エルミタージュ美術館は世界三大美術館のひとつ!見どころを紹介するよ



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ロシアは国土の大きさと合わせるかのように、さまざまな建物がデカイ!

サンクトペテルブルクには世界三大美術館のひとつ、エルミタージュ美術館があります。

今回はエルミタージュ美術館の行き方、内部の見どころや観光する時の注意点などについてお伝えします。

※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください

基本情報

エルミタージュ美術館はロシア・サンクトペテルブルクにある、300万点を超える所蔵品を持つ美術館で、世界三大美術館のひとつと言われています。

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ロマノフ王朝の女王・エカチェリーナ2世が、1775年に自分専用の隠れ家となる展示室を建てたのが美術館の起源。

『隠れ家=エルミタージュ』という意味があります

その後、歴代のロシア皇帝がさまざまな美術品を収集、だんだんと大きくなり現代の姿となりました。

 

エルミタージュ美術館は一つの建物にみえますが、実際は冬宮殿・小エルミタージュ・旧エルミタージュ・新エルミタージュ・エルミタージュ劇場により構成されています。

印象派以降の絵画は新別館(ブランチ館)に移動しました。

新別館があるのは、宮殿広場の南にある旧参謀本部ビル内です。

ロシア・サンクトペテルブルクの旧参謀本部

 

エルミタージュ美術館には特別な従業員を雇っています。

その従業員とは『猫』

収蔵品をネズミから守るために、50匹以上の猫を雇っているそうです。

しかし、いつも屋根裏などの人の目につかない場所にいるので、残念ながら見ることができません。

展示ルームに入れたら、いろいろなものが破壊されそうで大変ですよね・・・

 

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見どころ

宮殿広場

まずは目の前にある宮殿広場

ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館

左側の大きな建物がエルミタージュ美術館、右側の柱がアレクサンドルの円柱です。

アレクサンドルの円柱は、ナポレオン率いるフランスとのロシア戦役の勝利を記念して建てられた高さ47.5メートルの柱。

ロシア・サンクトペテルブルクのアレクサンドルの円柱

宮殿広場には、昔ながらの軍服を着た女性や貴婦人っぽい人もいます。

ロシア・サンクトペテルブルクの宮殿広場の軍服を着た女性 ロシア・サンクトペテルブルクの宮殿広場の貴婦人

エルミタージュ美術館

まずは外観から。

横に長く、かつエメラルドグリーンの壁の色が目を引きます。

ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館 ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館

エルミタージュ美術館は展示されている美術品も素晴らしいですが、宮殿装飾もスゴイので有名な場所をいくつか紹介します。

まず大使の階段(ヨルダン階段)。

さまざまな外国の使節を迎えた場所であり、華やかさがハンパないです。

ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館の大使の階段

また、ロシア・バロック建築様式を代表する場所もあります。

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天井にも美しい絵が描かれています。

ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館の大使の階段の天井

こちらはラファエロの回廊

イタリア人画家であるラファエロ(Raffaello)により、バチカンのフレスコ画が壁一面に模写されています。

ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館のラファエロの回廊

そしてブドゥアールは赤い壁が印象的。

ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館のブドゥアール

床には菊の御紋っぽい装飾も。

ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館のブドゥアールの床

この他にも黄金の客間(ゴールド・ルーム)もとても美しいのでオススメです。

 

その他にも美しい内装がいっぱいです!

ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館
ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館
ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館
ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館

建物自体も美しいですが、優雅な暮らしを思わせる家具類も必見!

ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館
ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館
ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館のシャンデリア

 

展示品はルーヴル美術館と比べると、それほど有名な作品はありません。僕も全然知らないものばかりでした。

ルーヴル美術館には『モナ・リザ』『ミロのヴィーナス』が展示されています

いくつか展示品を紹介します。

こちらはレオナルド・ダ・ヴィンチ作の『リッタの聖母』。1490年ごろに制作されました。

ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に展示されているレオナルド・ダ・ヴィンチ作の『リッタの聖母』

また、作者は不明ですがアダムとイブを描いた作品がありました。

 

像も数多く展示されていますが、僕が気に入ったのは次の2体。

1体目は天使の像。口元にあてた指がかわいらしいです。

ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に展示されている天使の像

そして、スフィンクスのように半分はケモノ、もう半分は貴婦人っぽい像。

ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に展示されているスフィンクス風の像

・・・よくわかりませんが、昔の人も「スフィンクスっぽいものを作ろう!」という軽い気持ちで作ったのでしょうか?

 

チケットの事前購入がオススメ

僕が訪れた時は運よく待たずに入れましたが、いつもは入るのに行列ができているそうです。

入場後もかなりの距離を歩く必要があるので、体力温存のためになるべくチケットを事前予約するか、現地ツアーに申し込んだ方が良いです。

 

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行き方

エルミタージュ美術館に行くには、メトロ2号線のネフスキー・プロスペクト駅(Невский проспект)、および3号線のゴスチーヌィ・ドヴォール駅(Гостиный Двор)で降りて徒歩5分ほどです。

 

観光についての注意点

全般

美術館は複数の建物が廊下でつながれた、非常に複雑な構造です。

おなじ世界三大美術館のひとつであるルーヴル美術館と比較すると、かなり複雑。

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また階段が少なく、通行不能の階段も多いです。迷った場合は2階中央部にある『大使の階段』を目指して歩くとわかりやすいです。

すべての部屋に部屋番号がついているので、ガイドブックや館内パンフレットを見れば現在地がわかります

入口は3カ所ありますが、うち2カ所がグループ・ツアー客専用。個人客用の入口は冬宮殿の中庭奥にあります。

コート・荷物について

コートはチケット売り場近くにあるクロークに預ける必要があります。

また、荷物は小さなサイズなら持ち込めますが、スーツケースのような大きなカバンは預けなければいけません。

写真撮影について

写真撮影はOKです。しかしフラッシュや三脚を使うことは禁止されています。

定休日・開館時間について

定休日は月曜日です。

開館時間は朝10:30~夜18:00まで。日・祝日は朝10:30~夜17:00です。

入場は閉館1時間前まで

所要時間について

さらっと見学するだけでも2~3時間かかります。

しっかりと見るなら、2日ぐらい予定しておいた方が良いです。

服装について

内部はとても広いので、歩かなければいけない距離もとても長いです。

なるべく歩きやすいスニーカーがオススメです。

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トイレについて

1階にしかありません。

内部をじっくり見学すると数時間かかるので、見学前に済ませておきましょう。

売店・レストランについて

お土産などを売る売店は冬宮殿1階をはじめ、数カ所にあります。

カフェは冬宮殿1階中央にありますが、少し高めです。

 

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個人で訪れる or 現地ツアーに参加する

エルミタージュ美術館は、ロシア・サンクトペテルブルク中心部にあるので、個人でも訪れやすいです。

しかし、サンクトペテルブルクにある見どころと合わせて巡ったり、美術館内部の詳しい説明を聞きたい場合は現地ツアーへの参加がオススメです。

 

世界遺産への登録

1990年に『サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群』の構成資産のひとつとして、世界遺産(文化遺産)に登録されました。

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観光のベストシーズン

春から秋にかけて(5~9月)がオススメです。

冬は平均気温がマイナスになり、雪が降ることも多いですが、美術館の中に入ってしまえば美術館見学に困ることはありません。

 

観光に必要な日数

サンクトペテルブルクへの往復に丸2日、日帰りでエルミタージュ美術館に行くとして合計丸3日かかります。

ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低3泊5日必要です。

 

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観光を計画

エルミタージュ美術館を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。

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