ロダン美術館(パリ)で考える人・地獄の門を見る!ミュージアムパスがあると便利!!



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ロダン美術館はパリにある美術館です。

名前のとおりロダンの作品を集めた美術館。それほど大きな美術館ではありませんが、『考える人』など有名作品がたくさんあります!

今回はロダン美術館の基本情報(行き方・休館日)や、展示されている作品などについてお伝えします。

※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください

基本情報

ロダン美術館は、もともとフランス人彫刻家フランソワ=オーギュスト=ルネ・ロダン(François-Auguste-René Rodin)が晩年を過ごした邸宅兼アトリエでした。

ロダンが暮らしていたのは、建築家ジャン・オベールによって建てられたビロン邸と呼ばれる建物で、1908年から亡くなった1917年まで住んでいました

 

現在はロダンの作品を中心に、恋人でもあったカミーユ・クロデール(Camille Claudel)の作品や、ロダンが収集したゴッホやルノワールの作品も展示されています。

とくに有名なのは、ゴッホの『タンギー爺さん(Le Père Tanguy)』です

 

美術館の建物はロココ建築の傑作としても有名。また敷地内には広大な庭園があり、その中にもロダンの作品が展示されています。

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見どころ

ロダン美術館は、建物と庭園に点在して作品が展示されています。

展示作品は数多くありますが、今回は特に有名なものを紹介します!

 

■地獄の門(La Porte de l’enfer)
イタリアの詩人ダンテ(Dante)の叙事詩『神曲』内に登場する、地獄への入口となる門をテーマとして作られたブロンズ製の彫刻です。

『地獄の門』が展示されているのは庭園の一角。

フランス・パリのロダン美術館に展示されている「地獄の門」
フランス・パリのロダン美術館に展示されている「地獄の門」

中央やや上で腰かけながら下を向いているのが、あの有名な『考える人』です。

フランス・パリのロダン美術館に展示されている「地獄の門」

残念ながら『地獄の門』は未完成で終わりましたが、作品を構成するいくつかの像は、それぞれ独立した作品となりました。

■考える人(La Penseur)
先ほどの『地獄の門』から独立して作られた作品です。

こちらも庭園内に設置されていますが、一気に巨大化しました!

フランス・パリのロダン美術館に展示されている「考える人」

近づいて、さまざまな角度から眺めます。

フランス・パリのロダン美術館に展示されている「考える人」
フランス・パリのロダン美術館に展示されている「考える人」

正面からじっくりと見ると、右ひじを左足に置いており、実際にやってみると想像以上に苦しいです・・・

フランス・パリのロダン美術館に展示されている「考える人」

なお『考える人』という名前がつけられていますが、実際は『地獄に落とされた罪人を見ている』そうです。

そうやって見ると、何だか見方が変わりますね・・・

■カレーの市民(Les Bourgeois de Calais)
イングランドとのクレシーの戦いで敗れたのちカレー市を包囲、以後包囲され続けました。

包囲を解く(=降伏)の条件としてカレー市の主要メンバーの出頭を命じ、命をかえりみず応じた時の様子をとらえた作品です。

フランス・パリのロダン美術館に展示されている「カレーの市民」

■3つの影(Les Trois Ombres)
こちらも『地獄の門』から独立して作られた像。庭園に展示されています。

フランス・パリのロダン美術館に展示されている「3人の影」

3人の男性はすべて(アダムとイブの)アダム。

同じモチーフを複数回使うことにより『時間と空間の超越』を表現しています。

 

