クチはベトナム戦争を現在に伝える地。クチトンネルの全長は驚きの250km!



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ベトナムのクチ(Cuchi)はベトナム戦争の悲惨さを現代に伝える地。

僕の生まれる前の出来事ですが、興味があるので訪れてみました。

今回はクチの様子、特にクチトンネルについてお伝えします。

※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください

基本情報

今回紹介するクチトンネルが使われたのはベトナム戦争

ベトナム戦争は、1960年に南ベトナム解放民族戦線がベトナム政府軍に対して攻撃をキッカケに、1965年の北ベトナムとアメリカとの戦争を経て1975年まで続きました。

ただし、クチトンネルが造られたのはもっと前で、1940年代のフランスとの戦争の際に造られはじめ、約25年かけて完成したと言われています。

 

ベトナム戦争当時、クチは南ベトナム解放戦線の本拠地であり、『鉄の三角地帯』と呼ばれた街。

街中に総延長250キロメートにも及ぶ、地下トンネル(クチトンネル)が張り巡らされていました。

トンネルは隠れ家としても使われていますが、その他にも物資の供給や武器や食料倉庫、家族用の宿舎などあらゆる役割を果たしており、ベトナム戦争での勝利の大きな要因のひとつだと言われています。

 

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クチへの行き方

なお、クチトンネルがあるのはクチ郊外にあるベンユック(Ben Duoc)ベンディン(Ben Dinh)という街。

僕が訪れたのは、ベンディンにあるクチトンネルです。

 

ホーチミンからベンディンにあるクチトンネルは、車で約2時間

ホーチミンシティ発着の現地ツアーや、タクシーをチャーターしていくのが一般的です。

僕はタクシーをチャーターして行きましたが、後で調べたら現地ツアーよりも割高な料金でした・・・

 

個人で行く場合はベンタイン市場の南東のハムギー通り(Hàm Nghi)から79番バスに乗ればクチまで行けます。

クチトンネルへはさらにバスを乗り換える必要があります

なお、タンソンニャット国際空港からホーチミン中心部への移動方法はこちらをご覧ください。

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クチ内部

まずは入口となる建物。僕が訪れたのは2005年です。

ベトナム・クチ(ベンディン)の建物

 

右側には地図がありますが、森の中を散策してクチトンネルを目指します。

まず初めに部屋に案内され、ベトナム戦争当時のベトナム人の奮闘を描いたビデオを見せられました(約10分)。

ベトナム・クチ(ベンディン)のビデオ上映室

ビデオは日本語でした

 

その後、別のガイドに案内されて森の中を巡ります。兵士っぽい服装をしているので気分が盛り上がります!

ベトナム・クチ(ベンディン)内部

森の中には朽ち果てた戦車や、爆弾製造の場面を再現した人形などが点在しています。

ベトナム・クチ(ベンディン)の朽ちた戦車
ベトナム・クチ(ベンディン)の爆弾製造を再現したジオラマ

落ちたら大けが間違いなしの落とし穴もあります。

ベトナム・クチ(ベンディン)の落とし穴
ベトナム・クチ(ベンディン)の落とし穴

そしてメインのクチトンネルへ。

クチトンネルは小柄なベトナム人しか入れないようなつくりのため、とても狭いです。

クチトンネルや待ち伏せのための縦穴はこんな感じで狭く、当時は枯れ葉などで隠されていました。

ベトナム・クチ(ベンディン)の身を隠すための縦穴

現在入ることができるクチトンネルは50メートル程度。

僕も入りました。

ベトナム・クチ(ベンディン)の地下トンネル内部
ベトナム・クチ(ベンディン)の地下トンネル内部

内部は身長170センチ&65キロ(当時)の僕がやっと通れるぐらい。

中腰でないと歩けないほど狭いです・・・

これでもベトナム戦争当時よりも広げられているようなので、大柄なアメリカ兵は絶対入れなかったのだろうと感じさせます。

なお、とてもホコリっぽくて臭いです・・・

 

その後、当時の食事を再現した蒸したキャッサバを食べさせてもらいました。

キャッサバはタピオカの原料です

塩を付けて食べましたが、お世辞にもオイシイとは言えず。パサパサで味もほとんど感じませんでした・・・

ベトナム・クチ(ベンディン)で食べた蒸しキャッサバ

これにてクチ観光は終了です。

 

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実弾射撃もできる!

僕はやらなかったですがベンユック、ベンディンとも実弾射撃場があります。

銃はAK47など数種類から選べ、銃弾を1発単位で購入する形式のようです。

銃弾1発あたり日本円で約300円です

 

観光についての注意点

全般

クチトンネルはとても狭いので、大柄な人は入れないかもしれません。

当時の僕の体形(170センチメートル、65キログラム)でも狭く感じたので、100キログラムを超えるような大柄の人はムリかも?

またトンネル内は狭く、暗いので閉所恐怖症の方にはオススメできません・・・

定休日・営業時間について

定休日はありません。

営業時間はベンユックとベンディンとも朝7:30~夕方17:00までです。

所要時間について

ビデオ鑑賞を含めて約2~3時間かかります。

服装について

トンネル内に入ると必ず汚れるので、大事な服は着ない方がいいかもしれません。

また、湿気もかなりあるのでデニムジーンズなどの厚手の生地よりも薄く、乾きやすい服がオススメです。

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トイレについて

メインとなる建物内にはありましたが、森の中にはなかったと思います。

売店・レストランについて

お土産を売っている売店がありました。

レストランも簡素ながらあったと思います。

 

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現地ツアーへの参加がオススメ

ホーチミンから行くにはバスを乗り継いで行かなければならないので、ホーチミン発着のクチトンネルツアーに参加した方が良いです。

ホーチミンからタクシーをチャーターする方法もありますが、ボッタクられる可能性があるのでオススメできません・・・(僕が利用したタクシーも現地ツアーと比べると高額でした)

》》クチトンネルを訪れる現地発着ツアーを予約する

 

ベトナム旅行をオーダーメイド

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たとえば『タウンライフ旅さがし』なら無料で見積もってもらえます。

観光についての不明点を事前に相談をしたり、現地に着いてから困りごとがあっても、サポートデスクが設置されているので難なく解決できますよ。

 

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観光に便利なアイテム

翻訳機

海外旅行での問題はやっぱり言葉。英語なら何となく理解できても、ベトナム語は難しいですよね・・・

あなたが日本語以外話せなくても、翻訳できるアイテムがあれば安心。

ポケトークなら世界中の言葉に対応しており、話しかけるだけで的確に翻訳してくれます!

除菌ウェットシート

クチトンネルは狭くまた手を使わないといけないので、観光を終えるころには間違いなく泥だらけに・・・

トイレに行けば手を洗うこともできますが、数は多くないのでサッと手を拭けるウェットシートがあると便利です。

 

世界遺産への登録

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観光のベストシーズン

冬から春にかけて(1~3月)がオススメです。

年間を通じて気温はそれほど変わりませんが、乾季のため降水量が少ないです。

 

観光に必要な日数

ホーチミンへの往復に1日、日帰りでクチに行くとして合計1.5日かかります。

ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低1泊3日必要です。

 

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観光を計画

クチトンネルを訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。

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