ルクソールには神殿をはじめ、太古の歴史を感じさせてくれる遺跡がいっぱい!
ルクソールは小さな町ですが、1日では周り切れないほどの見どころがあります。
今回はルクソールの見どころのうち、ナイル川東岸の見どころなどについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
基本情報
ルクソールはエジプト中部に位置している小さな街。
しかし、かつてはテーベ(Thebes)と呼ばれエジプトの首都として栄えていました。
また、ルクソールはナイル川を隔てて東岸と西岸に分かれています。
太陽が昇る東岸は『生者の街』、太陽が沈む西岸は『死者の街』とされ、東岸には神々を祀る神殿、西岸は葬祭殿や墳墓が造られました。
見どころ
僕が訪れたナイル川東岸にある、カルナック神殿とルクソール神殿の見どころを紹介します。
カルナック神殿
カルナック神殿はエジプトでも最大級の神殿で、新王国時代(紀元前1550-1069年ごろ)に建てられました。
内部はモンチュ(モンツ)大神殿・ムト(ムート)大神殿・アメン(アムン)大神殿に分かれていますが、モンチュ大神殿とムト大神殿は残念ながら非公開です(2018年現在)。
チケットを購入して敷地内に入ると、まずは近代的な部屋があります。ここにはカルナック神殿のミニチュアや説明が書かれたプレートが置かれています。
アメン大神殿の入口にあるのはスフィンクス参道。
頭部は破壊されて残っていませんが、ずらっと並ぶ姿は圧巻です!
昔はこのスフィンクス参道が、2キロメートル離れたルクソール神殿までつながっていたと言われています。
改めて入口から。
入口付近には、アメン大神殿内部の地図と解説が英語とアラビア語で書かれています。
アメン神殿内部は部屋のように区切られており、入口の両端を守るように石像が設置されています。
神殿内には部屋状になった場所があり、基本的には真っ暗。
しかし、天井に明かり取りの穴が開けられているので、時間帯によっては光が差し込む幻想的な風景が見られます!
僕が訪れたのは午前10~12時あたりだったので、昼あたりなら見られると思います。
カルナック神殿はいろんなものが巨大。柱もこの大きさ!
下にいる人々の大きさと比べると、その大きさがよく分かります。
彫刻がまだキレイに残っているのも驚きですが、雨や太陽光が当たらない裏側には色が残っています。
劣化にともない破損した箇所は、こまめに修復しているようです。
柱以外にもピネジェムの像や、ハトシェプスト女王のオベリスクなど巨大なものがたくさん!
紀元前にこんなデカイものを作れるなんて、本当にスゴイですよね・・・
古代エジプトではスカラベ(scarab)と呼ばれる甲虫が『生成』『創造』『再生』のシンボルとして神聖視されており、カルナック神殿(アメン大神殿)にも石像が飾られています。
ルクソール神殿
ルクソール神殿は、アメン大神殿に付属する神殿として建てられました。
先述しましたが、カルナック神殿(アメン大神殿)とルクソール神殿はスフィンクス参道でつながっていました。
まず正面。
正面には、数体のラムセス2世像と1本のオベリスクが建っていますが、本来なら2本ありました。
では、もう1本がどこにあるかといえば、ここです!
・・・そうです。フランス・パリのコンコルド広場に建っています。
決して盗んだわけではなく、1836年に当時のエジプト国王ムハンマド・アリから贈られました。
神殿内部はカルナック神殿と比べると、かなりこぢんまりしていますが、比較的キレイな状態で残っています。
しかし、まだ修復されていない箇所も。
壁にはアンクが彫られており、触られまくったこともあり真っ黒になっています。
神殿の中心部を壊し、ガーマ(イスラム教のモスク)が建てられています。
ガーマはガーマ・アブー・イル・ハッガーグという名前で、毎年のラマダン前には祭りが開催されるそうです。
昼間もキレイなルクソール神殿ですが、夜になるとライトアップされて、さらに美しいです!
僕もライトアップされたルクソール神殿を堪能しましたが、写真がボケてしまってしまったのが残念です・・・
ライトアップを撮影するなら、カメラを固定できる三脚があると便利です。
カルナック神殿で行われる音と光のショー
カルナック神殿では毎晩、音と光を使ったショーが行われます。
ショーでは荘厳なBGMと光の演出とともに、エジプトの歴史が語られます。
曜日によって異なる言語に対応していますが、火曜の1回目(夏期:20:00~、冬期:18:30~)は日本語で行われます。
音と光のショーは、ルクソール発着のツアーへの参加がオススメです!