■接吻(Le Baiser)
これも『地獄の門』から独立して作られた像です。

フランス・パリのロダン美術館に展示されている「接吻」

ダンテの『神曲』の中で登場するフランチェスカとパオロの悲恋をモチーフにした作品で、制作当時は『Francesca da Rimini』と呼ばれていました。

■カテドラル(La Cathedrale)
『カテドラル(大聖堂)』というタイトルですが、実際は2人の手がモチーフとなっています。

フランス・パリのロダン美術館に展示されている「カテドラル」

「この手の意味は何なのか?」「誰の手なのか?」「カテドラルと名付けた理由は?」というのは全く明かされておらず、知るのはロダンのみ。

不明な点が多く、見る人の想像をかきたててくれます。

なお、この彫刻以前は手だけをモチーフにすることはなく、全身、または上半身のみを題材とすることが多く、その意味でも意義のある作品です。

 

その他にもさまざまな作品が展示されていますが、『地獄の門』を構成する彫刻から独立した作品が多い印象です。

 

また、作品が展示されている庭園はかなり広いです。

フランス・パリのロダン美術館の庭園
フランス・パリのロダン美術館の庭園

ゆったり作品を鑑賞しつつ、疲れたらカフェでゆっくりするのもオススメです。

 

どこにある作品が本物?

ロダン美術館に展示されている『地獄の門』や『考える人』をはじめとした彫刻は世界中にあります。

日本にもありますが、「いったいどれが本物!?」と思ったことはありませんか?

 

正解は『すべて本物』です。

考える人などはブロンズ彫刻ですが、ブロンズ彫刻には鋳型があるので、それにブロンズ(銅)を流し込むことによって、全く同じものをいくつでも作ることが可能です。

たとえば、ロダン美術館によって真正品と認定されている『考える人』は世界に21体、『地獄の門』は世界に7つあります。

 

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行き方

ロダン美術館はフランス・パリの中心部にあります。

最寄りの駅はメトロ(地下鉄)の13号線のヴァレンヌ駅(Varenne)です。

すぐ西にアンヴァリッドがあります。

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パリ・ミュージアムパス利用がオススメ 

僕がロダン美術館を訪れたときは、チケットを並ぶための列が20メートルぐらい続いていました。

フランス・パリのロダン美術館のチケットを購入するための行列

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パリ・ミュージアムパスは、パリおよび近郊の見どころの共通入場チケット。

ロダン博物館もパリ・ミュージアムパスで入ることができるので、わざわざ入場チケットを購入しなくても、そのまま中に入れます。

また、パリ・ミュージアムパスとツアーがセットになったプランもあるので、こちらもオススメです!

 》》パリ・ミュージアム・パス&関連ツアーを予約

 

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観光についての注意点

無料の日

毎月第1日曜は無料です。

しかし、いつもより混むので、パリ・ミュージアム・パスを持っている場合は避けた方が良いです。

定休日・営業時間について

定休日は1/1、5/1、12/15、および毎週月曜です。

営業時間は朝10:00~夕方17:45ですが、庭園は夕方17:00までです。

所要時間について

ひと通り見るのに約1時間かかります。

服装について

建物内に入れば暖かいです。

しかし、有名な作品は庭園に点在しているので、冬に訪れる場合は東京と同じような服装がオススメです。

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トイレについて

館内・および敷地内にあります。

売店・レストランについて

ミュージアムショップではロダングッズが充実しているので、お土産にオススメ。

また、庭園内にカフェがあり食事することもできます。

 

個人で訪れる or 現地ツアーに参加する

ロダン美術館はパリ中心部にあるので、個人でも行きやすいです。

他の観光地と合わせて巡ったり、日本語ガイドによる説明を聞きたい場合は、パリ発着のツアーがオススメです。

》》ロダン美術館を訪れる現地発着ツアーを予約する

 

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世界遺産への登録

ロダン美術館は世界遺産に登録されていません。

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観光のベストシーズン

春~秋(3~10月)がオススメです。

室内に入れば暖かいですが、考える人や地獄の門などの展示物は庭園にあるので、冬は服装に注意が必要です。

 

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観光に必要な日数

パリへの往復に丸2日、日帰りでロダン美術館を見に行くとして合計2.5日かかります。

ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低1泊3日必要です。

 

観光を計画

ロダン美術館を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。

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