ついに海外旅行に出発!
しかし海外旅行の経験が浅い方は、楽しみが50%、不安が50%ではないでしょうか?特に空港で何をやったら良いか分からないですよね・・・
今回は自宅を出てから日本の空港・現地の空港での流れについて、それぞれお伝えします。
空港へ向かう時の流れ
海外旅行は自宅から空港へ向かうことから始まります。
空港への行き方は自宅の場所や、利用可能な交通手段によってもさまざま。
国際線の場合は出発予定時刻の3時間前、遅くとも2時間前には空港に着くようしてください。

通常空港に到着するのは2時間前で良いとされていますが、事故や車両遅延を考慮すると早ければ早いほど良いです。
できるだけ早く到着して忘れたものを購入したり、カフェでゆったりと旅行気分を高めるのは、とてもぜいたくな時間です。
日本の空港での流れ
空港に着いたら、まず行先案内板を確認してください。
行先案内板は空港の至るところにある、次のような電光掲示板です。
行先案内板には便名(NW110など)と手続きする航空会社のカウンター番号(A,B,Cなどの英字の場合が多いです)が表示されているので確認します。
もし行先案内板の対象便名のところに「搭乗手続中」と書かれていたら、航空会社のカウンターに向かってください。だいたい出発予定時刻の2~3時間前から手続可能です。
カウンターでパスポートを見せれば、スタッフが手続きを進めてくれます。もしマイレージカードを持っている場合、パスポートと一緒に渡して手続きをしてもらいましょう。
しばらくして手続きが完了すると、搭乗券がもらえます。
この際、大きな荷物を預け入れますが、爆発物や危険物を入れた荷物を預け入れることはできません。
モバイルバッテリーは預入荷物の中に入れてはいけないので、手荷物として持ち込むようにしてください。
反対に手荷物として、ナイフなどの武器となるものや、100mlより大きな容器に入れられた液体は持ち込めないため、これらは預入荷物の中に入れてください。
搭乗券(ボーディング・パス)を受け取ったら、名前や時間に誤りがないか確認してください。まれにチケットに「SSSS」や「GTE」と印字されている場合があります。

その後、保安検査場へ向かいます。
保安検査場では、手荷物の中に武器となるものや、危険物を持っていないかX線検査装置を用いて確認します。この時にスマホやタブレット、ノートパソコンはカバンの中に入れずにトレイに乗せてください。
そのまま前方に進むと出国審査(イミグレーション)があります。ここではあなたが出国しても問題ない人物であるかを確認します。
自分の番になったら、係員にパスポートと搭乗券を渡します。
日本出国の場合、99パーセント質問されることはありません。パスポートを返されたらそのまま前方の制限エリアへ進んでください。
これで出国手続きは完了です。
制限エリア内にはカフェや免税店など、さまざまなお店がありますので、時間まで自由に過ごします。
もし機内や現地で水が欲しい場合は、制限エリア内で購入してください。乗継便でない限り再チェックされないので、機内でも好きな時に水を飲むことができます。
時間に余裕があれば、ラウンジでゆっくりと過ごすのもおすすめ。※ラウンジについて後述します
搭乗ゲートには、搭乗券のBOATING TIME部分に記載された時間に行けばOKです。
ただし搭乗口に向かう前に、もう一度行先案内板を確認してください。まれに搭乗ゲートや搭乗時間が変更となっている場合があります。

時間になるとスタッフによる搭乗案内がありますので、順に機内に乗り込みます。乗り込む順番は次の通り。都度アナウンスがあるので従ってください。
- 搭乗に際して手伝いが必要な乗客
- ファーストクラスやビジネスクラスの乗客
- 航空会社の上級会員
- 後方の乗客
航空会社によって多少異なりますので、分からなければ係員に確認してください。
空港ラウンジについて
空港にはラウンジと呼ばれるスペースが用意されています。
ラウンジには大きく分けてカード会社が運営するラウンジと、航空会社が運営するラウンジがあります。これらのラウンジは誰でも利用できる訳ではなく、おもに次の人が利用可能です。
- マイレージカードの上級会員(カード会社運営ラウンジ)
- ビジネスクラス以上の航空券を保持(航空会社ラウンジ)
- 利用料を支払った人
- プライオリティパスを持っている
プライオリティパスは、空港ラウンジを利用するためのカードです。年間利用料はかかりますが、毎月のように飛行機を利用する方であれば、加入する価値はあります。
年に1~2回しか飛行機に乗らないのであれば、必要に応じて利用料を払う方がよいです。
なお、ラウンジ内部には軽食やドリンク類、トイレ、USBポートなどが用意されています。
ラウンジについての詳細は、次の記事をご覧ください。

現地空港での流れ
到着空港での乗り継ぎの場合、『Transfar』という案内に沿って進みます。
しばらくすると、再度保安検査場にて再び手荷物がチェックされます。
チェック後、先に進むと出国審査が済んだ後のエリアに着くのでしばらく自由に行動しても良いですが、搭乗時間30分前になったら乗継便の搭乗口へと向かいましょう。
目的地の空港の場合『Arrival』または『Baggage Claim』という案内に沿って進んでください。
しばらくすると入国審査(イミグレーション)がありますので、係員にパスポートを渡してください。質問をされる場合がありますが、だいたい「何日間滞在する?」「観光目的?」という簡単な質問のみです。
審査完了後、預入荷物をターンテーブルで受取ります。
荷物を回収したら、あらためて自分の荷物かを確認してください。目印を付けていない場合、似ている荷物の場合は取違える場合が多くなります。
もし荷物が出てこない場合や、破損していた場合は荷物を預け入れた時に渡されたバゲージタグを持って窓口にいきましょう。
なお、バゲージタグは搭乗券の後ろに張付けられている場合がほとんど。
荷物を回収したらそのまま空港の外へ出ても大丈夫ですが、時間があればカフェでゆっくりしながら今後の行動を整理すると良いでしょう。
リコンファームを行う
リコンファームとは、予約の再確認のことです。
航空会社はリコンファームの結果をもとにして、席が余ると判断した場合は追加で席を販売します。もし乗る人がリコンファームを忘れた場合は、自動的に予約が取り消されるケースもあり得ます。
近年はリコンファームが不要の場合が多くなりましたが、一部航空会社では必要な場合があります。
もし購入した航空券にリコンファームが必要であるとの記載があれば、空港で済ましましょう。
》》航空会社ごとのリコンファームの要・不要 ※引用:ena(イーナ)
リコンファームを行うには、空港のオフィスかカウンターに行き、搭乗予定の航空券とパスポートを渡しながら「Reconfirm, please」と伝えればOKです。
まとめ
空港で行うことはたくさんありますが、だいたい同じ手順なので一度覚えれば問題ありません。
もし分からないことがあれば、係員に確認しましょう!