嘆きの壁(エルサレム)はユダヤ教の聖地!迷わずに行く方法を紹介するよ



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エルサレムにあるユダヤ教の聖地『嘆きの壁』。

行くには迷路のような旧市街地区を通り抜ける必要があったので、かなり迷いました・・・

今回は迷わずに行く方法と、嘆きの壁のキホン的な情報などについてお伝えします。

※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください

基本情報

嘆きの壁はユダヤ教の聖地ですが、聖地として扱われるようになったのは旧約聖書に書かれた物語と関連があります。

旧約聖書はユダヤ教の教えをまとめた経典です

 

物語を要約すると、昔のユダヤ人が神に信仰心を試すテストを課されましたが無事合格、その地に神殿を建てたことが書かれています。

その神殿は西暦70年のローマ帝国との戦いの際に破壊され、西側の壁以外はすべて破壊されました。

この残った壁が、現在は嘆きの壁と呼ばれています。

ユダヤ人が神殿の破壊を嘆き悲しんだことから『嘆きの壁』と呼ばれています。また、イスラム神殿の西側の壁なので『Western Wall(西の壁)』とも呼ばれています

 

なお、嘆きの壁は全長490メートル&高さ32メートルですが、地上に見えているのは全長57メートル&高さ19メートルのみ。面積だと15分の1ぐらいです。

地下に埋まっている部分の一部は、後述するウェスタン・ウォール・トンネルで見ることができます。

 

なお、エルサレムはユダヤ教を含む三大宗教の聖地。残りの2カ所はキリスト教の聖墳墓教会とイスラム教の岩のドームです。

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行き方

嘆きの壁はガイドブックで見ても、Google Mapで見ても、行き先が少しわかりづらいのが難点。

僕は2019年に訪れましたが、初めての時はたどり着くのにかなり時間がかかりました・・・

 

嘆きの壁に行く場合、おすすめはダマスカス門から入るルート。

エルサレム(イスラエル)の旧市街にあるダマスカス門

ダマスカス門から入ってひたすら真っすぐ行くと、雑然とした感じの街並み(ムスリム人地区)からヨーロッパっぽい小ぎれいな感じの街並み(ユダヤ人地区)に変化していきます。

エルサレム(イスラエル)の旧市街にあるユダヤ人地区

ユダヤ人地区に入ったら、行き先を示す看板があるので『The Western Wall(西の壁=嘆きの壁)』と書かれていたら、その案内に従ってください。

エルサレム(イスラエル)の旧市街にある行き先案内板

ダマスカス門から向かっているなら、右折の案内があるはず。

案内にしたがって歩くとセキュリティチェックがあります。ここではX線検査機を用いた手荷物チェックが行われています。

エルサレム(イスラエル)の嘆きの壁入口にあるセキュリティチェック

このセキュリティチェックを抜けて道なりに歩けば、嘆きの壁は目の前です!

 

なお、ベングリオン国際空港からエルサレムへ行く方法はこちらをご覧ください。

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嘆きの壁の見学ポイント

セキュリティチェックを越えると、すぐ目の前に嘆きの壁!

エルサレム(イスラエル)の嘆きの壁

ただし、近づく前に注意。

嘆きの壁は男性専用エリアと女性専用エリアに分かれています。

向かって左側の、広い方のスペースが男性エリアです。

手や口を清めるための水場も男女で別の場所を使っていたので、こちらも男性専用/女性専用と決まっているのかも?

エルサレム(イスラエル)の嘆きの壁の手洗い場で手を洗う少女

さらに男性は、壁に近づく前に頭を隠す必要があります。

帽子をかぶるか、壁の前に置かれている白く小さな帽子(=キッパ)を被ってください。

僕は帽子を持っていなかったので、タオルを頭からかぶりました。

 

壁に近づくと熱心なユダヤ教信者が聖書を読んだり、壁に紙を押し込んだりしています。

エルサレム(イスラエル)の嘆きの壁に祈りをささげる人たち

この紙には日本の絵馬のように、願いごとが書き込まれています。

 

また、嘆きの壁には夏でも黒ずくめの服装&シルクハットをかぶった方々が多くいます。

エルサレム(イスラエル)の嘆きの壁の前で聖書を読む正統派ユダヤ教徒たち

この方々は正統派イスラム教徒で、現在でも厳しいユダヤ教の戒律に従って生活しています。

 

僕は嘆きの壁に何度か訪れましたが、「昼間は意外と人が少ないな・・・」という印象。

しかし、同じ日の夜に訪れたらものすごい人でした!

