世界遺産「水原華城」のある水原市はソウルからも日帰りで行きやすい人気の観光地。
僕もずっと行きたかった場所で、ソウル旅行の際に地下鉄を使って日帰りでおとずれました。
今回はソウル市内から鉄道を利用して行く方方と、水原華城の見どころについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
基本情報
水原華城(スウォンファソン)はソウルから南に約35キロメートルの場所に位置する、水原市をぐるりと囲むように作られた城壁や宮殿群です。
城壁は周囲5.7キロメートルにもおよび、美しい4つの門も残っています。
作られたのは朝鮮王朝時代である1796年ごろ。
国王である正祖(チョンジョ)が亡き父の墓をこの地に移し、それを守るために水原華城を建設しました。
この地に都を移す計画をして城郭も建設しましたが、完成後に正祖が亡くなって遷都の話も白紙に。正式な宮殿建設も行われなくなりました。
水原華城の設計を行ったのは丁若鏞(チョン・ヤギョン)。
韓国の伝統様式とヨーロッパの建築技術を組み合わせて建造されました。
ソウルから水原への行き方
ソウルから水原に行くおもな方法は鉄道と路線バス。
鉄道の場合、ソウル駅から出発するムグンファ号であれば水原までノンストップで行くことができます。
しかし、本数はそれほど多くありません・・・
時間帯が合わない場合や、ソウルで宿泊している場所がソウル駅から離れている場合は地下鉄1号線で行くのが便利。
僕も地下鉄1号線を利用したので、ソウル中心部から水原華城までの行き方を紹介します!
地下鉄1号線で水原に行く
地下鉄の券売機で水原行きのチケットを購入します。
あとは水原方面行の電車に乗りますが、九老(Guro)駅で乗り換える必要あり。
九老駅到着後に3番ホームに移動すればOKです。
なお、地下鉄1号線水原駅から水原華城中心部までは少し離れています(約2キロメートル)。
僕は駅前からバスに乗って行きましたが、かなりわかりづらかったのでタクシー利用がオススメ。
水原駅のタクシースタンドには多くのタクシーが停まっており、料金も安いです。
水原華城の見どころ
僕が実際にたどったルートをもとに、水原華城のみどころを紹介します!
八達門
降車したバス停のすぐ近くにあったのが八達門(パルダルムン)。
ガイドブックで見るより立派に感じまと部に入れないのが残念・・・
水原をぐるりと囲む南端にある南門ですが、城壁とはつながっていません。
水原華城を復元する際、すでに周辺に商店が立ち並んでいたので復元できなかったようです。
華城行宮
華城行宮(ファソンヘングン)は八達門から北に100メートルほど歩いた場所にある行宮です。
国王・正祖は水原に首都を移そうと考えていたため、御所としての機能も備えています。
日本統治時代にいったん撤去されたものの、復元工事を経て2003年より一般公開されるようになりました。
入口には鳥居のようなものがあります。
内部に入ってまず目に入るのが奉寿堂。
屋根の飾り?がブレーメン音楽隊っぽくてかわいいです。
水原華城を歩いていてよく目にするのが人形。遠目でみると本当の人間のようです。
また、華城行宮はドラマや映画のロケ地としても有名。
「梨泰院クラス」「宮廷女官チャングムの誓い」「イ・サン」といった有名作品も撮影されています。
城郭めぐり
水原をぐるりと城壁が取り囲んでいますが、周囲5キロメートルもあるので全て歩くのは大変・・・
時間がなかったり体力に不安がある場合は一部だけ体験するのもオススメ。
僕も全体の4分の1(長安門~蒼龍門)のみ歩いたので、順に紹介します。
こちらは長安門(チャンアンムン)。城壁の北端にある北門で、正門にあたります。
ここから時計回りに城壁を歩きます。
華虹門(ファフォンムン)は水原川の水門の役割も持っており、水原華城のシンボルともいえる場所。
すぐ近くには見張所の東北舗楼もあります。
城壁を外側からみるとこんな感じ。中国の万里の長城を思い出します。
こちらは北暗門。ひっそりと目立たないように建っています。
訪花随柳亭は楼閣のひとつで、正式には東北角楼という名前。
建物自体も美しいですが、ここから水原の街並みを一望できます。
しばらく進むと東将台(錬武台)があります。
華城の東側から城内を見渡すために造られましたが、錬武台の名前のとおり兵士たちの訓練場としても用いられました。
なお、蒼龍門近くで気球があがっているのが見られます。
この気球は「フライング水原」と呼ばれる地上とケーブルでつながれた係留式の気球で、100メートル前後の高さで水原華城を一望できます!
ここで城郭めぐりは終了。歩いたのは約1時間でしたが、城壁はアップダウンが激しくすべて石畳だったので、かなり疲れました・・・
あとは蒼龍門近くでタクシーを拾って水原駅まで戻りました。
観光についての注意点
定休日・営業時間について
華城行宮は無休。営業時間は季節によって異なりますが、だいたい下記の通りです。
11月~02月 9:00~17:00
今回紹介した八達門、城壁群についてはいつでも見られます。
所要時間について
今回紹介した行程は昼食1時間弱を含んで、だいたい4時間ぐらいかかりました。
城壁をぐるっと一周周りたい場合は丸1日見ておいたほうが無難です。
服装について
水原華城観光はかなり歩く距離が長く、また城壁を歩く場合はアップダウンが激しいのでスニーカーなど歩きやすい靴がオススメ。
また、ずっと歩いていると暑くなってくるので体温調整しやすい服装が推奨です。
トイレについて
華城行宮内は数カ所あります。また城壁群についても数カ所ありました。
売店・レストランについて
一つの街をぐるりと取り囲んでいるので、売店・レストランとも多いです。
特に水原はカルビが有名なので焼肉店も多め。
僕もヨンボカルビでカルビ定食を食べました。
個人で訪れる or 現地ツアーに参加する
ソウルから水原までは個人でも行きやすいです。
しかし鉄道の乗り換えやバス乗車、とくに水原華城から水原駅への移動が面倒なので現地ツアー利用が便利。
また、詳しい説明を聞きたい場合は現地発着ツアーへの参加がオススメです。
水原華城旅行をオーダーメイド
空港からの移動や、水原華城周辺の見どころを効率よく巡るのは意外と大変・・・
しかしツアー旅行は好きな場所に行けないし、行きたくもないお土産店に立ち寄ったりするので避けたいですよね。
そんな時は『オーダーメイド旅行』がおすすめです!
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観光についての不明点を事前に相談をしたり、現地に着いてから困りごとがあっても、サポートデスクが設置されているので難なく解決できますよ。
観光に便利なアイテム
翻訳機
海外旅行での問題はやっぱり言葉。英語なら何となく理解できても、韓国語は難しいですよね・・・
あなたが日本語以外話せなくても、翻訳できるアイテムがあれば安心。
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世界遺産への登録
1993年に『華城』として、世界遺産(文化遺産)に登録されました。
観光のベストシーズン
春(3~5月)か秋(9~10月)がオススメです。
城壁は日差しをさえぎる場所が少ないので夏は歩くのが大変で、冬は雪で滑りやすくなるのでオススメできません。
観光に必要な日数
ソウルへの往復に半日、日帰りで水原華城に行くとして合計1.5日かかります。
ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低2泊3日必要です。
観光を計画
水原華城を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
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