行き方
ルクソール神殿は、ルクソール市内中心部(スーク近く)にあるので簡単に行けます。
カルナック神殿は、ルクソール中心部(ルクソール神殿あたり)からは約2キロメートル離れています。
徒歩でも30分ぐらいで行けますが、神殿内でも歩くことを考えるとタクシーを利用した方が良いです。
また、ルクソールにはタクシー代わりになる観光馬車が走っています。
ただし、料金をボッタクってくることがあるので、乗る前にシッカリと交渉しましょう!
馬車は基本的には後ろの座席に座りますが、たまにサービスで「前に乗らないか?」と言ってきます。
僕もその言葉に応じて馬のくら部分に乗りましたが、馬のだ液が飛んでくるし乗りごこちも悪いので、くら部分に乗るのはオススメできません・・・
また、体力のある人はレンタルサイクル屋やホテルで、自転車をレンタルしてもOK。
ただし、東岸のみにとどめておいた方が良いです。
ナイル川西岸の見どころは広範囲に点在しているので、自電車ではシンドイです。
観光についての注意点
定休日・開園時間について
カルナック神殿、ルクソール神殿とも定休日はありません。
カルナック神殿の開園時間は朝6:00~夜17:30(冬期は夜16:30まで)、ルクソール神殿は朝8:00~夜22:00(冬期は夜21:00まで)です。
服装について
夏は日差しが強く、とても暑いですが湿度が低いため通気性の良い長そでの服を着ると意外と涼しく感じます。
また、神殿内は想像以上に広く、歩き回ることになるので歩きやすいスニーカーがオススメです。
トイレについて
ルクソール神殿&カルナック神殿とも、内部にトイレはあったはずですが、それほど数は多くありません。
また、清潔ではないので、できるだけホテルで済ませて置いた方が良いです。
売店・神殿について
ルクソール神殿内はありませんが、すぐ近くにみやげ物店や売店、レストランが立ち並んでいます。
個人で訪れる or 現地ツアーに参加する
ルクソール神殿は市内中心部、カルナック神殿もタクシーなどで移動しやすい場所にあるので個人でも行きやすいです。
ただし、ほかの場所も合わせて効率的に周りたい場合や、内部のくわしい説明を聞きたい場合は現地ツアーへの参加がオススメです。
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エジプト旅行をオーダーメイド
ルクソールの見どころをはじめ、エジプト各地の見どころを効率よく巡る方法を考えるのは大変・・・
しかし、ツアー旅行はお土産屋や行きたくない観光地を組み込まれることがあるのでイヤ、という方も多いのでは?
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観光に便利なアイテム
海外旅行での問題はやっぱり言葉。英語なら何となく理解できても、エジプトの公用語であるアラビア語は難しいですよね・・・
あなたがアラビア語を話せなくても、翻訳できるアイテムがあれば安心。
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気球ツアーに乗って上空から遺跡を眺める
広い遺跡を別の角度から見たい場合は、ぜひ気球ツアーに参加しましょう!
朝日が昇る前に飛び立ち、ナイル川と遺跡、朝日を一度に堪能できます。
地上からでは規模がわからない王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿も、上空から堪能できます!
僕はカッパドキアで気球に乗りましたが、お値段以上の素晴らしさでした。
世界遺産への登録
1979年に『古代都市テーベとその墓地遺跡』として、世界遺産(文化遺産)に登録されました。
カルナック神殿、ルクソール神殿とも構成資産のひとつです。
観光のベストシーズン
2月~3月前半、または秋(9~11月)がオススメです。
3月後半~5月にかけては気候は良いですが、ハムシーンと呼ばれる砂嵐が発生する場合がありますが、年によっては全く発生しないことも。
5月末から9月にかけては気温が40℃を超える日も。
ルクソールの観光地は屋外の場所が多いので、かなり大変です・・・
観光に必要な日数
ルクソールへの往復に丸2日、日帰りでルクソール東岸観光するとして合計丸3日かかります。
ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低3泊5日必要です。
観光を計画
ルクソール東岸の見どころを訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
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