エジプトのピラミッド(ギザの3大ピラミッド・階段・赤・屈折)の見どころ・注意点を紹介!!



 

エジプトと言えばギザの三大ピラミッドが有名ですが、ピラミッドはそれだけではありません。

今回はカイロ周辺にある多種多様なピラミッドと、観光時の注意点を紹介します。

 追記
2018/05/10  定休日について追記

基本情報

大きな石を積み上げられて作られた古代遺跡で、主に国王・王族の墓として作られました。

形は三角錐(すい)の場合が多いですが、階段状や凸型など変わった形も。

ピラミッドは奴隷を使って建築されたと思われがちですが、現在の有力な説では農閑期やナイル川の氾濫で、農業ができない時の働き場所を提供するための公共事業と言われています。

労働環境も恵まれており、給料が支払われ、当時高級品だった牛肉を食べたりビールを飲んでいたという記録も残されています。

さまざまなピラミッド

エジプトには、大小合わせて108あまりのピラミッドがあると言われています。

そのうち、有名なピラミッドをいくつか紹介します。

ギザの三大ピラミッド (Giza pyramid complex)

ピラミッドと言われて思いつくのが、このピラミッドでは?

エジプト・ギザの三大ピラミッド

3つ横並びになっており、右からクフ王のピラミッドカフラー王のピラミッドメンカウラー王のピラミッド。すべて紀元前2550年ごろに作られました。

クフ王のピラミッドは高さ146メートル。てっぺんをじっくり見てみると、棒が建てられています。この棒は作られた当時の高さを表しています。

エジプト・ギザのクフ王のピラミッド

遠くから見てもデカイですが、近くでみるとブロック1つの大きさが子供の身長ぐらいあります。

エジプト・ギザのクフ王のピラミッド

クフ王のピラミッド内部を見物することが可能です。

内部に入るチケットは人数制限があります

僕も内部に入りましたが、第一印象は

とにかく臭い・・・

本当にアンモニア臭いです。

内部は細い通路がずっと続いており、また暗いので歩きづらいです。

エジプト・ギザのクフ王のピラミッド内部

しばらく歩くと王の玄室があります。

ここにあるのは石で作られた棺(ひつぎ)のみで、ミイラや副葬品はありませんでした。

エジプト・ギザのクフ王のピラミッド内にある玄室

カフラー王のピラミッドの高さは143メートル。クフ王のピラミッドとほぼ同じです。

異なるのは先端部分に表層石が残っている点。もともとは表層石が前面を覆っており、現在のような階段状ではなく、つるりとした表面でした。

エジプト・ギザのカフラー王のピラミッド

カフラー王のピラミッド内部も見学が可能です。

クフ王のピラミッドと比較すると人数制限がなく、空いているのでおすすめです。

向かって一番左にあるメンカウラー王のピラミッドは、高さは65メートルと他のピラミッドの半分以下。

高さが小さくなったのは、メンカウラー王時代にエジプトの国力が弱まったためと言われています。

階段ピラミッド (Step Pyramid)

サッカラ(Saqqara)にある階段状のピラミッドで、別名ジェセル王のピラミッド (Pyramid of Djoser)とも言います。

作られたのは紀元前2650年ごろと、ギザの三大ピラミッドよりも昔です。

エジプト・サッカラの階段ピラミッド

崩落が進んでいることもあり、僕が訪れた時(2010年ごろ)は大規模な修復が行われていました。

赤ピラミッド (Red Pyramid)

ダフシュール(Dahshur)にあります。

スネフェル王の命令により紀元前2600年ごろ建てられました。ギザの三大ピラミッドと比較すると少し赤め。これは鉄分の多い石灰岩を用いたためです。

エジプト・ダフシュールの赤ピラミッド

赤のピラミッドの内部に入ることも可能ですが、クフ王のピラミッドと比較しても

より狭く、
より階段が急で、
よりアンモニア臭がきつい

という劣悪な環境でした。よっぽど過酷な環境が好きな方以外はおすすめできません。

屈折ピラミッド (Bent Pyramid)

赤のピラミッドと同じく、紀元前2600年頃にスネフェル王の命令によりダフシュールに作られました。

エジプト・ダフシュールの屈折ピラミッド

ピラミッドの下部の勾配は約54度ですが、途中で約43度となっています。文字通り屈折しているので、屈折ピラミッドと呼ばれています。

なぜ急に角度が変わったかというと、石を積み上げる過程で石の重量を支えきれなくなったため、負荷を下げるため高さを抑える目的で角度を緩くしたようです。

真正ピラミッド (Black Pyramid)

メイドゥーム(Meidum)にあります。

最大の特徴は凸型の外観。

もともとは7段の階段ピラミッドとして作られました。途中の度重なる増築により作りがもろくなり、現在では積まれた石が崩れ、凸型のピラミッドとなりました。

このため”偽りのピラミッド”とも呼ばれています。

ピラミッド周辺の見どころ

スフィンクス(Sphinx)

カフラー王のピラミッドを守るように座っているのがスフィンクス

スフィンクスは頭は人間(カフラー王とも)、体はライオンの聖獣です。

本来ならあご下にヒゲがありましたが、イギリス人により取られてしまいました。なお、そのヒゲは現在イギリス・ロンドンの大英博物館に展示されています。

エジプト・ギザのスフィンクスの横顔

ところでスフィンクスの正面は有名ですが、後ろ姿を思い浮かべることができますか?

スフィンクスの後ろ姿はこんな感じです。

エジプト・ギザのスフィンクスの後ろ姿

意外としっぽが長いですよね。

また、スフィンクスの視線の先には何があるか知っていますか?

