台北・中正紀念堂で衛兵交代式を見る!開催時間と見どころも紹介!!



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台湾の台北にはいろいろな見どころがありますが、中正紀念堂は初代中華民国総統・蒋介石を記念して建てられた場所です。

日本では見られない形をした建物も見どころですが、最大の見どころは衛兵交代式です!

今回は敷地内の見どころと、衛兵交代式が行われる場所・時間帯などについてお伝えします。

※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください

【追 記】
2019/03/03
  忠烈祠の衛兵交代式について追記

基本情報

中正紀念堂は中華民国の初代総統・蒋介石(しょうかいせき)を記念して1980年に建てられました。

中正紀念堂の『中正』とは、蒋介石の本名である『蒋中正』にちなんでいます

台湾・台北の中正紀念堂の紀念堂

2018年時点では『中正紀念堂』という名前ですが、何度か名前が変更されています。

変更される理由は、政権によって蒋介石に対する評価がバラバラであるため。

『中正紀念堂』という名前は蒋介石を功績を高く評価していることを表しているので、功績を評価していない党が政権を担った場合は、異なる名前に変更されました。

『蒋介石はニ・二八事件など、数々の国民党政府の台湾民衆弾圧政策の張本人だ』という認識の党もいます

2007年には『台湾民主紀念館』に変更され、政権が戻った2009年にふたたび『中正紀念堂』に戻りました。

・・・ということは、また変更されることがありそうですね。

 

なお、紀念堂(本堂)を挟んで左右に建物を配するつくりは、中国・北京にある天壇をモチーフにしたと言われています。

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とても広い土地(約25万平方メートル)ですが、もともとは日本統治時代に軍用地として使われていました。

 

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見どころ

中正紀念堂には紀念堂以外にもさまざまな施設がありますので、あわせて紹介します。

まずこちらが自由広場牌楼(自由廣場牌樓)

自由広場牌楼は中正紀念堂の西側にある、高さ30メートル近くの門です。

台湾・台北の中正紀念堂の自由広場門(大中至正門の時代)

以前は『大中至正』と書かれていましたが、台湾民主紀念館に名称変更となった2007年に『自由廣場』に書き換えられました。

2018年時点でも『自由廣場』のままです

 

自由広場牌楼の間から顔をのぞかせている八角形の建物が紀念堂です。

八角形は儒教において重要な8つの徳(八徳:忠・孝・仁・愛・信・義・和・平)に由来

 

小さく見えますが近づくと意外と巨大。高さは70メートルもあります。

台湾・台北の中正紀念堂の紀念堂

70メートルは、だいたいタージマハルと同じ高さです。

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なお、階段は蒋介石の亡くなった年齢である89段あると言われています。

階段を登りきって振り返ると、自由広場牌楼がかなり小さく見えます。

台湾・台北の中正紀念堂からの眺め

紀念堂内部へ。

内部はガランとしており、それほど広くありません。

中心には巨大な蒋介石像が座っています。

台湾・台北の中正紀念堂の紀念堂内部

台湾・台北の中正紀念堂の紀念堂の蒋介石像

銅像の上部には蒋介石の政治理念『科学・民主・倫理』、台座部分には遺言が記されています。

また、天井には台湾の国章『青天白日』が描かれています。

台湾・台北の中正紀念堂の紀念堂の天井(台湾の国章『青天白日』)

紀念堂の地下には、蒋介石の服や写真を展示している『文物展示室』や執務室を再現した『故蒋介石総統紀念室』、蒋介石に関する資料を集めた『中正記念図書館』が併設されています。

 

紀念堂の両脇にあるのが国家音楽庁(國家音樂廳)国家戯劇院(國家戲劇院)

台湾・台北の中正紀念堂の音楽堂

国家音楽庁と国家戯劇院は併せて国家両庁院(國家兩廳院)と呼ばれており、京劇やコンサート、オペラやバレエの公演が行われます。

 

毎日行われる衛兵交代式

中正紀念堂内部にある蒋介石像を守るように、数人の儀仗隊(衛兵)が立っています。

台湾・台北の中正紀念堂の衛兵

この儀仗隊が1時間に1回、交代する衛兵交代式が人気を集めています。

衛兵交代式では数人の衛兵が足並みを合わせて行進、キリリとした姿を見せてくれるので女性に特に人気がありますが、男性でも楽しめます!

なお、半年ごとに陸軍・海軍・空軍が交代しながら儀仗隊を担当しているため、時期によって違った制服を楽しむことができます。

陸軍:深緑
海軍:白(夏)、濃紺(冬)
空軍:

 

衛兵交代式が行われるのは中正紀念堂の内部・蒋介石像の目の前。

行われる時間曜日によって異なります。曜日ごとの開始時間は次のとおりです。

  • 月曜:朝10:00~夕方16:00の正時
  • 火曜:朝10:00~夕方16:00の正時
  • 水曜:朝10:00~夕方18:00の正時
  • 木曜:朝10:00~夕方16:00の正時
  • 金曜:朝10:00~夕方16:00の正時
  • 土曜:朝10:00~夕方16:00の正時
  • 日曜:朝10:00~夕方16:00の正時
正時(しょうじ)とは、13時ちょうど、14時ちょうど、のような毎時0分のことです

とても人気があるので、開始15分前には現地で場所取りを行いましょう!

忠烈祠でも衛兵交代式が見られます

同じ台北の忠烈祠でも衛兵交代式が毎日行われます。

詳しくはこちらをご覧ください。

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行き方

MRT淡水信義線、および松山新店線の中正紀念堂駅(中正紀念堂站)で降りれば目の前です。

 

観光についての注意点

定休日・営業時間について

定休日はありませんが、旧正月は臨時休業することもあります。

旧正月は年によって異なりますが、だいたい2月上旬の数日間です

また、営業時間は朝9:00~夜18:00ですが、広場だけなら早朝5:00~深夜24:00は入れます。

所要時間について

内部をひと通り見るだけであれば、1時間あれば十分です。

衛兵交代式を見る場合は、30分プラスして予定しておいてください。

服装について

日本の季節に合わせた服装で大丈夫ですが、紀念堂に入るには階段を登る必要があるので、階段を登りやすいスニーカーなどの靴がオススメです。

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トイレについて

紀念堂の地階部分にあります。

また、敷地内にもあったと思います。

売店・レストランについて

紀念堂の地階にはフードコートやお土産を売っているショップがあります。

また、国家音楽庁の中にある春水堂は、珍珠奶茶(タピオカミルクティー)発祥のお店としても有名です。

敷地を出てすぐ近くに小籠包の有名店『杭州小籠湯包』があるのでオススメです。

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個人で訪れる or 現地ツアーに参加する

中正紀念堂は台北中心部にあり、MRTの駅からも近いので個人でも行きやすいです。

ただし、他の観光地と合わせて効率的に巡りたい場合や、詳しくガイドしてもらいたい場合は現地ツアーへの参加がオススメです。

》》中正紀念堂を訪れる現地発着ツアーに参加する

 

世界遺産への登録

2018年現在、台湾には世界遺産に認定されている場所はありません。

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観光のベストシーズン

いつでも観光できますが、春と秋(3~5、9~11月)が気候が良いので観光しやすいです。

冬は寒い日が多い&旧正月による臨時休業があり、夏は暑い&日陰も少ないです。

 

観光に必要な日数

台北への往復に半日、日帰りで中正紀念堂に行くとして合計丸1日かかります。

ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低1泊2日必要です。

 

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観光を計画

中正紀念堂を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。

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