エルサレム(イスラエル)の嘆きの壁(夜)

訪れた日はユダヤ教の重要な祭日『イード・アル・アドハー(犠牲祭)』だったらしく、多くの人が集まり皆で歌?を歌ったりしていました。

人が多すぎて嘆きの壁に近づくことができなかったので、「ぜったい壁にさわりたい!」という人は昼間に訪れた方が良いです。

壁の底部を見るにはウェスタン・ウォール・トンネルへ

嘆きの壁はとても巨大ですが、実は実際の壁のごく一部。

現在の嘆きの壁は上部のみですが、ウェスタン・ウォール・トンネル(Western Wall Tunnel)ではそこの部分を見ることができます。

入口は嘆きの壁の北(壁に向かって左側)にあります。

 

嘆きの壁は全部で全部で45段ありますが、そのうち地上に現れているのは28段のみ。

今は埋まっている17段のうちの一部をウェスタン・ウォール・トンネルで見ることができます。

ヘロデ王時代の通路や、ハスモン朝時代の水路もあります

 

 

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観光についての注意点

定休日・営業時間について

定休日はなく、基本的に24時間いつでも入れます。

夜遅くなった場合は注意

旧市街の店は18時を越えると閉店しはじめます。

嘆きの壁に夜遅くまでいた場合は、ひと気がなく真っ暗な道を歩かなければならないことも・・・

昼間は安全な雰囲気ですが、夜は危険度がアップするので女性は特に注意が必要です。

所要時間について

壁を見るだけであれば15分あれば大丈夫です。

併設されているウェスタン・ウォール・トンネル(Western Wall Tunnel)などを訪れる場合は、1時間程度かかります。

服装について

ノースリーブや短パンなど、露出の多い服装は禁止されています。

また、壁に近づく場合はキッパと呼ばれる帽子をかぶる必要があります。

キッパ(Kippa)は壁の近くに置いてあり、無料でもらえます

 

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トイレについて

嘆きの壁近くに簡易トイレがあったと思います。

売店・レストランについて

嘆きの壁周辺には少ないですが、旧市街地区内にたくさんの売店、レストランがあります。

 

個人で訪れる or 現地ツアーに参加する

嘆きの壁はエルサレム中心部の旧市街地にあるので、個人でも訪れやすい場所にあります。

ただし少しわかりにくい場所にあるので、行くまでに時間がかかることも(僕もかなり迷いました)。

時間の余裕が無かったり、他の場所と合わせて効率的に巡りたいならイスラエル発着の現地ツアーへの参加がオススメです。

 

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イスラエル旅行をオーダーメイド

空港からの移動や、エルサレムにある三大宗教の聖地などの見どころを効率よく巡るのは意外と大変・・・

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観光についての不明点を事前に相談をしたり、現地に着いてから困りごとがあっても、サポートデスクが設置されているので難なく解決できますよ。

 

観光に便利なアイテム

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世界遺産への登録

1981年に『エルサレムの旧市街とその城壁群』の構成資産のひとつとして、世界遺産(文化遺産)に登録されました。

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観光のベストシーズン

春から秋(4~11月)あたりが降水量が少ないのでオススメです。

夏(7~8月)は暑くなる日も多いですが、長時間観光する場所ではなく日陰に入れば涼しいです。

 

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観光に必要な日数

エルサレムへの往復に丸2日、日帰りで嘆きの壁に行くとして合計丸2.5日かかります。

ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低2泊4日必要です。

 

観光を計画

嘆きの壁を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。

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