海外旅行保険は必要?クレジットカード付帯保険と組み合わせれば万全!



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日ごろ病気になっても、病院で払うお金は本来の医療費の数割程度。これは日本の保険制度により国民の負担額が軽減されているからです。

しかし、海外旅行中は日本の保険制度を利用できません。

しかし事前に海外旅行保険に加入しておくことにより、費用の負担を大幅に削減することが可能です。

今回はクレジットカード付帯の保険 or 保険会社の海外旅行保険のどちらを選択するのが望ましいかを紹介します。

保険未加入時の治療費

保険未加入で病気・ケガを治療した場合、高額な治療費が必要。

それはもう、想像を絶する治療費が必要です。

治療費の例として、ジェイアイ傷害火災保険会社提供データより抜粋しました。

国・地域内容支払保険金
イギリス腹痛を訴え受診。急性虫垂炎と診断され13日間入院・手術741万円
スイスバスルームで転倒、腰を強打し救急車で搬送。腰椎破裂骨折と診断され12日間入院。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送1,269万円
ハワイホノルル空港到着後に発熱があり受診。肺炎・敗血症と診断され9日間入院。家族が駆けつける897万円
アメリカ体のだるさを訴え受診。くも膜下出血と診断され19日間入院・手術。家族が駆けつける2,528万円
カナダオプショナルツアーで乗馬をしていたところ落馬し救急車で搬送。寛骨臼骨折と診断され13日間入院・手術。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送827万円
ネパール登山中に頭痛・眩暈・下痢・嘔吐を訴え低地までヘリコプターで搬送。急性高山病・急性胃腸炎と診断され2日間入院312万円
グアムゴルフコースでプレイ中、コース内にある岩場で足を挫いて救急車で搬送。足関節脱臼骨折と診断され6日間入院・手術471万円

出典:海外での事故例 2016年度

 

支払保険金部分が実際に支払う必要のある治療費。びっくりするほど高額ですよね・・・

聴診器

 

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海外旅行保険の種類

海外旅行保険には、大きく分けると次の2種類。

  • クレジットカード付帯の保険 
  • 保険会社が提供する海外旅行保険 

それぞれ特徴があるので、順に紹介します。

クレジットカード付帯の保険

クレジットカードの特典として付帯されている保険です。

持っているだけで海外旅行保険が利用できる自動付帯と、航空券代やホテル代など海外旅行に関連する費用を該当のクレジットカードで支払った時のみ利用できる利用付帯があります。

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保険会社が提供する海外旅行保険との、おもな違いは次の3点。

  • 病気での死亡時は補償されない 
  • 治療費はいったん立替払いする必要あり 
  • 補償期間は60~90日以内 

特に重要なのは、治療費をいったん立替て支払いしないといけない(場合がある)点。

保険会社が提供する海外旅行保険

ジェイアイ傷害火災保険会社をはじめ、保険会社各社が海外旅行向けの保険を提供しています。補償内容は各社異なりますが、共通した特徴は次のとおりです。

  • 治療費を立替払いする必要がない  ※提携しているキャッシュレス病院のみ
  • 病気による死亡時も補償される   ※対象プラン選択時
  • 補償期間は90日以上の長期も可能 ※契約期間による

クレジットカード付帯の保険よりは、手厚い補償内容です。

 

カード付帯と保険会社の海外旅行保険の比較

では、実際にカード付帯と保険会社の海外旅行保険の補償内容を比較してみましょう。

種別AIU保険
N11プラン
AIU保険
N14プラン
JAL
普通カード
傷害死亡3,000万円1,000万円1,000万円
傷害後遺障害
※後遺障害の程度に応じる
90万円~3,000万円30万円~1,000万円30万~1,000万円
救援者費用
※1事故・1疾病あたり
※支払限度額
無制限2,000万円100万円
緊急歯科治療費
※支払限度額
10万円10万円補償なし
疾病死亡1,000万円500万円補償なし
個人賠償責任
※1事故あたり
※支払限度額
1億円1億円0~2,000万円
※カードブランドによる
携行品損害30万円20万円0~50万円限度
※カードブランドによる
旅行事故緊急費用5万円5万円補償なし
傷害治療費用無制限2,000万円0~100万円
※カードブランドによる
疾病治療費用無制限2,000万円0~100万円
※カードブランドによる
補償期間契約日数による契約日数による90日間

 

AIU保険は保険会社が提供している海外旅行保険です。充実したN11プランと加入しやすい保険料のN14プランを例として掲載しています。

また、『JAL普通カード』がクレジットカード付帯の海外旅行保険の補償額です。

両者を見比べると、保険会社が提供している海外旅行保険の方が保険金額が高く、
病気による死亡(疾病死亡)なども補償されています。

 

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クレジットカード付帯の保険の利点

補償内容を比較すると、保険会社の旅行保険の方が補償内容が手厚い印象を受けますが、クレジットカードには合算という手段があります。

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クレジットカードを複数枚持っている場合、どれか1種類の補償しか受けられないわけではありません。

次の項目は各クレジットカードごとに保険金を受け取ることが可能です。これを合算といいます。

  • 疾病治療費用 (病気の治療費用) 
  • 傷害治療費用 (ケガの治療費用) 
  • 個人賠償責任 (物を壊した時の賠償費用) 
  • 救援者費用 (入院することになった場合、家族が現地へ行く&滞在する費用) 
  • 携行品損害費用 (自分が持っていったものが壊れた場合の費用) 
傷害死亡(事故による死亡)や傷害後遺障害(事故により後遺症が残った場合)は各クレジットカードの補償額のうち、最も高い補償額が限度額です

 

どちらの海外旅行保険を利用するか

クレジットカード付帯の保険と、保険会社の海外旅行保険それぞれ良い点があり、どちらにするか迷ってしまいますが、どちらかに絞ることはありません。それぞれの良いところ取りしましょう。

つまり、次の方法です。

 【クレジットカード付帯の海外旅行保険】
 カード2枚持ちにして利用する確率が高い疾病治療費用と携行品損害費用に
 対する補償を十分な金額を受け取れるようにする
        +
 【保険会社の海外旅行保険】
 カード付帯の保険ではカバーできない病気による死亡(疾病死亡)のみ
 バラ掛けする

この方法であれば、海外旅行保険が必要となる大部分のケースをカバーすることが可能であり、保険料の負担も少なくて済みます。

 

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申し込む場所

保険会社の海外旅行保険を申し込む場合、インターネットでの事前申込がオススメ。

もし事前申込を忘れてしまった場合は、空港到着後の申込も可能です。

空港ではおもに出発フロア内か、出国審査後の国際線制限エリア内に保険会社のカウンター、または機械が設置されています。

また、クレジットカードを新たに申し込む場合は、自動で海外旅行保険が付帯され、マイレージもお得に貯めることができるJAL(ジャル)カードがお得です。

 

まとめ

海外でケガや命に関わるような病気になることは少ないかもしれません。

しかし、何かあってからでは遅いです。

事前にカード付帯の海外旅行保険を確認し、必要があれば保険会社の海外旅行保険に加入しましょう!

 

 

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