キジ島と言われて、どこにあって、何があるか思いつく人は少ないのでは?
ロシアにあるキジ島最大の見どころは、木造のロシア正教会の木造教会建築群。
難点はキジ島に行くには手間がかかる&行ける時期が限定されること。
今回はキジ島の行き方と、訪れる際の注意点などについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
【追 記】
2018/07/26 所要時間について追記
2018/05/10 定休日について追記
基本情報
ロシア連邦のカレリア共和国にある、オネガ湖に浮かぶ島です。
最大の見どころは、ロシア正教会の建築群。
すべてクギを使わず、木材のみで造られているのが特徴です。
教会のみではなく、ロシア全土からさまざまな木造建築が移築されたことでも知られています。
キジ島内部紹介
キジ島の船着き場に到着、中に入るとガイドさんが付いてくれました。
ガイド代を支払った記憶がないので、すでにキジ島観光代に含まれているか、学生のボランティアかもしれません。
なお、説明は全て英語でした。
キジ島は幅500メートルx長さ7000メートルぐらいの小さな島。島内には教会をはじめ、風車や小屋など、生活を垣間見える建物が多くあります。
キジ島を象徴する建物はコレ。
近づきます。
右から順に、ポクロフスカヤ教会・プレオブラージェーンスカヤ教会・鐘楼です。
違う角度から見るとこんな感じ。
一番目立つプレオブラージェーンスカヤ教会(顕栄聖堂)は高さ33メートルで、特徴的な玉ねぎ型のドームは22個あります。
なんと一本のクギも使わず、木材のみで建てられたロシア正教会の教会です。
日本にもクギを一本も使わない木製の建築物は多くありますが、こんな変わった形の建物はなかなかないですよね・・・
なお、損傷が激しいため修復中。中に入ることはできません。
ポクロフスカヤ教会(生神女庇護聖堂)は1764年に再建されました。
ポクロフスカヤ教会は、内部に入ることができます。
内部には数多くのイコン画が飾られており、見ごたえあり。
島内には、納屋や農民の家も多く建っています。
周囲や家の中では、民族衣装を着た人が伝統的な機織り(はたおり)や刺繍(ししゅう)を行っています。
ガイドさん(青い服を着た女性)が詳しく説明をしてくれます。僕は英語が苦手なので、何となくしかわかりませんでした・・・
ここでガイドさんとは別れて、後は船の時間まで自由行動。
キジ島内には礼拝所や風車などの施設があります。
そして、アルプスの少女ハイジに出てきそうな大きな木製ブランコも!
キジ島に滞在したのは3時間ぐらいですが、十分観光することができました。
モスクワorサンクトペテルブルクからキジ島への行き方
キジ島の最寄りの都市はペトロザヴォーツク(Petrozavodsk)。
ペトロザヴォーツクへ行くには、モスクワ(Moscow)やサンクトペテルブルク(Saint Petersburg)から鉄道で行く必要があります。
僕はサンクトペテルブルクから、ロシア国鉄の寝台列車で訪れました。
ただしペトロザヴォーツクは遠い・・・
サンクトペテルブルクからは8時間半、モスクワからは12時間以上かかります。
ペトロザヴォーツク駅からキジ島へ向かう様子を、順に紹介します。
0.ペトロザヴォーツク駅に荷物を預ける
キジ島に大きな荷物は持ち込めないため、ペトロザヴォーツク駅に荷物を預ける必要があります。
荷物を預ける場所は、駅舎を出て壁沿いに左に向かった場所です。
1.ペトロザヴォーツク駅から港へ
駅から船が出る港への移動は車で向かいました。10分弱ぐらいで到着。
港から駅の移動は徒歩か車です。
車で移動した時は近く感じましたが、歩くと30分以上かかりました。
ただし道は分かりやすいので、迷う心配はありません。
2.高速船に乗る
港には数件の土産店が立ち並んでいます。水やスナック類を売っている店もありました。
船乗り場はこんな感じ。近代的です。
キジ島への高速船は朝~昼までに3便運行されます。
船はレトロな感じでオシャレ。昭和感があります。
