日本旅行では気にしなくて良いけれど、海外旅行では「時差」が大きく影響します。
しかし、意外と時差について知らないのでは?
今回は時差についてと日本を基準として、どれだけ時差があるかを紹介します!
そもそも時差ってなに?
時差とは、その名前の通り『時間の差』という意味です。
なぜ時差が生まれるかというと、地球が丸いことと自転があるため。
『昼の12時』と言っても、地球の丸さと自転の影響で太陽光が当たるのはごく一部の地域のみです。「真っ暗な昼の12時」っていうのはイヤですよね・・・
このため、場所に応じてそれぞれ時間を決めることになりました。
時間の基準となる場所はイギリスのグリニッジ。
グリニッジのある地点の緯度を0度(子午線)とし、そこから東西に15度ずつ移動した場所(東経〇度、西経〇度)を基準として時間を決めました。
現在、時間の基準となるのが協定世界時(UTC)。以前はグリニッジ標準時(GMT)が基準でしたが、1972年からUTCが使われるようになりました。
このUTCを基準として、地域ごとに時間が決められました。
日本が使用しているのは日本標準時(JST)で、UTCより9時間進んでいます。
日本より時差が大きい国
日本は時差が小さい(1日が始まるのが早い)ので、だいたいの国は日本より時差が大きいです。
おもな国の時差は次のとおりです。
- アメリカ:日本より14~17時間遅い(時差は場所によって異なります)
- イギリス:日本より9時間遅い
- イタリア:日本より8時間遅い
- スペイン:日本より7時間遅い
- タイ :日本より2時間遅い
- 台湾 :日本より1時間遅い
- 韓国 :日本と同じ
ただしサマータイムがあると、1時間遅くなります。
日本より時差が小さい国
日本より時差が小さい(1日が始まるのが早い)国が多いのはオセアニアの国々。
たとえばオーストラリア。
オーストラリアは広いので場所によって異なりますが、東部(シドニーやメルボルンなど)なら日本より1時間早いです。
またニュージーランドも日本より3時間早いです。
もっとも時差が小さいのがキリバス(ライン諸島)やサモア。日本より4~5時間早いです。
時差ボケ対策
時差によって実際の時間と体内時計に差が生まれると、体にさまざまな不具合が現れます。
この現象を『時差ボケ』と言います。
時差ボケになると、観光を楽しめなくなるので早めに解消する必要があります。
時差ボケの詳細と、解消する方法はこちらをご覧ください!

珍しい体験をしました
太平洋の中心あたりに日付変更線と呼ばれるものがあります。
日本からアメリカへ向かう場合、この線を越えた時点で日付が1日マイナスされ、反対にアメリカから日本に戻る時は1日プラスされます。
僕は、この日付変更線と時差が生みだした変わった体験をしました。
それは『21世紀を2回迎える』という体験。
「???」という方は、こちらをご覧ください!

まとめ
海外旅行では時差の影響がいろいろ出てきます。
時計の時刻合わせなども、忘れずに行いましょう!