ブルーモスクといえばトルコ・イスタンブールのモスクが有名ですが、マレーシアにあるブルーモスクも負けていません!
クアラルンプール郊外にあるブルーモスクに行くには、電車と路線バスを使った方法があります。
今回は、クアラルンプールから路線バスを利用して訪れる方法などについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
【追記】
2020/03/25 「クアラルンプールから路線バスでの行き方」に注意点を追記
基本情報
マレーシアのブルーモスクは、正式名称をスルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク(Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah Mosque)といいます。
ブルーモスクがあるのは、クアラルンプールの南西約25キロメートルの場所にあるシャー・アラム(Shah Alam)という都市。
ブルーモスクが造られたのは1988年3月と意外と新しいですが、2018年時点では世界で4番目の大きさを誇るモスクです。
なお、世界最大のモスクはU.A.Eのアブダビにあるシェーク・ザイード・モスクです。
モスクの最大収容人数は24,000人と、とっても巨大。
モスクを囲むように建つ高さ142.3メートルのミナレットは世界最大級と言われています。
クアラルンプールから路線バスでの行き方
クアラルンプールから路線バスで行くには、中華街の近くにあるパサール・スニ駅(Pasar Seni)の南側にあるバスターミナルから750番線の路線バスを利用します。
バスターミナルにあった構内見取り図では、『B6(YOU ARE HEREで示した場所の左となり)』部分です。
その乗り場はこちら。
バスの電光掲示板部分に『750』という路線番号と、行き先が『Shah Alam』と書かれていることを確認してください。
また、バスに乗る前に必ず路線図を写真に撮ってください(理由は後述)。
料金は3リンギット(約85円)でした(2018年11月時点)。
便数は時間帯にもよりますが、だいたい1時間あたり2本程度です。
バスのチケットはこんな感じ。日付と目的地のゾーンが書かれています。
車内は通常のイスもありますが、こんなスペースも。たぶん車イスを固定するための場所?
ブルーモスクに最も近いバス停は『Hentian Pasat Bandar Shah Alam』。
パサール・スニ駅からはだいたい30~50分かかります。
路線バスの使いづらい点は、バス停に何も書かれていない場合があり、また事前に停車ボタンを押していない場合は停車せずにスルーされる場合があること。
訪れる前は「多分みんな降りるから大丈夫だろう」と考えていましたが、実際は自分以外に降りる人はほとんどおらず危ないところでした・・・
僕はたまたま路線図を事前に撮影、たびたび確認していたので乗り過ごさずに済みました。
乗り過ごしを防ぐには、路線バスに乗るさいに運転手に「ブルーモスクに行きたい!シャー・アラムで降りる!」ということを伝えておきましょう。
Hentian Pasat Bandar Shah Alamバスターミナルには、さまざまなバスが停まります。
しかし、クアラルンプールからのバスが停まるのは少し離れた場所。進行方向右側のビル(下記画像の左側)を目印にすると覚えやすいです。
Googleマップではこちら。
バスを降りて右手に向かうと、1~2分ほどで大通り(Persiaran Bandar Raya)に出るので左折して、しばらく進んでください。
そのまま15分ほど歩くとブルーモスク(スルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・モスク)があります。
歩いていると、途中に観光地の定番『I LOVE オブジェ』があるので目印にしてください。
僕は地図をあまり見ていなかったため、このオブジェのあたりから曲がってしまい公園の中を通り抜けることになり、かなり遠回することに・・・
クアラルンプールへ戻るバスの乗り場所
クアラルンプールのパサール・スニ駅へ戻る場合、行きと同じく750番路線のバスに乗ります。
ただし、降りた場所と乗る場所は同じではありません。
クアラルンプール行きのバス乗り場はこちらです。
クアラルンプールからのバスを降りた場所から、右手に50メートルほど進んだ場所です。
日本では道路の反対側にバス停があったりしますが、ここは同じ側でした。
クアラルンプールから鉄道(KTMコミューター)での行き方
クアラルンプールから電車で訪れるには、KLセントラル駅(KL Sentral)などから出発し、KTMコミューターのポート・クラン・ライン(KTM Komuter – Port Klang Line)でシャー・アラム駅(Shah Alam)へ行きます。
駅に着いたらタクシーに乗って、約10分で着きます。
歩く場合、遠回りする必要があるので60~90分ぐらいかかるようです・・・
またブルーモスク周辺では、ほとんどタクシーを見かけなかった(PM15時ごろ)ので、タクシー利用を前提としている方は注意してください。
ブルーモスク内部
ブルーモスクという通称は、その見た目から名づけられました。
・・・青い!
