大聖堂、寺院、神殿などの違いを知ってる?それぞれの違いを解説します



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有名な観光名所には〇〇神殿や〇〇大聖堂、〇〇寺院といった名称が付いています。

しかし、その名前の意味は何となくしか知らないのでは?

今回は、それぞれの名称の意味を紹介します。

それぞれの名称

名称は数多くありますが、今回は代表的なものを中心に紹介します。

神殿

神殿(Temple)は神に対しての祭典を行う場所のこと。

現在のギリシャ周辺やエジプト周辺に多く建てられていますが、建設時期はかなり古く紀元前が中心です。

特に有名なのはギリシャのパルテノン神殿

ギリシャ・アテネのパルテノン神殿

また、エジプトにあるカルナック神殿やアブシンベル神殿なども有名です。

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教会

教会(church)とは、宗教(とくにキリスト教)を民衆に布教するとともに、信徒が集まって礼拝する場所のことです。

キリスト教が中心のため、教会が建てられているのはヨーロッパが中心。

フランス・パリにも、ステンドグラスが美しいサント・シャペルなどがあります。

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また、キリスト教の分流でもある東方正教会が広まっているロシアにも、キジ島の教会群や血の上の救世主教会などがあります。

ロシアの教会は全て木で作られていたり、独特の形状・色彩をしているので面白いです。

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大聖堂

大聖堂(cathedral)の正しい意味は「教会の建物の中で礼拝を行う部分」ですが、現在では「大きな聖堂(キリスト教の教会堂)を持つ教会」という意味で使われることが多いです。

また、イタリア語ではドゥオモ(Duomo)と呼ばれています。

大聖堂はヨーロッパや、ヨーロッパの国の植民地に多く建てられています。

有名なところではパリのノートルダム大聖堂や、イタリアのフィレンツェやミラノにあるドゥオモなどがオススメです。

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礼拝堂

礼拝堂(Chapel)は大聖堂と同じく、キリスト教での礼拝のための空間のことです。

信仰的理由により『聖堂』を用いない、プロテスタントなどの教派により呼ばれています。

 

礼拝堂はヨーロッパに多いですが、なかでもバチカン市国のバチカン宮殿内にあるシスティーナ礼拝堂が有名です。

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修道院

修道院(Abbey / Monastery)はキリスト教において、修道士がキリストの精神に倣って礼拝と労働を行いながら共同生活を行うための施設です。

修道院はヨーロッパや、キリスト教の分派である東方正教会が広まっているロシアに多く建てられています。

有名な修道院と言えば、岩の上に建てられていることで知られるギリシャのメテオラ修道院

また、ロシアにもノヴォデヴィチ女子修道院があります。

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宮殿

宮殿(Palace)とは王族、およびその一族など、その土地の権力者(君主)が住んでいた御殿のことです。

ひとつの一族が絶大な権力を持っていた中世ヨーロッパで多く見られます。

有名なものとしてはスペインのアルハンブラ宮殿、トルコのトプカプ宮殿、フランスのヴェルサイユ宮殿、ロシアのエカテリーナ宮殿などがあります。

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寺院

寺院(Temple)は仏教に関する建物で、仏像が祀られる&出家者が暮らしながら修行を行う場所です。

アジアで多く見られます。

『廟(Mausoleum)』とは、亡くなった人の霊を祀る建物のこと。その国の権力者が祀られることが多いです。

世界各地にあり、特に有名なものは韓国の宗廟や、ロシア・モスクワにあるレーニン廟などがあります。

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シナゴーク

シナゴーク(Synagogue)はユダヤ教における礼拝所のこと。別名『ユダヤ教会』『会堂』とも呼ばれます。

もともとは聖書の朗読・解説を行う場所でしたが、現在では礼拝所であるとともに、文化行事などを行うコミュニティーの中心地として役割も持っています。

シナゴークがあるのはユダヤ教徒が多い中東をはじめ、ヨーロッパも多め。

こちらはチェコ・プラハにあるジュビリーシナゴークです。

チェコ・プラハのジュビリーシナゴーク

モスク

モスク(Mosque)とは、イスラム教における礼拝堂のことです。

アラビア語で「ひざまずく場所」という意味がある『マスジット(masjid)』という言葉がスペイン語で『メスキータ(mezquita)』となり、さらに英語で訛ってモスクに変化しました。

シェイク・ザイード・モスクのメインホール

モスクは世界中にありますが、代表的なものとしてはトルコのブルーモスク(通称)や、マレーシアのブルーモスク&ピンクモスク(ともに通称)、UAEのアブダビ国にあるシェイクザイード・モスクがあります。

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その他の名称

上記で挙げた名称のほかにも、知っていると便利な名称があります。

カサ・○○

カサ(Casa)とは、スペイン語で『家』という意味があります。

有名な建物としては、スペイン・バルセロナにあるガウディ建築カサ・バトリョ、カサ・ビセンス、カサ・ミラなど。

カサ・ミラなら「ミラさんの家」という意味です。

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〇〇パゴダ

パゴダ(Pagoda)とは、ミャンマー様式の仏塔のことです。

なお、仏塔だけではなく周囲の寺院も含んで呼ばれています。

有名な建物では、ミャンマーのシュエダゴン・パゴダイエレー・パゴダなどがあります。

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ワット〇〇

ワット(wat)とは、タイやカンボジアにおける寺院のこと。

有名な建物では、タイのワット・ポー、ワット・アルン、ワット・プラケオなどがあります。

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〇〇ジャーミィ

ジャーミィ(Camii)とは大規模なモスクのことで、「人の集まる場所」という意味のアラビア語が語源となっています。

有名な建物では通称ブルーモスクと呼ばれているトルコのイスタンブールにある、スルタンアフメット・ジャーミイなどがあります。

 

まとめ

建物の名称を知っていると、どんな役割をもった建物かが理解しやすくなります。

旅行前に覚えて、観光に役立てましょう!

 

 

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