海外旅行で快適に過ごしたいなら、スーツケースが超重要。
なかでも人気なのがリモワとグローブトロッター。僕も両方持っていますが、まったく違う特徴を持っています。
今回はリモワとグローブトロッターを比較して、それぞれの違いや、どんな人にオススメできるかを紹介します!
今回比較するスーツケース
僕が持っているスーツケースは次の2つ。
- リモワ・サルサエアー :84リットルサイズ
- グローブトロッター・オリジナル(限定版) :21インチ(35リットル相当)
グローブトロッターは、オリジナルをベースにした限定版・サーフライダーです。
オリジナルと異なる点は、そのつど紹介します
リモワが向いている人 / グローブトロッターが向いている人
早速ですが、リモワとグローブトロッター、それぞれ向いている人を一言で表すと次のようなかんじです。
リモワ:
現代的な見た目が好みで、機能性を重視する方
グローブトロッター:
レトロ感・高級感のある見た目が好みで、機能性はそれほど重視しない方
どちらも優れた点と苦手な点がありますが、どちらが良いという事ではなく、重視するポイントが違うと考えてください。
リモワとグローブトロッターの比較
性能や見た目など、スーツケースを購入する際に気になるポイントについて、リモワとグローブトロッターの違いを紹介します。
軽さ
サイズが同じ場合、リモワ・サルサエアーの方が軽いです。
サルサエアーの84リットルサイズの重さは3.2キログラムに対し、グローブトロッターの21インチ(35リットル相当)の重さは3.8キログラムです。
同じ大きさに換算すると、サルサエアーの方が半分近い軽さです。
重さの違いはスーツケースの素材によるもの。それぞれの素材は次のとおりです。
リモワ(サルサエアー):
高密度ポリカーボネート
グローブトロッター:
ヴァルカン・ファイバーと呼ばれる、特殊紙を何層にも重ねて
樹脂でコーティングした素材。1897年の創業時より使用している。
傷つきやすさ
どちらもキズが付きやすいですが、リモワ・サルサエアーの方がキズが目立ちにくいです。
どちらもハードケースに分類されるので、ある程度のキズ・汚れは仕方がないです。
3年(8カ国)使用した時点でのリモワ・サルサエアーのキズ・汚れはこんな感じ。
8年(18カ国)使用した時点での、グローブトロッターのキズ・汚れはこんな感じです。
素材の違いもあり、グローブトロッターの方がキズが目立ちますが、『味がある見た目』とも言えます!
防犯性能(カギ)
リモワ・サルサエアーの方が開けられにくく、防犯性能が高いです。
グローブトロッターは、昔ながらのカギを差し込んで回す方式です。
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暗証番号による施錠は行えず、TSAロックもついていません。
アメリカ運輸保安局より認可されたロックシステムで、空港での荷物検査の際、TSA職員が特殊なツールで解錠できるカギです。
アメリカ圏を旅行する場合、TSAロックに対応していないとカギが破壊される場合があります。
アメリカ圏を訪れる場合はカギを閉めないか、TSAロック付きのスーツケースベルトを利用すればスーツケース本体にTSAロックが無くても問題ありません。
それに対し、リモワ・サルサエアーはTSAロックが付いています。また、3桁の暗証番号を設定できるので開けられにくいです。
機動性
グローブトロッターの方が機動性が高いです。
グローブトロッターのトロリーケースは2輪タイプなので、混んでいる場所でもスイスイ移動可能です。
それに対し、リモワ・サルサエアーは4輪タイプ。安定感はありますが、細かな移動は不得意です。
ただし、グローブトロッターは平地を走行中でも少しガタガタしますが、サルサエアーはスーッとスムーズに走行します。
ハンドルの持ちやすさ
握りやすさはグローブトロッターですが、多段階調節はリモワのみ可能です。
リモワ・サルサエアーはハンドル位置が3段階で調整できます。しかし、T字型ハンドルなので少し持ちづらいです。
それに対しグローブトロッターは、すべて引っ張り出した状態か、すべて収納した状態のどちらかのみ。
ただし、ギュッと握ることができるので安定性が高いです。
荷物の詰めやすさ
リモワ・サルサエアーの方が荷物が詰めやすいです。
リモワ・サルサエアーは両面に荷物を積めることができ、ネットもあるので広げた時に荷物が落ちてくることもありません。
片面の中央にハンドルの支柱分の出っ張りがありますが、1.5センチメートル x 1センチメートル角ぐらいの太さなので、それほど邪魔になりません。
それに対し、グローブトロッターは片面しか荷物を積めることが出来ず、片方の端がナナメになっているので、すこし荷物が詰めづらいです。
※下記画像のガイドブック右端から、スーツケースの端までの部分がナナメになっています。
なお、限定品のため内部の張地がオリジナルと異なっています。オリジナルは無地です。
高級感
高級感はグローブトロッターの方が上です。
グローブトロッターの素材は、1897創業時から使われていることもあり、現代の素材とは異なる高級感があります。
レトロ感もあり、多少キズがついても『味』に代わります。
それに対し、リモワ・サルサエアーは現代の素材であるポリカーボネートを使っています。軽いですが、高級感はイマイチです・・・
家で例えると、グローブトロッターが無垢の木や珪藻土を使った住宅なら、サルサエアーはサイディングや合板を用いた住宅といった感じ。
どちらも利点・欠点があります。どちらを重視するかは好み次第です。
特徴ふりかえり
あらためて特徴をまとめます。
グローブトロッター:
・高級感・レトロ感がある
・機動力が高い
リモワ・サルサエアー:
・軽い
・キズが目立ちにくい
・防犯性能が高い
・荷物を詰めやすい
それぞれ利点があるので、好みや目的に応じて選びましょう!
購入を検討する
グローブトロッター、RIMOWA(リモワ)とも色・サイズ展開が豊富。
両方とも持ちたい場合、軽いリモワ・サルサエアーは大きなサイズ、ちょっと重めのグローブトロッターは小さめサイズ(機内持込サイズ)がオススメです。
レンタルでお試し
購入を検討しているけれど少し値段が高め。僕も買う時はしばらく迷いました・・・
もしあなたも「どうしよう・・・」と迷っているならレンタルで試してみましょう!
たとえば、アールワイレンタルならリモワのサルサエアーを取り扱っています。送料が無料だったり、無償保証が付いていて安心ですよ。
まとめ
1万円以下のスーツケースもありますが、やっぱりリモワやグローブトロッターは使い勝手や高級感が違います。
旅行に行く機会が多いなら、リモワやグローブトロッターがオススメです!