香港旅行の目的が占いだったりパワースポット巡りの場合、絶対行きたいのが黄大仙!
さまざまなご利益があり、寺院内には100以上の占いブースが並んでいます。
今回は黄大仙の歴史や見どころなどについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
基本情報
黄大仙(読み方:ウォンダイシン)は香港最大の道教寺院。
道教寺院ではありますが、仏教や儒教とも混ざりあっています。
黄大仙以外にも孔子や観世音菩薩がまつられており、『有求必應(必ず願いごとをかなえてくれる)』と言われるほどのパワースポットです!
黄大仙が建てられたのは1915年。道教の僧侶・梁仁菴により創建されました。
しかし、1921年に火災に遭い、九竜半島の獅子山(ライオンロック)麓に移転。
最初はそれほど大きい寺院ではありませんでしたが、1937年に『寺院をずっと存続させたければ風水の五行に基づいて建物を建てなさい』というお告げをもとに、新たに多くの建物が造られました。
なお、『黄大仙』とは人の名前で、本名を『黄初平』と言います。
貧しい家庭に生まれましたが、15歳の時に出会った仙人のもとで何十年も修練を積んだ結果、仙人になったと言われています。
黄大仙では、さまざまな願掛けが可能であり、100を超える占いブースがあるため毎日多くの人が訪れます。
見どころ
それでは黄大仙の内部を紹介します!
入口にあるのが麒麟(キリン)の像。触ると体の悪いところや病気が治ると言われており、触られまくってピカピカです。
こちらは霊官殿。道教における山門の神・霊官をまつっています。
荒々しく、とても強そうです。
黄大仙内部に入ると、干支(十二支)の像が立ち並んでいます。
日本と同じく、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・・・・と続きますが、最後は亥(いのしし)ではなく、豚でした。
また、縁結びの神様・月下老人もまつられています。
月下老人像の近くに赤い糸が置かれているので、糸に願いを込めてから両脇の銅像に結ぶと良縁に恵まれるとされています。
本殿(大雄宝殿)はこちら。
道教独自の赤&黄色の配色が目立ちます。
黄大苑内部には従心苑と呼ばれる庭園があります。
庭園は風水に基づいて設計されており、卍マークに刈られた植栽も。
池もありますが、濁っていてイマイチ・・・
でも水を噴き上げる鯉はカワイイです。
僕が好きなのはこちらの九龍壁。9体の龍が描かれています。
お参り方法
お参りの方法はいくつかありますが、竹の棒を使用するおみくじ『黄大仙箋』のやり方を紹介します。
1.線香を購入
線香は黄大仙周辺で9本セットで売られています。もし買いそびれた場合は本殿の前に置かれているのでここからいただいてもOK。ただし賽銭が必要です。
2.線香に火をつける
寺院内に火をつけるためのランタンや、ランタンを持った男性の像がいくつかあります。ここから線香に火をつけます。
3.願い事をする
本殿の近くにある香盤の前で三回おじぎをしたのち、線香を顔の前に掲げて心の中で次のことを唱えます。
- 名前
- 年齢
- 住所
- 願いごと
なお香盤は3つあるので、3本ずつに分けて立てます。
こちらに線香をそなえてもOKです。
4.おみくじを引く
本殿の前にクッションが並べられた場所があります。
ここで筮竹(ぜいちく:竹筒に入ったおみくじ)を受け取ったらクッションに立てひざ状態で座り、頭を下げてお祈りします。
その後、占って欲しいことを思い浮かべながら竹筒を振り、竹の棒を一本だけ出してください。
竹の棒には番号が書かれているので、メモします。
番号を確認したら、竹筒を受け付けに返却してください。
5.結果を確認
おみくじの結果を確認するには、番号に対応しているおみくじを購入して読みます。
・・・ただし中国語です。
中国語が分からない場合は、本殿左側にある階段を降りた場所にある黄大仙答品哲理中心と呼ばれている占いブースが立ち並ぶ場所へ向かいます。
ここには占いブースがなんと100店以上!
どのブースを選んでも良いですが、日本語が話せる人がオススメ。
ブースを選んだら占い師に占いたいことや、おみくじで出た番号&生年月日を伝えると、それにおうじた結果を教えてくれます。
もし説明を聞きそびれた方は、黄大仙の公式サイトから確認可能です。
占いブースではその他の占いもOK
占いブースではおみくじの結果を聞くだけでなく、通常の占いも可能です。
占いの種類もいろいろあり、手相占いや人相占いも。
行き方
黄大仙は香港の中心部にあります。
MRT観塘線の黄大仙駅(黃大仙站)で降りてすぐです。
観光についての注意点
定休日・営業時間について
定休日はありません。
営業時間は朝7:00~夕方17:30です。
所要時間について
ひと通り見るだけであれば1時間あれば大丈夫です。
もし占いをしたい場合は、余分に30~60分かかります。
服装について
日本での服装と同じで大丈夫ですが、冬は日本より暖かめ。
重ね着など、体温調節しやすい服装をしてください。
ただし寺院内部はかなり広く階段も多いので、スニーカーなどの歩きやすい靴がオススメです。
トイレについて
内部にあります。
売店・レストランについて
線香などのお参りセットは売られていました。
しかし水やお土産類が売られていた記憶がない(2013年ごろ)ので、念のために他の場所で準備しておいた方が良いです。
個人で訪れる or 現地ツアーに参加する
黄大仙は香港の中心部にあり、MRTの駅からも近いので個人でも行きやすいです。
しかし、ほかの観光地と合わせて効率的に巡りたい場合や、日本語ガイドに詳しい説明を聞きたい場合は現地ツアーへの参加がオススメです!
世界遺産への登録
世界遺産に登録されていません。また、香港には世界遺産はありません(2018年時点)。
観光のベストシーズン
もっとも観光に向いているシーズンは9月~12月です。
12月でも日本と比べると暖かく、薄手の長そでTシャツで過ごせるときもあります。
春から夏にかけては雨の日も多く、湿度が高い(日本よりも高い時も・・・)ので、あまりオススメできません。
観光に必要な日数
香港への往復に半日、日帰りで黄大仙に行くとして合計丸1日かかります。
ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低1泊2日必要です。
観光を計画
黄大仙を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
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