楽しい楽しい海外旅行!・・・ですが、空港での待ち時間は退屈ですよね。
特に乗継便で4~5時間空いた時は街中に行く時間はないし、空港で待つのもだるい。そんな時はラウンジが使用できると、待ち時間が苦になりません!
今回は空港ラウンジ内部の様子と、お得に利用できる方法を紹介します。
ラウンジとは
ラウンジとは、空港で飛行機を待つ乗客のために、航空会社やクレジットカード会社などが提供する特別な待合室のことです。
ラウンジには、利用客が快適に待ち時間を過ごすための設備や食べ物が用意されています。
ラウンジは日本の空港のみならず世界中にあり、1つの空港内に複数設置されているのが一般的。
ラウンジの種類
ラウンジは運営会社によって特徴が異なります。
運営会社は次の4種類があります。
- クレジットカード会社
- 航空会社
- 運営ラウンジ専門会社
- 空港
ラウンジを運営する会社によって、ラウンジのある場所や利用できる人が異なりますので、それぞれ紹介します。
ラウンジの場所
ラウンジは運営会社によって施設の場所が異なります。
大きく分けて、搭乗しない人でも利用できる一般エリア内と、搭乗者が保安検査後に訪れる制限エリア内の2カ所です。
ラウンジの種類ごとの主な場所は、次の表をご覧ください。
ラウンジの種類 | ラウンジの場所 | 特徴 |
---|---|---|
カードラウンジ | 一般エリア内が多いが制限エリア内も ※海外は少ない | ・クレジットカード会社が運営 ・複数のカード会社が共同で運営している場合もある ・混んでいることが多い ・同伴者は有料だが、プラチナ以上なら無料 |
エアラインラウンジ | 制限エリア内が多い | ・比較的空いている ・設備が良い場合が多い |
エアポートラウンジ | 一般エリアにある場合が多い | ・空港が運営 |
Plaza Premium ラウンジ | 制限エリア内が多い | ・ラウンジ専門会社が運営 ・カードラウンジやエアラインラウンジと共同利用の場合もある |
ところで「制限エリア内にラウンジってあったっけ?」という人もいるのでは?
ラウンジは静かさを重視する場合が多いので、エレベーターやエスカレーターで移動する別エリアにあることが一般的。
ラウンジのあるフロアへ移動するエレベーターや、ラウンジの入口は次のような感じです。
なお、国内主要空港のラウンジの場所は下記のリンクよりご確認ください。
成田国際空港
》》クレジットカード会社ラウンジ
》》航空会社ラウンジ
》》有料ラウンジ
羽田空港
》》ラウンジ全般
中部国際空港(セントレア)
》》ラウンジ全般
関西国際空港
一般エリアと制限エリアのどちらを利用するべきか?という疑問があると思いますが、断然制限エリア内です。
制限エリア内のほうが設備が良く、空いていることが多いです。また、すでに出国審査が済んでいるので搭乗直前までゆっくりできます。
ラウンジを利用できる人
ラウンジを無料で利用するには、ビジネスクラス以上の搭乗券やゴールドカード以上のクレジットカードを持っている必要があります。
運営会社ごとの利用条件は次の表をご覧ください。
ラウンジの種類 | ラウンジを利用できる人 |
---|---|
カードラウンジ | ・カード会社のクレジットカード持っている人(ゴールドカード以上) ・利用料を支払った人 |
エアラインラウンジ | ・航空券(ビジネスクラス以上)を持っている人 ・航空会社の上級会員 ・プライオリティパスを持っている人 ・利用料を支払えば利用できる場合も |
エアポートラウンジ | ・プライオリティパスを持っている人 ・クレジットカードカード(ゴールド以上)利用者 ・利用料を支払った人 |
Plaza Premiumラウンジ | ・プライオリティパスを持っている人 ・クレジットカードカード(ゴールド以上)利用者 ・利用料を支払った人 |
ラウンジによっては、利用料を支払えば利用する事が可能。利用料はラウンジによって異なりますが、1名1,000円~5,000円程度です。