ブルーモスクのあたりは公園みたいになっており、猫も多く住み着いていました。
ガイドブックなどには「ブルーモスク内部を見学するには、無料ガイドを付ける必要がある」と書かれていました。
しかし、どこで申し込むかわからない&ひとりで歩いても何も言われなかったので、自由に見学することに。
イスラム教の基礎知識からモスクに関しての説明まで、だいたい20~30分かけて説明してくれるそうです
ブルーモスクに入る際は靴を脱ぐ必要があります。
カバンの中に入れても良いですが、靴置き場もたくさん設置されています。
内部は2層構造になっており、メインは上層です。
内装は現代的な雰囲気がありますが、ブルーで統一されてとても美しいです!
上層のメインホールも青色がメインカラーですが、ところどころ赤色など他の色が差し色となって、美しさが5割増し。
観光についての注意点
定休日・営業時間について
金曜日は礼拝のため定休日です。
営業時間は曜日によって異なりますが、だいたい次のとおりです。
・月~木 9:00〜12:00、14:00〜16:00
・土日 9:00〜12:00、14:00〜16:00、17:00~18:00
上記時間帯であっても、礼拝中は入場できません。ただし、1回の礼拝はそれほど長くありません(10分程度?)。
所要時間について
だいたい1時間あれば、ひと通り見られます。
バス停への往復を合わせると2時間ていど必要です。
服装について
イスラム寺院(モスク)は露出の多い服装はNGです。
ノースリーブや短パンは男女ともダメで、女性は頭を覆うようなスカーフが必要。ただし無料で貸し出してくれるので心配ありません。
また、駅やバス停から歩く必要があるので、スニーカーなどの歩きやすい靴がオススメです。
折りたたみ傘は必須
マレーシアでは、短時間で大量の雨が降るスコールが一年を通じて発生します。
ホテルを出るときは快晴でも、いきなり豪雨が降る場合もあるので、折りたたみ傘が必須です。
トイレについて
モスク内部にあります。
また、バス停にもありました。
売店・レストランについて
モスク内部では見かけませんでした。
また、バス停には売店がありました。
マレーシアにはピンクモスクもある!
マレーシアにはブルーモスクだけではなく、通称ピンクモスクと呼ばれる場所もあります!
ピンクモスクの正式名称はプトラ・モスク(Putra Mosque)と言います。
場所はマレーシア政治の中心地でもあるシャー・アラム(Shah Alam)。クアラルンプール市内と空港の間ぐらいです。
外観もピンクですが、内部もピンクづくしです!
クアラルンプールからの行き方(鉄道)や、内部の詳しい紹介はこちらをご覧ください。
現地発着ツアーへの参加がオススメ
個人で訪れる場合、バスだと降りる/乗る場所がわかりずらく、電車だと帰りのタクシーが捕まりづらいので個人旅行に旅慣れていないと大変・・・
現地発着ツアーならプランによってピンクモスクと合わせて効率的に巡ることができ、また日本語ガイドもついているのでオススメです。
世界遺産への登録
ブルーモスクは2018年現在、世界遺産ではありません。
観光のベストシーズン
クアラルンプールは6~8月あたりが降水量が少ないのでオススメ。
気温は年間を通じて30℃前後ですが、日本より湿気は低めに感じます。
ただし、一年中スコールが発生します。
観光に必要な日数
クアラルンプールへの往復に丸1日、日帰りでブルーモスクに行くとして合計1.5日かかります。
ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低1泊3日必要です。
観光を計画
ブルーモスクを訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
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