視線の先にあるのは、この建物です(2010年時点)。

エジプト・ギザのスフィンクスの視線の先にある店

紀元前に作られた聖獣が見つめるのが、近代文化の象徴ともいえるファストフードの店を見つめているのは何だか不思議ですね・・・

太陽の船博物館(Solar Boat Museum)

1954年に発見された木造船を展示している博物館です。

木造船はクフ王の船と考えられており、天空を旅する時に使う”太陽の船”という説もあります。

博物館の外観は、ピラミッドの隣には不釣り合いなコンクリート造りの建物。

エジプト・ギザの太陽の船博物館の外観

館内に入ると、巨大な木造船がドドンッと展示されています。

エジプト・ギザの太陽の船博物館に展示されている木造船

館内はクーラーが効いているので、炎天下でのピラミッド観光に疲れた時にはぴったりの休憩場所です。

なお、館内は土足禁止ですが、靴カバーを貸し出してもらえます。

エジプト・ギザの太陽の船博物館で靴カバーをつける

カイロからピラミッドへ行く方法

カイロ中心部からギザの3大ピラミッドへの移動は、タクシーでの移動が最も楽です。

その他では、ギザのGiza Station駅まで地下鉄で行き、そこからバスで移動する方法やカイロから直接バスで移動する方法があります。

バスでピラミッドに行く場合は、357番バスに乗って、Mena House停車場で降りると最も近いです。

エジプトのギザの三大ピラミッド近くのバス停

注意しないといけないのは、数字がアラビア数字(1,2,3)やローマ数字(I,II,III)ではなく、エジプト独自の数字で書かれています。

エジプトでは、この数字で書かれていることが多め。時計を見ても一瞬「???」と戸惑います。

エジプトで使用されている時計

ギザ以外のピラミッドへ行く場合、公共交通機関が無いのでタクシーをチャーターするか、現地ツアーに参加すると便利です。

    ピラミッドを訪れるカイロ発着ツアー

日本からカイロ中心部への移動は、次の記事をご覧ください。

ピラミッドやアブシンベル神殿など、エジプトには太古の遺跡がいっぱい! しかし観光する時は、欧米の国とは異なる大変な点も・・・ ここではエジプトを観光する際に最低限知っておきたいことを紹介します。

観光についての注意点

全般

以前はピラミッドに登ることが可能ですが、現在は禁止されています。

また、ピラミッドの近くには「ラクダに乗らないか?」と声をかけてくる人がいますが、かなり高い料金を請求されることも。

悪質な人だと、乗るときは安い金額を伝えてくるものの、降りるときに法外に高い料金を請求する人もいるので注意が必要です。

定休日について

どのピラミッドも定休日はありません。

服装について

ピラミッドの周りはどこも砂地。

このため、コンタクトレンズの使用はおすすめできません。間違いなく目に砂が入るので、もだえ苦しむこと間違いありません。

海外旅行での服装は基本的には日本と同じで大丈夫ですが、場合によってはふさわしくない場合もあります。 とくに海外旅行では、いつも以上におしゃれをしたり新しい靴をおろしたりしがちですが、避けた方が良いです。 今回は場面ごとのおすすめの服装と、注意点を紹介します。

また、ピラミッドの周辺は日陰がありません。夏場は直射日光にさらされることになるため、帽子は必須です。

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夏場は砂が熱せられて、はだしやサンダルでは熱くて歩けないことも・・・

ヤケドしないためにも、スニーカーを履きましょう。

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トイレについて

ギザの三大ピラミッドは、チケット売り場付近や太陽の船博物館内にあります。

ただし、その他のピラミッドではトイレがない場合が多いので、事前にホテルやレストランで済ませてください。

売店について

ギザの三大ピラミッド付近はレストランや商店が多く立ち並んでいます。

大規模な売店はありませんが、露店で水を販売している場合があります。


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現地ツアーがオススメ

ギザの三大ピラミッドのみであれば、個人で行くことも可能ですが、他のピラミッドは公共交通機関がない場所に点在しているので、現地ツアーへの参加が便利です。

   ピラミッドを訪れるカイロ発着ツアー

どこにある?

ピラミッド観光の拠点となるのはエジプトのカイロ。カイロの様子は、次の記事をご覧ください。

ピラミッドやアブシンベル神殿など、エジプトには太古の遺跡がいっぱい! しかし観光する時は、欧米の国とは異なる大変な点も・・・ ここではエジプトを観光する際に最低限知っておきたいことを紹介します。

ピラミッドはカイロ周辺に点在しています。

有名なギザ3大ピラミッド(クフ王・カウラー王・メンカウラー王)は、カイロの西13キロメートルに位置するギザにあります。

なお、ギザの三大ピラミッドは砂漠の真ん中にあると思われがちですが、意外と街が目の前。

ピラミッドの前からカイロの街を眺めた風景がこちらです。

エジプト・ギザのピラミッドから街を眺める

・・・本当に近いですよね。

世界遺産への登録

1979年に「メンフィスとその墓地遺跡 – ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」として、世界遺産(文化遺産)に登録されました。

観光のベストシーズン

秋から冬にかけて(10~2月)が最もおすすめです。

夏は日本よりも暑いです。春も気候は良いですが、ハムシーンと呼ばれる砂嵐により空港などが閉鎖されることもあります。

なお、年間通して雨はほとんど降りません。

観光に必要な日数

カイロへの往復に丸3日、日帰りでカイロ周辺のピラミッドを見物するとして、合計丸4日かかります。

ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので、最低4泊5日必要です。


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ピラミッドに関する書籍

観光を計画

ピラミッドを訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。

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カイロのホテル予約
ピラミッドを訪れるカイロ発着ツアー
ピラミッドを訪れる日本発着ツアー

訪れた時期

2010年4月に訪れました。

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