台湾で最も有名な寺院といえば龍山寺。
台湾でも有数のパワースポットでもあり、占いのメッカでもあります。
今回は龍山寺の歴史や、訪れるさいの注意点などについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
基本情報
龍山寺(龙山寺)は台北最古の仏教寺院。1738年に創建されました。
創建されたきっかけは福建省から人々が移住してきた時代に、疾病により多くの人が亡くなったため神の御加護を得るためです。
建物は四合院の伝統をふまえた宮殿式建築の寺院であり、建物のレリーフは三国志演義をテーマにしたものが多いです。
なお、基本的には仏教寺院ですが、道教や儒教の影響も受けています。
見どころ
まず入口の門。こちらは僕が2005年に訪れた時の姿です。
そして、こちらは2014年1月に訪れた時。
夜の様子ですが、前門の下には電光掲示板が設置されています。
日本の由緒あるお寺で、こんな目立つところに電光掲示板を設置するのはあり得ないですね・・・
これもお国柄でしょうか?
入口は2つあり、前門の向かって右側から入り左側から出ます。
内部はこちら。香炉が金色に輝いています。
こちらは本殿。多くの人が参拝しています。
本殿には観音菩薩像が祀られていますが、第二次世界大戦中には米軍の空襲により本殿が大きな被害を受けました。
しかし!安置されていた観音菩薩像は全くの無傷。
以後、空襲があると人々は龍山寺に集まったと言われています。
龍山寺には観音菩薩以外にも多くの神様がまつられています。
その数はなんと100以上!まさに『ご利益のデパート』です。
本殿には仏教の神『聖観世音菩薩』、後殿には道教の神たち。道教の神は分野によって異なる神様が祀られていますが、たとえば学問の神様・文昌帝君、安産の神様・註生娘娘、恋愛の神様・月老神君など。
悩みごとがあっても、龍山寺に来れば一度に解決できます!
おみくじの引き方
龍山寺にもおみくじがありますが、日本とは引き方が異なります。
そもそも、おみくじを引けないことも・・・
くじの引き方は次のとおりです。
- 紅筊杯(赤い半月型の道具)を持ち、名前・住所・生年月日・願い事を心の中で念じる
- 紅筊杯を地面に落とす
- 紅筊杯が裏と表になるまで繰り返す(両面とも裏、または表になったらもう一度)
- おみくじを引いて書かれている番号を覚える
- もういちど紅筊杯を落として、裏と表になることを確認(違ったら1からやり直し)
- 木箱の中からお告げの書かれた紙を引く
だいたいこんな感じです。人によっては何回やってもダメそうですね・・・
お告げは中国語で書かれていますが、漢字なので何となく理解できるかも?
行き方
龍山寺は台北中心部にあるので、訪れる場合はMRTの利用が便利。
MRT板南線の龍山寺駅(龙山寺站)で降りて徒歩3分です。
龍山寺駅には名前のとおり、龍のオブジェがあります。
龍山寺周辺は治安悪め
龍山寺周辺は治安が悪め。
昼間は少し注意すれば大丈夫ですが、夜は大通り以外は通らない方がよいです。
近くにある華西街観光夜市のあたりもアヤシイ雰囲気なので、注意してください。
観光についての注意点
定休日・営業時間について
定休日はありません。
また、営業時間は朝6:00~夜22:20(入場は22:00まで)です。
所要時間について
内部はそれほど広くないので、さっと見るだけであれば15分あれば大丈夫です。
服装について
イスラム寺院のように服装に制限はないので、何でもOKです。
日本で過ごすときと同じような服装で大丈夫です。
トイレについて
内部にあります。
売店・レストランについて
お守りや仏具などを売っている売店があります。
食べ物を売っている売店やレストランは無かったと思いますが、近くに華西街観光夜市など食事を食べられる場所がたくさんあるので心配ありません。
個人で訪れる or 現地ツアーに参加する
龍山寺は台北の中心部にあり、MRTの駅からも近いので個人でも行きやすいです。
ただし他の観光地と合わせて効率的に巡りたい場合は、現地発着ツアーの利用がオススメ。
プランによっては、日本語ガイドによる説明も聞けます!
世界遺産への登録
龍山寺は世界遺産ではありません。
観光のベストシーズン
気候が良い春(3~5月)と秋(9~11月)がオススメです。
ですが、夏や冬でも屋外に長時間いることは少ないので、季節に応じた服を着ていれば大丈夫です。
観光に必要な日数
台北への往復に1日弱、日帰りで忠烈祠に行くとしても丸1日かかります。
ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低0泊2日必要です。
観光を計画
龍山寺を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
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