タイはバンコクにある黄金の寺院・仏像の印象が強いですが、古都アユタヤは落ち着いた大人の雰囲気。
僕もバンコク発着の現地ツアーを利用して、アユタヤを訪れました。
今回はバンコク発着の現地ツアーを利用したアユタヤへの行き方や見どころ、気をつけたいなどについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
【追 記】
2018/05/10 定休日について追記
基本情報
アユタヤ遺跡があるのは、バンコクの北75キロメートルにあるアユタヤ周辺。
アユタヤ遺跡は、14世紀ごろ発展していたアユタヤ王朝の都の跡です。
ウートン王によって開かれて以来、タイ内陸部の交易の中心と発展し海外との交易も盛んとなり、シャムという名前で世界中に名が知れ渡りました。
栄華を誇ったアユタヤですが、1767年のビルマ軍の攻撃により滅んでしまいました。
日帰り現地ツアーの流れ
アユタヤ遺跡は広範囲に点在しているので、バンコク発着の現地ツアーで行くことにしました。
だいたいどの国でも、現地ツアーは宿泊しているホテルまで迎えに来てもらえるのですが、今回は徒歩10分ぐらい離れたホテル集合。
面倒だな~と思っていましたが、到着して納得。参加者が100人近くいました。それだけのホテルを周るのは難しいので仕方ないですね。
集合は朝6時。ミニバンに乗って移動したので、そのままアユタヤに行くと思いましたが途中のホテルで車を乗り換えます。
行き先別に集約したため、車はかなり巨大なバスに・・・
数時間アユタヤに向かって移動、まず立ち寄ったのはバン・パイン宮殿。
バン・パイン宮殿(Bang Pa-In Palace)はアユタヤ王朝時代に建てられ、ラーマ4世&5世の夏の離宮として使用されました。
夏の離宮に使われるだけあって、とても涼やか。
中華風の建築様式と思いきや、ヨーロッパ風の建物も。
軍人さんがガッチリ警備しています。
宮殿内の池には、大きなトカゲが住み着いているので注意してください。
庭園の植え込みも象の形に刈り込まれています。
その後、車窓から日本人町跡を見たのち、ワット・プラ・マハータートへ。
ワット・プラ・マハータート(Wat Phra Mahathat)は、ボーロマラーチャー1世によって14世紀に建立された仏舎利(釈迦の遺骨)を納めるための寺院です。
残念ながら、多くの仏塔や寺院がビルマ軍に破壊されてしまいました。
もっとも有名なのは菩提樹に埋まる仏像の頭。破壊された仏像の頭を飲み込むように木が成長し、取り出せなくなって現在に至ります。
続いてワット・プラ・シー・サンペットへ。
ワット・プラ・シー・サンペット(Wat Phra Si Sanphet)は王室守護寺院です。
建物はクメール王朝の影響を受けており、砲弾状の仏塔が特徴的なプラ・プラ―ン様式。

この寺院もビルマ軍によって破壊され、現在は石灰により白くなってしまった3基の仏塔だけが残っています。
ここで遺跡観光は一旦中断し、アユタヤ観光のハイライトでもある象乗り体験!
エレファントビレッジに到着すると、たくさんの象が出迎えてくれます。
台に登って、象に乗り込みます。
象には2人ずつ乗り込みます。一人参加の場合は、知らない人と同じになります・・・
思ったより揺れるので、しっかりと捕まってください。
そっと象の背中に触ってみましたが、岩にハムを巻きつけた感じでした。
遺跡の周りを15分程度歩いたのち、元の場所に戻ります。
象は台に乗ったり、座ったりする簡単な芸も見せてくれます。
なお、別料金で象にミルクや食べ物をあげたり、一緒に写真を撮ることも可能です。
続いてワット・ロカヤスタへ。
ワット・ロカヤ・スタ(Wat Lokaya Sutha)は寺院があるのではなく、長さ28メートルの巨大な釈迦仏が寝そべるのみ。穏やかな表情をした癒し系です。
釈迦仏の近くで金箔を売っており、貼り付けることで徳を積むことができます。
なお、この像は1990年代に大人気だったゲーム・ストリートファイターIIのキャラクター・サガットのステージの背景に描かれています。
ここで昼食。
移動中に立ち寄ったホテルでのビュッフェでしたが、種類が少なかったのが残念・・・
最後に立ち寄るのはワット・ヤイ・チャイ・モンコン。
ワット・ヤイ・チャイ・モンコン(Wat Yai Chai Mongkon)は、セイロン(現在のスリランカ)に留学していた僧侶のために王が建立したと言われています。
ここでも釈迦仏が寝ころんでいます。
寝釈迦仏の足の裏に1バーツ硬貨がくっつくと、願いが叶うと言われています。
これで全日程が終了です。バンコクには夕方ごろ到着します。
観光についての注意点
定休日について
どの寺院も定休日はありません。
服装について
アユタヤ遺跡内では歩き回ることになるので、スニーカーなど歩きやすい靴が必須です。
また夏は特に日差しが強く、隠れる場所も少ないので帽子があると便利です。

トイレについて
象乗り体験の場所や一部の寺院にはありますが、それほど数は多くありません。
出発前のホテルか、途中で立ち寄るレストランで済ませるようにしてください。
売店について
各寺院では雑貨類は売られていることが多いですが、水や食べ物を売っている屋台はそれほど多くありません。水は事前に購入しておくと確実です。
現地発着ツアーがオススメ
アユタヤは見どころが広く点在しているので、現地発着ツアーで効率よく巡った方が良いです。
各寺院の説明も行ってくれるので、詳しく知りたい方にも現地発着ツアーの参加がオススメ。
ツアーによって象に乗れたり、夜景を楽しめたりさまざまなプランがあるので、自分好みのプランを探してみましょう!
世界遺産への登録
1976年に『古都アユタヤ』として、世界遺産(文化遺産)に登録されました。

観光のベストシーズン
冬(11月~2月)が涼しく乾季のため雨が少ないので、もっともオススメです。
夏は暑く日影も少ないので、訪れる場合にはしっかりとした準備が必要です。
観光に必要な日数
バンコクへの往復に丸1日、日帰りでアユタヤ遺跡に行くとして合計丸2日かかります。
ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や乗継地での待ち時間があるので最低2泊3日必要です。
観光を計画
アユタヤ遺跡を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
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