ドイツ・ベルリンから日帰りで訪れることが多いポツダム。
ポツダムには世界遺産として知られるサンスーシ宮殿があります!
今回はベルリンからの行き方や、サンスーシ宮殿の見どころなどについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
基本情報
サンスーシー宮殿(Sanssouci Palace)はドイツ・ベルリンの郊外に位置するポツダムにある宮殿です。
・サンスーシとはフランス語で『憂いなし』という意味です
サンスーシー宮殿は18世紀中ごろ、フリードリヒ2世の命令により造られました。
当初は夏の離宮の予定でしたが結局は居城として使われることに。
設計を担当したのはフリードリヒ2世の友人でもあるクノーベルスドルフ(Knobelsdorff)。
クノーベルスドルフは壮麗かつ豪華な建物を提案しましたが、フリードリヒ2世の好みを優先して、平屋建てでこぢんまりとした外観で造られました。
全長は100メートルしかなく、建築の際に参考にしたと言われるフランス・パリのベルサイユ宮殿の550メートルと比較すると、かなり小さなことがわかります。
宮殿のある敷地は広さ290万平方メートル、東西の長さ約2.3キロメートルという公園になっており、美しい花々が見どころになっています。
ベルリンからの行き方
ベルリンからポツダムへの行き方は様々な方法がありますが、僕はSバーンで行きました。
Sバーンはベルリンと近郊都市を結ぶ鉄道で、ポツダムへ行くにはSバーン1号線(S1)を利用します。
ポツダム中央駅(Potsdam Hbf)までの所要時間は約30分。
ポツダム中央駅はこんな感じの外観です。
ポツダム中央駅からサンスーシー宮殿までは徒歩で約20分。
僕は片道だけ歩きましたが、サンスーシ宮殿に着いてからも長時間歩く必要があるのでオススメできません・・・
ポツダム中央駅前から出ているバス(695番)利用がオススメです!
見どころ
それではサンスーシ宮殿内部の見どころを紹介します!
サンスーシ宮殿 (Schloss Sanssouci)
プロセイン王国のフリードリヒ2世が設計に加わっている宮殿です。
宮殿には珍しく平屋建てで、質素な外観。
部屋数も12部屋と少ないですが、ロココ様式の装飾がとても美しいです。
サンスーシ宮殿の前は階段状のテラスが設けられています。
このテラスはブドウ畑で、サンスーシ宮殿のクリームイエローの外壁と畑の緑の対比が美しいです!
ただし、僕は冬に訪れたのでこんな感じでした。
春から夏にかけてはこんな感じ。やはりこちらの方が美しいです。
サンスーシ公園 (Park Sanssouci)
広さ290万平方メートルもある超巨大な公園です。
日本の皇居は115万平方メートルなので、その2.5倍の面積と考えると信じられないぐらい広いですね・・・
上空からみると、その大きさが分かります。
もともとはフランスの伝統的造園法で造られましたが、南側はハーフェル川から引き込んだ水流を生かすなど、自然の景観を取り入れた英国風の造園法で設計されています。
庭園内には噴水や彫像が配置されるとともに、新宮殿や中国茶館、オランジュリーなどの建物も配されています。
新宮殿 (Neues Palais)
18世紀なかごろに、国威を誇示するために造られた新たな宮殿です。
外観はバロック様式で造られ、サンスーシ宮殿よりも立派な感じ。
内部は貝殻を壁に埋め込んだ洞窟の間や、選帝侯の石像が置かれている大理石の間など約400の部屋があります。
シャルロッテンホーフ宮殿 (Schloss Charlottenhof)
新古典主義様式で作られた小さな宮殿です。
宮殿の周囲はインド風の景観を取り入れた英国式の庭園があることからシャルロッテンホーフ宮殿は、『庭園中の宮殿の傑作』とたたえられています。
オランジュリー宮殿 (Orangerie)
19世紀中ごろにルネサンス様式で作られた宮殿です。
“宮殿”と呼ばれていますが、オレンジをはじめとした熱帯の植物を栽培するために造られた温室としての機能も持っています。
中国茶館 (Chinesisches Teehaus)
サンスーシ公園の一角にある、円筒形の茶館です。
外観は18世紀ごろ宮廷で流行したシノワズリ(中国趣味)が現れています。
建物の外観には金箔が貼られており、周囲には金色の像が配されるなど派手な感じ。
建物内部には中国陶磁器などが展示されています。
観光についての注意点
内部見学について
サンスーシ宮殿、および新宮殿、シャルロッテンホーフ宮殿、オランジュリーの内部を見学するにはガイドツアーに参加する必要があります。
なお、ガイドツアーはドイツ語のみです。
定休日・営業時間について
施設によって多少異なりますが、ガイドツアーは9時~17時に行われます。
定休日も施設によって異なりますが、新宮殿は金曜、その他施設は月曜です。
また、中国茶館・シャルロッテンホーフ宮殿・オランジュリーは10月中旬~5月中旬は閉園されます。
所要時間について
ガイドツアーに参加したり、じっくりと見学したい場合は4~5時間かかります。
建物のなかに入らず、ぐるっとひと通り見るだけであれば2時間あれば大丈夫です。
服装について
敷地内はかなり広く、歩き回ることになるのでスニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。
トイレについて
敷地内に何カ所かあります。
売店について
サンスーシ宮殿近くに売店があり、水などを購入できます。
個人で訪れる or 現地ツアーに参加する
サンスーシ宮殿はベルリンからも近く、個人でも訪れやすいです。
しかし、ポツダムとベルリンを結ぶ鉄道の本数はそれほど多くなく、ポツダム中央駅からバスに乗る際にも待ち時間があるので思ったより時間がかかります・・・
もし日程にそれほど余裕がなく、効率的に時間を使いたいのであればベルリン発着のツアーへの参加がオススメです。
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空港からの移動や、ベルリン周辺の見どころを効率よく巡るのは意外と大変・・・
しかしツアー旅行は好きな場所に行けないし、行きたくもないお土産店に立ち寄ったりするので避けたいですよね。
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観光に便利なアイテム
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世界遺産への登録
1990年に『ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群』の構成資産のひとつとして、世界遺産(文化遺産)に登録されました。
観光のベストシーズン
春(4月~6月)がオススメです。
この時期であれば、美しい庭園も楽しむことができます。
僕が訪れた12月は、庭園は雪に埋もれており、街中も店が開いていないことが多いです。
観光に必要な日数
ベルリンへの往復に丸2日、日帰りでサンスーシ宮殿に行くとして合計2.5日かかります。
ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低2泊4日必要です。
観光に必要な日数
ベルリンへの往復に丸2日、日帰りでサンスーシ宮殿に行くとして合計2.5日かかります。
ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低2泊4日必要です。
観光を計画
サンスーシ宮殿を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
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