海外旅行で病気に・・・・なりやすい病気と対処方法を知っておけば安心!



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海外旅行中は通常より体力的に無理しがち。疲れがたまった状態で無理して行動することにより、病気となるリスクが上昇します。

病気となった時は安静にして薬を飲むのが 一番ですが、海外で売っている薬は日本人にとっては成分が強めなので、逆に体調を悪化させてしまう場合も・・・

今回は海外旅行でなりやすい病気と、対処方法を紹介します!

頭痛

風邪などが起因となることが多く、体調不良の中でも起こりやすい症状です。

頭痛が発生したら悪化する前に、なるべく部屋でゆっくりするのが良いですが、どうしても外出する必要がある場合は症状に合った薬の服用がオススメです。

体調不良

 

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腹痛・下痢

腹痛の場合、胃腸薬を飲むことにより症状の改善が望めます。

下痢となった場合、下痢止めには頼らずに胃の中を空っぽにするのが先決。

水分を摂取することが重要ですが、真水よりもスポーツドリンクの方が体への負担が少なくなります。

しかし海外ではスポーツドリンクが手に入らないことも多いので、前もって粉状のスポーツドリンクを持っていき、ミネラルウォーターに溶かすようにすると便利です。

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胃の中が空っぽになったら、まずは消化しやすいスープや水分の多いフルーツを食べるようにしてください。

また、日本での下痢はストレスや暴飲暴食が原因となるものが主ですが、海外での下痢は 衛生状態が悪いことによる細菌性の下痢の場合もあります。

細菌性の下痢の場合、日本の市販薬では 治りにくいので現地で薬を購入するか、日本に帰国してから病院に行くようにしましょう。

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腹痛や下痢にならないためには

海外でお腹の調子を壊す原因として考えられるのが、不衛生な水の摂取。

たとえ先進国であっても飲み水は全てミネラルウォーターを飲み、水道水は歯磨き程度にとどめてください。

またヨーロッパは硬水であることが多い(日本は軟水)ため体質にもよりますが、日本人が急に飲むとおなかの調子を崩しやすいです。

また、街中や観光地で売られているミネラルウォーターには注意が必要です。

特に新興国などで売られている場合、購入時にペットボトルのフタに開けられた形跡がないか確認してください。まれに空容器に水道水を詰めたものをミネラルウォーターとして売られているケースもあります。

特におなかが弱い人は、食事時も次の点に注意してください。

  • 生ものは食べない 
  • 屋台では食べない 
  • 氷は抜いてもらう(氷は水道水が使われている場合が多い) 

食べた後に少しでも体調がおかしいな!?と感じたら、念のため胃腸薬を服用してください。

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高山病

高山病は南米を中心とした高度の高い場所で起こりやすい病気で、症状は人によってさまざまですが、おもに頭痛・下痢・めまい・はき気などです。

発症した場合は高度が低い場所に移動することが一番望ましいですが、日程の都合で難しい場合は、ゆっくりと深い呼吸をすると共に部屋でゆっくりと過ごすようにしてください。

ただしベッドに 寝ころんでしまうと呼吸が浅くなってしまうので、座って本を読むなどして過ごすのがオススメ。

中南米の国々では、コカの葉を用いたお茶を飲むことで高山病の予防・症状の改善ができると言われています。

ホテルなどさまざまな場面でコカ茶を飲むことができますので、もし見かけたらぜひ飲んでみましょう。

コカの葉は法律で日本国内に持ち込むことができません

 

また、ホテルやタクシーなどには酸素ボンベが備え付けられている場合があるので、 苦しくなったら利用させてもらいましょう。

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国によっては致死率が高い病気がまん延しています。もし急な発熱やおう吐などの症状が出た場合は、一刻も早く病院に行くようにしてください。

 

以下、参考として命の危険がある病気を挙げています。これらの病気に感染する可能性がある国を訪れる場合は、事前にワクチン予防接種を受けてください。

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狂犬病

狂犬病は狂犬病ウィルスを持つ動物にかまれた場合などに、発症する危険があります。

発症すると中枢神経を侵し、頭痛・発熱・からだのだるさ・おう吐などの症状が出てくるとともに、液体を飲むことにより筋肉がけいれんするため、水を恐れる恐水症と呼ばれる症状も出てきます。

また時間が経過すると、こん睡状態となり呼吸停止し死亡に至ります。

狂犬病が怖いのは、発症した場合の死亡率がほぼ100%であること。

なお、狂犬病という名前が付いていますが、ウィルスを持っている猫・猿・キツネ・コウモリなどにかまれたり傷つけられた場合も感染の可能性があります。

もし野生動物にかまれたり傷つけられたら一刻も早く病院で治療を受けてください。

また、狂犬病感染の危険性のある国に旅行する場合は、旅行前にワクチン接種するようにしましょう。

    狂犬病感染のリスクのある国  
  日本や一部先進国を除いた、ほぼすべての国

 

破傷風

破傷風は地面の中の破傷風菌が、傷口などから体内に侵入することにより発症します。

感染すると、手足のしびれや口が開けにくいという症状がでて、治療が遅れると全身けいれんにより死に至る恐ろしい病気です。なお、死亡率は40%です。

もし発症した場合は病院で治療を受けてください。

また、発症リスクのある国に旅行する場合は、旅行前に破傷風ワクチン接種するようにしましょう。

    破傷風の発症リスクの強い国  
  アジアなど衛生状態の悪い国

 

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黄熱病

黄熱病は蚊を媒介として感染する病気です。

症状は発熱・吐き気・筋肉痛などがあり、死亡率は30~50%程度。

なお、黄熱病という名前は重症患者に黄だんの症状が現れることから、この名前が付けられました。

もし発症した場合は病院で治療を受けてください。

また、発症リスクのある国に旅行する場合は、旅行前に黄熱ワクチン予防接種するようにしましょう。

    黄熱病の発症リスクの強い国  
  中央アフリカや中南米の国々

また、国によっては事前に黄熱病のワクチン接種を行っていないと入国できないので注意してください。該当の国は変更となることが多いので厚生労働省検疫所のホームページを参考にしてください。

 

A型肝炎

A型肝炎は食べ物を通じて感染する病気です。

衛生管理が十分ではない場所で調理された食べ物を食べたり、上下水道設備がととなっていない国の水を飲んだりすることにより発症する場合が多いです。

症状としては急な発熱・全身のだるさ・はき気・腹痛・下痢などがあり、数日すると黄だんが現れる場合もあります。

感染を防ぐためには加熱した食べ物のみ食べるようにし、飲み物もミネラルウォーター、または煮沸したお湯のみにします。

もし発症した場合は病院で治療を受けてください。

また、発症リスクのある国に旅行する場合は、旅行前にA型肝炎ワクチン接種するようにしましょう。

    A型肝炎の発症リスクの強い国  
  東南アジアやアフリカ、中南米など衛生状態が悪い国

ワクチン接種

 

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まとめ

命の危険を感じるほどの病気となった場合は、ホテルスタッフやツアーガイドに病院に連れて行ってもらいましょう。言葉で伝えなくても、あなたの苦しそうな表情を見れば何らかの対応はしてくれるはずです。

高額な治療費が心配ですが、海外旅行保険に加入していれば治療費は支払われるので大丈夫です。もし、未加入の場合でも命には代えられません。

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