真っ白の大理石で作られた、玉ねぎ型の屋根が特徴的なタージ・マハル。
その白亜の姿は世界一美しい建物と言っても差し支えないほど。一見するとイスラム教の寺院!?と思われがちですが、実は異なります。
今回はタージ・マハルへ行く方法や観光時の注意点、空いている入口などについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
【追 記】
2019/06/26 入場制限(超過料金)について追記
2019/04/15 歴史家と巡るタージマハルについて追記
2018/07/26 所要時間について追記
2018/05/10 休館日について追記
2018/04/04 入場制限について追記
基本情報
タージ・マハルはムガール帝国第五代皇帝のシャー・ジャハーンにより、1653年に建てられました。
『マハル=宮殿』という意味なので、宮殿、または寺院と勘違いされがちですが、そのどちらでもありません。
実は『墓』です。
シャー・ジャハーンの妃(妻)であるアルジュマンド・バーズ・ベーカム(ムムターズ・マハル)が亡くなったときに、愛情を表現するために総大理石で作られたタージ・マハルを建築しました。
一説にはシャー・ジャハーンは自分のための墓として、タージ・マハルの対岸に黒大理石を用いたタージ・マハルの黒色版の建物を計画していたと言われています。
しかし、あまりに無駄遣い(おもに建築費)するので、息子に幽閉されてしまいました。当然と言えば当然ですね・・・
タージ・マハルの本体は57メートル四方、高さ43メートルという大きさ。だいたい13階建てのマンションと同じぐらいです。ちなみにウルトラマンの身長も40メートルです。
なお、タージ・マハルという名前は、妃の名であるムムターズ・マハルから名付けられたと言われています。
見どころ
タージ・マハルといえば玉ねぎ頭の建物が有名ですが、そのほかにも見ておきたい所があります。
まずは外からの眺め。ヤムナー川のほとりに建つタージ・マハルです。
計画では川の対岸に黒いタージ・マハルを建て、橋でつなぐ計画がありました。
正門(南門)から中に入ると参道がスッと伸びています。門をくぐる直前に見えるタージ・マハルもステキです。
タージ・マハルは真っ白という印象ですが、近づいてみると装飾や彫刻も細やかでキレイ。
タージ・マハルの周りにはミナレットと呼ばれる塔が4本建てられています。
ミナレットは、通常イスラム教寺院の場合に付属して建てられますが、タージ・マハルでは装飾的な意味合いが強いです。
また、タージ・マハルの正門(南門)の裏側は一転して赤茶色。タージ・マハルの白色との対比がとても美しいです。
入場についての注意点
入場チケットは現地人用と観光客用の2種類あり、売り場も異なります。
日本人が現地人用のチケット売り場に並ぶと、あらためて並び直しになるので注意してください。
入口ではセキュリティチェックがあります。
チェックは厳しめで、食べ物や大きい荷物、カメラ以外の電子機器は持込不可と判断されるケースが多いです。入口付近に荷物預け入れスポットがあるので利用しましょう。
タージ・マハルには3カ所の入り口がありますが、正門(南門)はとても混みます。
その他には西門と東門がありますが、ともに正門(南門)より空いているので西門 or 東門からの入場がオススメです。
【追 記】
2018年4月1日より、入場制限が行われます。
制限する理由は混雑の緩和で、今までは入場したら内部に1日中いても問題ありませんでしたが、今後は入場後の滞在が3時間に制限されます。
また、3時間を超える分には超過料金が科される見込み。
入場時にトークンを発行、退場時にふたたびチェックして超過料金を徴収することになりました。
観光についての注意点
休館日・開館時間について
休館日は金曜です。
開館時間はハッキリとは決まっていませんが、日の出から日没までと言われています。
所要時間について
内部を一通り見るのに、だいたい1時間かかります。
さらに入場に時間がかかるので、合計2~3時間必要です。
服装について
タージ・マハルの大理石の床部分は靴のまま入場できません。
気温が低い時は問題ありませんが、4~10月あたりの気温が高い時期は注意が必要です。
床が太陽光で熱せられているので、はだしで歩くと間違いなくヤケドします。靴下を履くか、靴カバーを付けて入場しましょう。
トイレについて
入場後も1カ所トイレがあります。
ただしタージ・マハルの建物付近ではなく、正門(南門)から入って参道を通らずにすぐに右に曲がった場所にあります。
売店・レストランについて
タージ・マハル入場後はありませんが、正門(南門)付近に売店が多く集まっているので、入場前の購入がオススメです。
レストランもあります。
行き方
タージ・マハルは、首都ニューデリー(デリー)から200キロメートル離れた、アグラのヤムナー側のほとりに建てられています。
アグラの中心部はタージ・マハルに近いので徒歩で訪れることが可能です。もし少し離れた場所に宿泊している場合は、オートリキシャと呼ばれる三輪バイクが一般的。
また、アグラ・カント駅からタージ・マハルまで直接向かう場合は、オートリキシャで約20分かかります。
日本からアグラへの移動は、こちらをご覧ください。
個人で訪れる or 現地ツアーに参加する
時間に余裕があれば、ニューデリーから列車で訪れましょう。車窓から見るインドの風景も楽しいです。
時間の余裕がない場合は、現地発着ツアーがオススメ。
列車ではなくチャーターした車を利用するので、大幅に予定時刻を超過することはありません。
世界遺産への登録
1983年に『タージ・マハル』として、世界遺産(文化遺産)に登録されました。
観光のベストシーズン
11~2月がもっとも観光に向いています。
この時期は気温が30度以下となるので観光しやすいです。ただし、午前中は霧が出やすいので午後に訪れるようにしましょう。
逆に避けた方が良いのは4~5月。
この2カ月間は暑季と呼ばれており、気温が40度を超すことも珍しくありません。裸足で熱せられた床を歩かないといけないので、絶対避けた方が良いです。
観光に必要な日数
ニューデリーへの往復に丸2日、日帰りでタージ・マハルに行くとして合計丸3日かかります。
ただし飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低3泊5日必要です。
こんな出来事がありました
下痢になる
アグラからニューデリーに戻ってから帰国後も下痢が続きました。
列車が大幅に遅延
アグラからニューデリーに戻る列車が5時間来ませんでした。
こまり具合と、結末についてはこちらをご覧ください。
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