが、2月下旬から11月上旬、年末年始は夜21時~23時。それ以外は夜19時~21時です。
まだ人が住んでいます
カサ・ミラは世界遺産ですが、なんと住んでいる人がいます。
家賃は驚きの1200ユーロ(約15万円)!
バルセロナ中心部&床面積は300平方メートル以上、おまけに世界遺産に認定されていると考えると破格の安さです。
相場からすれば1/10ですが、理由があります。
それは、建造当時は家賃の高さや内装・外装の奇抜さから全く人気が無かったため、”借りてくれれば、今後3世代は値上げしない”という条件を付けたため。
その後なんとか借り手が見つかり、現在でも数世帯住んでいるそうです。
行き方
カサ・ミラはスペイン・バルセロナの中心部にあります。
最寄りの地下鉄駅は3号線、および5号線のディアゴナル駅(Diagonal)。駅を出てすぐの場所にあります。
同じくガウディ建築のカサ・バトリョもすぐ近くにあります。
バルセロナのエル・プラット空港から、市内中心部への移動方法はこちらをご覧ください。
観光についての注意点
入館料について
僕が訪れた時は22ユーロでした。
学割だと16.5ユーロです。
休館日・営業時間について
基本的に無休ですが、1月中旬の1週間、および12月25日は休館日です。
営業時間は季節によって異なりますが、だいたい朝9:00~夜20:30まで。ただし11月上旬から2月下旬の間は夜18:30までです。
所要時間について
ひととおり見るのに約2時間かかります。
トイレについて
内部にあります。
売店について
みやげ店があります。水や食べ物は売られていませんが、周囲には店が多いので手に入れることはできます。
個人で訪れる or 現地ツアーに参加する
バルセロナの中心部にあるので、個人でも訪れやすいです。
ただし日本語ガイドによる説明を聞きたかったり、ほかの観光地と合わせて効率的に巡りたいならバルセロナ発着のツアーへの参加が便利です。
世界遺産への登録
1984年に『アントニ・ガウディの作品群』の構成資産のひとつとして、世界遺産(文化遺産)に登録されました。
ほかの構成資産として、サグラダ・ファミリアやグエル公園が含まれています。
観光のベストシーズン
春(4~6月)、および秋(9~10月)あたりが過ごしやすいのでオススメです。
ただし夏や冬でも建物の中に入ってしまえば、過ごしやすいです。
観光に必要な日数
バルセロナへの往復に丸2日、日帰りでカサ・ミラに行くとして合計2.5日かかります。
ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低2泊4日必要です。
観光を計画
カサ・ミラを訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
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