セドレツ納骨堂の装飾はすべて骨!?プラハから鉄道で訪れる方法を紹介!



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クトナー・ホラは中世ヨーロッパの小さな街ですが、その中にオドロキの教会があります。

その教会は、シャンデリアなどの内装が全て人間の骨でつくられているのです!

今回は骸骨教会ことセドレツ納骨堂への行き方と、内部の様子などについてお伝えします。

※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください

【追 記】
2018/07/26
  所要時間について追記

基本情報

13世紀後半にセドレツの修道院長が、エルサレムにある聖なる墓から一握りの砂を持ち帰り、セドレツにまかれたため聖地とみなされて教会が建てられることになりました。

教会は15世紀初頭に墓地の真ん中に建てられましたが、その時は普通のゴシック様式の教会。

教会建築時に埋葬者の一部が掘り起こされ、遺骨が教会の地下に運び込まれて納骨堂に。

その後、14世紀のペストの大流行や15世紀の宗教戦争などで、約4万人分もの遺骨が納められました。

 

では、なぜ内装に骨が使われたのでしょうか?

それは19世紀になってシュヴァルツェンベルク家が納骨堂を購入、1870年に内部を改装することに。

その際、木彫師フランティシェク・リントに「内装には人骨を用いよ!」と命令し、ありとあらゆる内装が人間の骨で作られることになりました。

なぜそんな命令をしたのでしょうか・・・

 

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プラハからの行き方

セドレツ納骨堂は、プラハから東に約65キロメートルに位置するクトナー・ホラにあります。

プラハからクトナー・ホラはバスや鉄道で行くことが可能。

今回は、鉄道で訪れた時の様子を紹介します。

 

出発はプラハ中央駅(プラハ本駅:Praha hlavní nádraží)

チェコのプラハ中央駅の外観

なおプラハ国際空港からプラハ市内までの移動方法は、こちらをご覧ください。

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プラハからクトナーホラへの鉄道は1日約10~12便、50分ほどで着きます。

チケットは中央駅のチケットカウンターで購入。

チェコの鉄道チケット

出発するホームは電光掲示板で確認します。

チェコのプラハ中央駅の電光掲示板

チェコで最も大きい駅だけあり、ホームも広い!

チェコのプラハ中央駅構内

乗る電車はこれ。

チェコのプラハからクトナー・ホラへ向かう鉄道

2等車で、片道500円弱でした。

内部は数席ずつ仕切られているコンパ―メント形式でした。

チェコのプラハからクトナー・ホラへ向かう鉄道内部

 

クトナー・ホラ駅(Kutná Hora)はこぢんまりしています。

チェコのクトナー・ホラの駅のプラットフォーム チェコの鉄道  

僕が訪れた時は駅近くにタクシーを見かけなかったため、歩いていくことにしました。

セドレツ納骨堂は、駅から西方向に20分ほど歩いた場所にあります。

だいたいの場所は下記の地図をご覧ください。中央上部の建物です。

チェコのクトナー・ホラの案内板

セドレツ納骨堂付近に着くまでは、見どころや店はほとんど無く閑散としています。

チェコのクトナー・ホラの街並み

左手に教会(Church of the Assumption)が見えたら、右手に進んでください。数分歩けば到着です!

 

見どころ

まずは外観。教会の周りをぐるっとお墓が取り囲んでいます。

チェコのクトナー・ホラにあるセドレツ納骨堂の外観 チェコのクトナー・ホラにあるセドレツ納骨堂の外観

納骨堂近くの道は石畳ですが、骸骨の模様がオシャレ。

チェコのクトナー・ホラにあるセドレツ納骨堂近くの石畳

 

納骨堂内はそれほど広くありません。

入ってすぐ右手を見ると、内装を手掛けたフランティシェク・リント (Frantisek Rint)の名前が骨文字で書かれています。

チェコのクトナー・ホラにあるセドレツ納骨堂内の人骨で造られた内装を手掛けたリントの名前

また、シュヴァルツェンベルク家の紋章も骨で作られています。

チェコのクトナー・ホラにあるセドレツ納骨堂内の人骨で造られたシュヴァルツェンベルク家の紋章

そして奥まで進むと、骨で造られた巨大なシャンデリアが!

チェコのクトナー・ホラにあるセドレツ納骨堂内の人骨で造られたシャンデリア

そのほかにも小尖塔や祭壇など、ありとあらゆるものが骨で造られています。

チェコのクトナー・ホラにあるセドレツ納骨堂内の人骨で造られた小尖塔 チェコのクトナー・ホラにあるセドレツ納骨堂内の人骨で造られた内装 チェコのクトナー・ホラにあるセドレツ納骨堂内の人骨で造られた燭台 チェコのクトナー・ホラにあるセドレツ納骨堂内の人骨で造られた十字架

納骨室も見ることができます。

チェコのクトナー・ホラにあるセドレツ納骨堂内の人骨の山

 

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観光についての注意点

休館日について

休館日はありません。

所要時間について

納骨堂だけなら30~60分あれば、ひととおり見て周れます。

服装について

駅から20~30分程度歩く必要があるので、歩きやすいスニーカーがオススメです。

また、歩いていると冬でも体がポカポカしています。

すぐに脱げる上着だと体温調節しやすいです。

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トイレについて

駅と、セドレツ納骨堂にあります。

セドレツ納骨堂に着くまでは見かけなかったので、駅に着いたら済ませておきましょう。

売店・レストランについて

駅で飲み物が購入できます。

また、セドレツ納骨堂近くにはみやげ物店やレストランが何件かあり、セドレツ納骨堂にもみやげ物店があったと思います。

 

現地発着ツアーがおすすめ

プラハから近いので個人でも十分訪れることができます。

しかし、クトナーホラの駅からは約20~30分歩く必要があります(タクシーはほとんどいない)。

歩きたくない方や、セドレツ納骨堂についての詳しい説明を聞きたい方は、現地発着ツアーへの参加がオススメです。

》》セドレツ納骨堂を訪れる現地発着ツアーを予約する

 

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世界遺産への登録

1995年に、クトナー・ホラの街全体が『クトナー・ホラ:聖バルバラ教会とセドレツの聖母マリア大聖堂のある歴史都市』として、世界遺産(文化遺産)に登録されました。

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観光のベストシーズン

一年中いつでも大丈夫ですが、冬は寒いので服装に注意してください。

 

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観光に必要な日数

プラハへの往復に丸2日、日帰りでセドレツ納骨堂に行くとして合計丸3日かかります。

ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低3泊4日必要です。

 

観光を計画

セドレツ納骨堂を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。

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