なお、高速船は湖面が凍結していない5月中旬から10月ごろしか運航しません。
3.キジ島着
ペトロザヴォーツクの港を出発して、キジ島に着くのは1時間後。
船は島の西側にある船着き場に到着します。
キジ島からペトロザヴォーツクまで戻る船は、行きの便の3時間後です。
キジ島への船、キジ島の入場チケットについて
キジ島へ向かう高速船のチケット売り場は、船乗り場周辺にあります。
ただし、夏シーズン中はすぐに座席が埋まってしまうので予約が必要。
ルスキー・セーヴェルという旅行会社のサイトで船と入場券、観光をセットにした現地発着のツアーを取り扱っています。
ただし、英語を選択してもロシア語ばかりで分かりずらい・・・
またロシアの街中は英語表示がかなり少ないので、チケット売り場を探すだけでも大変。
確実にキジ島に行きたいなら、アレンジ旅行会社にキジ島への移動+キジ島観光をアレンジしてもらうと楽です。
観光についての注意点
全般
建物は全て木でできているので、タバコは厳禁。
しかし、どうしても吸いたい人のための喫煙所があるので心配ありません。
また、天候が悪い場合、船の運航が禁止されます。
どうしてもキジ島に行きたい!という場合は、ペトロザヴォーツクで一泊するなど余裕を持った日程がオススメです。
》》ホテルを予約する
定休日について
定休日はありません。
所要時間について
島内を一通り見て周るのに、だいたい2時間かかります。
服装について
キジ島内は細長い形状となっており、先端まで行くと往復で5キロメートル以上歩く必要があります。
足もとは舗装されていない場所がほとんどで歩きづらいため、スニーカーがオススメです。
また、島内は日陰が少なめ。夏は熱中症にならないため、帽子が必要です。
トイレについて
キジ島の船着き場周辺にありますが、いったん中に入るとトイレはほとんどありません。
ペトロザヴォーツクの港にもトイレは無いので、高速船内のトイレ利用が便利です。
売店・レストランについて
船着き場周辺に小さなカフェ、みやげ物店、郵便局、売店があります。
ただし、ここ以外に水や食料品が手に入れられる場所はありません。
アレンジツアーがおすすめ
サンクトペテルブルクか、モスクワを拠点として訪れる方法が一般的ですが、ロシアは他の国と比べても観光の難易度は高め・・・
訪れる場合は、サンクトペテルブルク or モスクワを起点として1泊2日程度でキジ島ツアーをアレンジしてもらうと楽。
都市間の移動やペトロザヴォーツクの港までの移動、キジ島までの高速船、キジ島観光をまとめてアレンジしてもらえます。
なかでも「タウンライフ旅さがし」がオススメ。
最初に希望や予算を伝えれば、複数の旅行会社から、あなたの希望にピッタリな旅行プランを作ってもらえます。
行き先に関して不明な点があっても、海外旅行のプロからアドバイスをもらえるので不安なく旅行できます!
また、見積は無料なので海外旅行を検討している方は、いちど問い合わせてみてはいかがでしょうか?
観光に便利なアイテム
海外旅行での問題はやっぱり言葉。英語なら何となく理解できても、ロシア語は難しいですよね・・・
あなたがロシア語を話せなくても、翻訳できるアイテムがあれば安心。
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観光のベストシーズン
5月~10月が最も観光に向いています。
上記の期間以外は高速船が運航しておらず、寒いので観光には向いていません。
観光に必要な日数
日本からペトロザヴォーツクへの往復に丸3日、日帰りでキジ島に行くとして合計丸4日かかります。
ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低4泊6日必要です。
世界遺産への登録
1990年に『キジ島の木造教会と集落』として、世界遺産(文化遺産)に登録されました。
観光を計画
キジ島を訪れる際の航空券・ホテル予約、アレンジ旅行の相談はこちらから可能です。
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