海外旅行にあなたが絶対に持っていくものはありますか?
必須アイテムはいろいろありますが、バックパックやスーツケースは旅の必須アイテムのひとつです。
また、持っていくアイテムはスーツケースに入れる場合が多いので、選んだスーツケース次第で旅行の快適度合いが変わってくると言っても過言ではありません。
今回は2~3日の短期から1週間以上の長期旅行まで、それぞれの旅行に適したスーツケースを紹介します。
スーツケースの種類
スーツケースは大きく分けてハードタイプとソフトタイプの2種類があります。それぞれの特徴は次のとおりです。
ハードタイプ:
〇 衝撃に強い
× 柔軟性がなく、無理やり閉めようとすると破損につながる
× 重い
× キズやへこみが目立ちやすい
ソフトタイプ:
〇 軽量である
〇 柔軟性があるので、荷物が増えてもある程度は大丈夫
〇 片面開きなので、狭い場所でも開きやすい
× 衝撃に弱い
× ナイフで切り裂きやすく、盗難の危険がある
ハードとソフトのどちらにするかは軽さと柔軟性、丈夫さのうち何を重視するかによって異なります。また、持ち手が付いて転がして運べるスーツケースをトロリーケースと呼びます。
スーツケースを選ぶポイント
スーツケースを選ぶポイントとしては、次の要素があります。
- サイズ
- 旅行期間
- 価格
- 重さ
- TSAロックの有無
それぞれの要素ごとに、最適なスーツケースを検討しましょう。
サイズについて
適したサイズは旅行日数と季節、持ち物の量によって変わります。
冬の方が衣類がかさばるため、荷物の量が増える傾向がありますが、だいたい1日あたり10リットルを目安にしてください。
また、短期旅行用のスーツケースは機内持込サイズ(※)に収まるようにすると使い勝手が良くなります。
※縦・横・幅の3辺の和が115cm以内(および55cm×40cm×25cm以内)
旅行期間について
旅行期間2~3日に適したスーツケース容量は40リットル以内です。なるべく機内持込が可能なサイズに収まるようにしましょう。
機内持込が可能なサイズである最大のメリットは預け入れる必要がなく、到着後にターンテーブルで荷物を回収する時間が節約でき、かつロストバゲージの心配がないこと。
特に週末旅行など、時間を有効に使いたい場合におすすめです。
旅行期間4~7日に適したスーツケース容量は40~80リットルです。
期間が短い場合や夏の旅行の場合は少なめの容量でも大丈夫ですが、日本とは反対の季節の国に行く場合は大きめの容量がおすすめ。ただし、機内持込が可能なサイズに収めるのは難しいでしょう。
旅行期間が8日以上に適したスーツケース容量は80リットル以上です。
これだけの容量があれば、1カ月以上の長期旅行であっても大丈夫です。
また、1週間以内の旅行の場合であっても、家族の荷物を一緒に運ぶ場合はこれぐらいの大きさがあれば大丈夫です。
価格について
価格は数千円から数十万までさまざまですが、1万円以下のスーツケースは壊れやすく、キャスターの動きがスムーズでなく運びにくい場合が多いので買わないようにしましょう。
逆に10万円以上であっても機能的には5万前後のスーツケースと大差がない場合が多いので、よほどブランドに思い入れがない限りは避けた方が良いです。
最もコストパフォーマンスが優れている価格帯は3万~7万です。
重さについて
重さは素材によって異なりますが、ハードタイプが重く、ソフトタイプが軽い傾向があります。
ただし、ハードタイプの方が衝撃には強いので耐衝撃を重視する方はハードタイプをおすすめします。
TSAロックについて
TSAロックとは、アメリカ運輸保安局(TSA)に認可されたロックのことでTSAロックが付いていれば鍵をかけたまま航空会社に預けることが可能です。
もしTSAロックの付いていないスーツケースの場合、検査対象となって無理やりこじ開けられることも・・・
TSAロック付きのスーツケースの場合、検査対象となった場合は係員により合鍵で開錠されます。もしスーツケースの中に見慣れない紙が置かれていた場合は、検査対象となったことを表しています。
「絶対アメリカに行かない!」という場合は、TSAロックが付いていなくても問題ないですが、行く可能性あるの場合はTSAロック付きのスーツケースを選択しましょう。
おすすめのスーツケース
さまざまなサイズのスーツケースを、旅行の期間によって使い分けるのが最も良いですが、現実的には全てのサイズをそろえるのは大変。
できれば短期旅行用と長期旅行用の2種類を準備してください。
具体的には機内持込が可能なサイズ+70リットル以上サイズのスーツケースを1つずつ持つのがおすすめです。
3日以内と1週間以上の場合はそれぞれの容量のスーツケースを利用、4~5日の場合は機内持込サイズのスーツケースと折畳めるカバンを持っていき、お土産などの増えた荷物は折りたためるカバンに入れて持ち帰るということで対応できます。
おすすめ製品
上記サイズ・価格・重さ・TSAロックのすべての条件を満たす製品としては、RIMOWA(リモワ)のサルサエアーが最もおすすめ。
上記で挙げた条件のほかにも、車輪がさまざまな方向に動く形状をしており、動きがとても滑らかといった点も素晴らしいですが、最大の特長は圧倒的な軽さです。
機内持込サイズで1.9kg、最大の98Lサイズでも3.6kgしかありません。
この軽さは公共交通機関やホテル内などで持ち上げる必要がある場合に非常に高い効果を発揮します。
そこまで軽いと耐久性が犠牲になっていないか心配ですが、リブ構造を採用しているので表面に擦れたキズがついたとしても、内部には全く影響ありません。
RIMOWA(リモワ)のサルサエアーについての詳細なレビューは次の記事を参考にしてください。
おすすめのサイズは機内持込が可能なサイズと、一週間程度の旅行でも大丈夫な80リットル前後のサイズの2つ。
この2種類があれば、1泊2日の短期旅行でも、1カ月以上の長期滞在でも大丈夫です。
僕は上記のサルサエアーのほかに、グローブトロッターも使用しています。
サルサエアーに比べると使い勝手は良くないですが、サルサエアーにはない高級感があるので、そちらを重視する方にはおすすめできます。
レンタルを検討
海外旅行にめったに行かない、または短期旅行がほとんどで長期旅行は一生に一回あるかどうかという場合、スーツケースを買うのはもったいないです。
安めのスーツケースを買うという方法もありますが、1万円以下のスーツケースは特に使い勝手が悪かったり、破損しやすいので避けた方が良いです。また、旅行後も家の中で荷物となって邪魔となってしまいます。
そんな場合は、スーツケースをレンタルするという選択肢もあります。
たとえばアールワイレンタルならば、次のような内容が充実しているのでおすすめです。
- リモワ、サムソナイトをはじめとした有名ブランドからも選べる
- 注文後、即日発送してもらえる
- 往復送料が無料
- 無償保証あり
自分仕様にカスタマイズ
スーツケースの形は大体四角形で、色も大きさも種類は限られています。有名ブランドの場合、全く同じサイズ・色を見かけることが良くあります。
全く同じスーツケースが存在する場合、もっとも怖いのは空港のターンテーブルでの取違えが発生すること。
いったん取違えてしまえば、自宅まで気づかない可能性も高いです。
取違えを防ぐために効果的な対策は一目見て異なるスーツケースと認識させること。
手軽な方法としてはステッカーでの装飾。手を加えることにより愛着も増します。
まとめ
スーツケースは一度購入すれば、あまり買い替える機会はありません。
性能にも優れ、デザインも長く使えるスーツケースを選ぶようにしましょう。