カサ・ビセンスの内部公開が2017年解禁!行き方と内部の様子を紹介!!



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アントニ・ガウディの処女作ともいわれるカサ・ビセンスですが、長らく内部公開されていませんでした。

しかし、2017年にようやく解禁されました!

今回はカサ・ビセンスの内部や、行き方などについてお伝えします。

※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください

基本情報

カサ・ビセンスは、モデルニスモ建築の巨匠アントニ・ガウディ(Antoni Gaudi)が初めて手掛けた建築物とも言われています。

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完成したのは1885年。

レンガやタイルを作っている会社の社長マヌエル・ビセンスの別荘であり、当時流行していたネオ・アルハンブラ様式とネオ・ムハデル様式で造られています。

 

ガウディ建築といえば、トレンカディス(破砕タイル仕上げ)や曲線が特徴ですが、カサ・ビセンスは直線主体で構成されています。

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また、依頼者がタイル業を営んでいたこともあり、外観・内装とも既製品のタイルが使われています。

現在までに、さまざまな人の手に渡りましたが、現在はアンドラ公国の銀行が所有しています。

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完成後、長いあいだ内部非公開でしたが、改築を経た2017年に公開が開始されました!

 

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見どころ

まず外観から。

スペイン・バルセロナにあるカサ・ビセンスの外観
スペイン・バルセロナにあるカサ・ビセンス

カサ・ミラカサ・バトリョと比較すると、かなりこぢんまりしています。

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また、ガウディ建築の特徴は見られませんが、鉄製のフェンス部分はガウディっぽいかも?

スペイン・バルセロナにあるカサ・ビセンスの鉄製のフェンス

 

チケット売り場は、建物右手から細い路地を通ったところにあります。

ちょっとわかりづらいですが、スタッフが立っていて案内してくれるのでスグにわかります。

 

まずは1階部分。

食堂やリビング、ダイニングなどの生活スペースがありますが、最大の見どころは喫煙室(または男部屋)と呼ばれる部屋。

スペイン・バルセロナにあるカサ・ビセンスの内部

10人ほどしか入れない小さな部屋ですが、モサラベ様式で飾られた室内がとても美しいです。

モサラベ様式はキリスト教とイスラム教の様式が混ざった美術様式です

 

2階は家族の生活空間。風呂やトイレ、寝室などがあります。

風呂やトイレはタイルで彩られ、とてもカラフル。でもちょっと派手すぎるかも・・・

スペイン・バルセロナにあるカサ・ビセンス内部(風呂・洗面)
スペイン・バルセロナにあるカサ・ビセンス内部(トイレ)

同じくガウディが手掛けたカサ・ミラのバスルームはこんな感じ。

スペイン・バルセロナのカサ・ミラ内部(再現したブルジョワの家の洗面・キッチン)

かなり落ち着いた感じです。

また、2階には増設された部分があり、アート&建築についての展示スペースになっています。

 

3階は常設展示場。

ガウディ直筆の図面(コピー)をはじめ、カサ・ビセンスの模型もあります。

ガウディが設計したイスもありました。

スペイン・バルセロナにあるカサ・ビセンスに展示されているガウディ設計のイス

また、液晶タッチパネルやオーディオビジュアルを利用して、さまざまな資料を見ることができます。

 

屋上にも出られますが、それほど広くありません。

カサ・ミラやカサ・バトリョと比べると、どこか落ち着いた印象。

こちらがカサ・ビセンスの屋上。

スペイン・バルセロナにあるカサ・ビセンスの屋上の柵

そして、こちらがカサ・バトリョの屋上。

スペイン・バルセロナにあるカサ・バトリョの屋上の煙突

カサ・バトリョは『ガウディの感性爆発!』といった感じですが、カサ・ビセンスはまだ常識的。

カサ・ビセンスはガウディが手掛けた最初の建築物なので、依頼者であるマヌエル・ビセンスの希望を優先してデザインしたのかも?

完成当時は周りに高い建物はありませんでしたが、現在はマンションなどに囲まれています。

スペイン・バルセロナにあるカサ・ビセンスの屋上からの眺め

 

行き方

カサ・ビセンスはスペイン・バルセロナの中心部にあります。

最寄りの地下鉄駅は、地下鉄3号線のフォンタナ駅(Fontana)。駅を出て徒歩10分ほどですが、奥まった場所にあるので少し分かりづらいです。

 

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チケットの予約

僕が訪れた時は予約しなくても、すぐにチケットを購入できました。

しかし、入場には人数制限があるので、訪れるタイミングによっては入れない場合も・・・

日程が決まっていれば、事前予約した方がよいです。

 》》カサ・ビセンス入場チケット予約(公式サイト)

「英語なので予約するのが難しい・・・」という方は、カサ・ビセンスを訪れる現地ツアーがオススメです。

 

観光についての注意点

入館料について

僕が訪れた2018年時点で16ユーロでした。

年齢によっては割引(18歳以下 or 66歳以上なら14ユーロ)があり、7歳未満は無料です。

定休日・営業時間について

定休日は月曜(祝日以外)、1/1、1/6、12/25

営業時間は朝10:00~夜20:00です。

所要時間について

ひと通り見るのに約30~60分かかります。

トイレについて

内部にあります。

売店・レストランについて

ミュージアムショップが内部(地下)にあります。

また、外の別館にカフェがあります。

ガッツリ食べたい場合でも、カサ・ビセンス周辺には多くのレストランやお店があるので、心配ありません。

 

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個人で訪れる or 現地ツアーに参加する

バルセロナの中心部にあるので、個人でも訪れやすいです。

ただし日本語ガイドによる説明を聞きたい場合や、他の観光地と合わせて効率的に巡りたいならバルセロナ発着のツアーへの参加がオススメです。

》》カサ・ビセンスを訪れる現地発着ツアーを予約する

 

世界遺産への登録

2005年に『アントニ・ガウディの作品群』の構成資産のひとつとして、世界遺産(文化遺産)に登録されました。

もともとは1984年にサグラダ・ファミリアグエル公園カサ・ミラが世界遺産登録されました。

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それに追加される形で、ほかのガウディ建築と共に世界遺産の構成資産に追加されました。

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観光のベストシーズン

春(4~6月)、および秋(9~10月)あたりが過ごしやすいのでオススメです。

ただし夏や冬でも建物の中に入ってしまえば、過ごしやすいです。

 

観光に必要な日数

バルセロナへの往復に丸2日、日帰りでカサ・ビセンスに行くとして合計2.5日かかります。

ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低2泊4日必要です。

 

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観光を計画

カサ・ビセンスを訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。

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