アンドラと聞いて、すぐに国の場所が思いつく人は少ないのでは?
実はアンドラは、バルセロナから日帰りで行ける買い物天国です!
今回はバルセロナから訪れる方法と、アンドラ国内の様子などについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
基本情報
正しくはアンドラ公国という名前で、スペインとフランスに挟まれたピレネー山麓に位置するとても小さな国です。
通貨はユーロを採用しており、公用語はカタルーニャ語ですが、英語も通用します。
アンドラは元タックス・ヘイブン
アンドラは、2011年までは所得税や法人税も含めて税金がかからないタックス・ヘイブンの国でした。
しかし2013年には付加価値税、2015年には所得税を導入されるなど少しずつ課税する方向に傾いています。
しかしながら、まだ他のヨーロッパ諸国より税率が低め。
たとえばスペインの付加価値税の標準税率は21%ですが、アンドラでは4.5%しかありません。
バルセロナからバスでの行き方
アンドラには空港や鉄道の駅がないので、バスで訪れる方法が一般的。
バルセロナ市内からはサンツ・バスターミナルと北バスターミナルから直行便が出ています。
僕は北バスターミナルから、ALSA社のバスに乗って訪れました。
チケット予約はALSA社のサイトから行うことも可能ですが、一度バスターミナル内の様子を確認したかったので、北バスターミナルで直接予約しました。
実際のチケット予約~当日のようすを順に紹介します。
1.北バスターミナルでの予約
北バスターミナル(Barcelona Nord)は、カタルーニャ広場から歩いて10分ぐらいの位置にあります。
最寄り駅は地下鉄L1線のMarina駅、もしくはArc de Triomf駅。それぞれ徒歩5分ほどです。
もともとは鉄道の駅でしたが、バスターミナルに改築されました。
内部は2階建てで横に長い作り。売店やカフェもあります。
チケット購入カウンターは2階にありますが、混んでいたのでカウンター横に設置されていた券売機でアンドラ行きのチケットを予約しました。
しかし、チケット予約は完了したけれどチケットが出てこない・・・
しかたがないので、チケットカウンターに並び直しました。
カウンターで事情を説明し、調べてもらったところ原因は紙切れ。
2重予約しなくてよかった・・・
予約したのは7:00バルセロナ発、15:00アンドラ発の便。
もう少し出発が遅い時間帯が良かったけれど、前日予約のせいか空いていませんでした。
2.北バスターミナルからの出発
朝7時出発でしたが、念のため6時半に到着。
朝6時半だと、半分ぐらいの店しかオープンしていませんでした。
どの場所から出発するかは、バスターミナル内の行き先案内板に表示されます。
出発予定時刻10分ぐらい前になると、バスへの乗車が開始します。
バスの席は好きな席を選べました。Wi-Fiも利用できますが、つながらない場合も・・・
3.アンドラに到着
出発して約3時間でアンドラの首都アンドラ・ラ・ベリャに到着。途中何カ所かに停車しましたが、パスポートチェックはありませんでした。
到着するのはアンドラ・ラ・ベリャのバスターミナル。
地球の歩き方(2017~18年度版)にもアンドラについての記述&地図がありますが、このバスターミナルは記載されていないので、場所をしっかりと覚えておきましょう。
川沿いなので分かりやすいです。
街の様子は後述します。
4.アンドラからの出発
アンドラ発は15時ちょうどなので、14:45ぐらいに到着してトイレなどを済ませます。
バスターミナルに売店はありませんが、自動販売機とイスが設置されており、ゆっくりとくつろげます。
バスターミナルの行先案内板に、乗るべきバス乗り場が表示されるので時間どおり乗車。
バスは15:00にアンドラを出発し、18:20にバルセロナの北バスターミナルに到着しました。
現地ツアーで訪れる
バスのチケット購入は英語で行う必要があるので、「ちょっと難しい・・・」という人も多いのでは?
そんな場合は、バルセロナ発着の現地ツアーが便利です!
バルセロナ市内の所定の場所まで送迎してくれるので、近所に遊びに行く感覚で参加できますよ。
アンドラの街の様子
アンドラ中心部アンドラ・ラ・ベリャ市内はそれほど広くなく、1周ぐるっと周るだけであれば1時間もあれば十分。
街を横断するようにメリチェル通り(Meritxell)が通っており、その道沿いを中心として多くのお店が立ち並んでいます。
店の種類は衣料品やレストランが多い印象ですが、ホテルや銀行、車のディーラーなどさまざまな業態のお店が集まっています。
外資系の店も多くMacDonald、スターバックス、ZARA、BMWなど誰でも知っているような企業も多いです。
アンドラにはデパートも何カ所かありますが、もっとも有名なのはピレネー(Pyrenees)。
ここに来れば服や電化製品、食料品など何でも手に入ります。
アンドラ・ラ・ベリャ市内の数少ない娯楽施設としてカルデア(Caldea)と呼ばれる施設があります。
カルデアはスパ&レジャー施設であり、巨大プールなどがあります。
僕は訪れていませんが、入場に日本円で4,000円ぐらいかかる割に、お湯がぬるくてイマイチのようです・・・
レストランもさまざまな国の料理があります。スペインをはじめとした欧米料理のほかに、日本料理も。
アンドラ・ラ・ベリャ市内を巡ると変わったオブジェがたくさん目に入ります。そういえばカルデアの建物も独創的でしたね・・・
観光についての注意点
バルセロナと比べると、5度ぐらい気温が低い印象。
冬はバルセロナにいる時より少し厚めの服を着るか、1枚余分に上着を着るようにしてください。
また歩き回ることになるので、スニーカーなど歩きやすい靴がオススメです。
アンドラ・ラ・ベリャの街はそれほど広くありません。
しかし道が細く、ぐねぐね曲がっているので現在地が把握しずらいです。
ガイドブック(地球の歩き方)にも簡単な地図しか乗っていないので、バスターミナルに置いてあるマップを持ち歩くか、Googleマップをオフラインで使用できるように事前にアンドラの地図をダウンロードしておくと便利です!
観光を計画
アンドラを訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
》》Hotels.comでホテルを予約
》》Booking.comでホテルを予約
》》Agodaでホテルを予約
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》》Klookで現地発着ツアーを予約
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まとめ
僕がアンドラに滞在したのは5時間弱ですが、ひと通り見て食事もできました。
カルデアに入場したり郊外に行く場合はもう少し時間があった方が良いですが、街をぶらぶらして買い物するぐらいなら4時間あれば十分です。
気軽に行けるアンドラにぜひ訪れましょう!