また、プライオリティパスを持っていれば、世界中のラウンジを利用することが可能です。
なお、ラウンジによっては利用可能な時間が決められていることも。決まっている場合は大体2時間以内というケースが多いです。
ラウンジを利用手順
ラウンジを使用したい場合、予約は不要。
ラウンジに到着したら、受付でパスポートおよび搭乗券やクレジットカード、プライオリティパスを提出します。その後、受付の方がラウンジ利用可能かの確認を行います。
確認にかかる時間は1分ぐらい。
問題なければ電子機器にサインを求められるので、パスポートの署名欄に書かれたサインをタッチペンを用いて書きます。
その他の手続は不要。外に出る場合も手続き不要です。
ラウンジ内部
同じ航空会社ラウンジといっても、空港や会社によってさまざま。
ほとんどが外部の音が聞こえないようになっているので、とっても静かです。
ただしラウンジによっては、制限エリア内にガラスの柵で区切られただけの所もあり、そのような場所は騒がしいこともあります。
ラウンジにより設備が大幅に異なりますが、だいたいどこでも次の設備・備品があります。
- ソファー&テーブル
- 出発案内板
- 軽食コーナー(パンやシリアルなど)
- ドリンクコーナー(ソフトドリンクやコーヒーなど)
- トイレ
- 充電用のコンセント
- Wi-Fi
ソファーはフカフカで、搭乗口近くの待合室のイスと比べると快適さが段違い。
また、ラウンジによっては次の備品・設備が用意されていることも。
- シャワー
- FAX
- パソコン
- 新聞・雑誌
- アルコール類
ラウンジによって用意されている食事のレベルは大幅に異なります。
いくつか紹介すると・・・
まずは中部国際空港(セントレア)のスターアライアンス・ラウンジ。
ビュッフェ形式でパンやおかゆ、主菜となるおかず類が用意されています。しかし料理の種類が少なく、味もイマイチです。
続いてスペイン・バルセロナにあるエルプラット空港のSala VIP Pau Casalsラウンジ。
このラウンジは特に設備が充実していました。用意されている料理やドリンク類の数が多く、スナック類も豊富。味も美味しかったです。
中国・上海にある上海浦東空港 No77ラウンジでは、その場で麺料理を作ってくれます。その他の料理も美味しかったです。
プライオリティ・パスとは
プライオリティ・パス(Priority Pass)とは、空港ラウンジのサービスを提供する会社の名前であり、提供されるサービスの名前です。
プライオリティ・パスに加入すると、次のカードが発行されます。
プライオリティ・パスは、なんと世界1,000カ所以上のラウンジが利用できる魔法のようなカードです。
月に1回以上飛行機に乗るのであれば、プライオリティ・パスは利用価値が高いです。
プライオリティ・カードを持っていれば主なラウンジを利用し放題。
搭乗までほとんど時間がないけれど、コーヒー1杯だけ飲んですぐに出る、という贅沢(ぜいたく)な使い方も可能です。
プライオリティ・パスで利用できるラウンジは、下記より検索してください。
お得にプライオリティ・パスを手に入れる方法
プライオリティ・パスには3つのプランがあります。
このうち、利用料金が毎回無料で無制限に利用できるプランは『プレステージ』のみ。ただしプレステージは年会費が399ドル(約41,000円)もかかるのが難点・・・
しかし、年間1万円ちょっとでプレステージ・プランに加入できる方法があります。
それは、楽天プレミアムカードへの加入。
楽天プレミアムカードに加入すると、特典としてプライオリティ・パスの『プレステージ』を無料で手に入れることができます。
正規料金と比べると、なんと4分の1。
なぜこのような特典を付与できるのか不明ですが、ありがたく利用させてもらいましょう!
まとめ
ラウンジを利用する事により、旅の疲れを大幅に減らすことができます。
疲れが残りにくいので、到着後すぐに観光したり帰国した翌日に仕事でも大丈夫です!