世界遺産マチュピチュを訪れるなら、ペルーレイルが便利!
僕がマチュピチュに行った時も、クスコ発着のペルーレイルを利用しました。
今回はクスコからペルーレイルに乗る方法や、クラスごとの特徴、荷物制限などについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
マチュピチュに行くにはペルーレイルが便利
クスコを拠点として、マチュピチュ遺跡に行く場合はペルーレイルが便利。
・・・というか、ほぼペルーレイル一択といえます。
車で行くことも不可能ではありませんが、めちゃくちゃ時間がかかります・・・
クスコからペルーレイルに乗る方法
クスコにペルーレイルの駅はないため、近くの駅まで自分の力で行く必要があります。
クスコ発着の現地ツアーに申し込んでおけば駅までの送迎も行ってくれますが、タクシーをチャーターして向かうことも可能。
ペルーレイルの発着駅があるのがポロイ(Poroy)とオリャンタイタンボ(Ollantaytambo)。
ポロイ駅はクスコから車で約20分、オリャンタイタンボは車で約2時間かかります。
「ポロイ駅の方が近くていいんじゃないの?」と思われがちですが、その分料金も高くなるので、予算と時間をもとに選択してください。
僕が利用したのはオリャンタイタンボ駅。
オリャンタイタンボ駅の周辺には、泊まる場所や売店、レストランが立ち並んでいます。
駅はそれほど広くありません。
ゲートで乗車チケットを見せて中に入れば、すぐにペルーレイル乗り場です。
ペルーレイルは地球上で2番目に高い場所を走ることでも知られる鉄道であり、現在はオリエント急行を運行するベルモンド社とペルー資本によって共同運営されています。
アグアスカリエンテス(マチュピチュ村)までの所要時間ですが、だいたい次の通りです。
- ポロイ駅発 :約3時間20分
- オリャンタイタンボ駅発:約1時間40分
どちらの駅から乗ったとしても、クスコを出発してからマチュピチュに着くまでの所要時間はほとんど同じです。
ペルーレイルの3つのクラス
ペルーレイルには3つの乗車クラスがあり、クラスごとにサービスが異なります。
各クラスのサービスの概要と、僕が乗車したビスタドームクラス内部の様子を紹介します。
エクスペディション クラス
一番シンプルなクラスで、バックパッカークラスとも言います。
サービスとして軽食と飲み物が提供されます。
ビスタドーム クラス
観光客に一番人気があるのがビスタドームクラス。
サービスとして軽食と飲み物が提供されます。
軽食と言ってもパウンドケーキ一切れ。飲み物は温かいコーヒーと紅茶がありました。
エクスペディションクラスとの最大の違いは、眺望の良さ。
車両側面と上部が大きな窓で囲まれており、マチュピチュまでの風景を存分に楽しめます。
座席は革張り(風)で座りごこちが良いです。
中央のテーブルは端の部分が折りたたみ式なので、降りるときには邪魔になりません。
ハイラムビンガム クラス
最上級のクラスであり、他の2クラスとはケタ違いのサービスが提供されます。
・・・が、料金もケタ違い。
なお、ポロイ駅からの発着のみ&出発時間も朝9時からと、他のクラスと比べると遅めの出発です。
他のクラスでのサービスは軽食と飲み物のみでしたが、ハイラムビンガムクラスでは次のサービスが提供されます。
- 豪華な食事とワイン
- 遺跡入場料
- 遺跡ガイド料
- マチュピチュ村から遺跡へのバス代
- 遺跡観光後のアフタヌーンティー(復路)
豪華ですよね・・・
往復ともハイラムビンガムクラスは無理!という方でも、片道だけでも大丈夫なので検討してみては?
ペルーレイルで行われるファッションショー
ペルーレイル車内ではスタッフ(車掌など)によるファッションショーが行われます!
車両ごとにマスクをかぶって民族舞踊カパック・コーヤを踊ったり、男女の車掌さんがアルパカの毛で作られた衣装を着て、モデルのように車内を往復。
ただのファッションショーではなく、着ていたものと同じ服やストールが販売されます。
無駄が無いですね・・・
なお、このファッションショーは復路(マチュピチュ村→オリャンタイタンボ・ポロイ)でのみ行われます。
ペルーレイルへの荷物持ち込み
ペルーレイルには、持ち込める荷物のサイズに制限があります。
持ち込める荷物の条件は次の通り。
- 1人あたり荷物1つ
- 荷物の重さは5キログラム以内
- 荷物の大きさは縦横高さの3辺の合計が157センチメートル以内
飛行機(国際線)の機内に持ち込めるのが、縦横高さの3辺の合計が155センチメートル以内&10キログラム以内なので、同じぐらいの大きさであれば大丈夫です。
ただしスーツケース自体が重いので、ソフトキャリーでないと重さ制限を超過する可能性があります。
大きなスーツケースでペルーに来た場合は、日数分の荷物を小型のバッグに分けて持って行く必要があります。
大きなスーツケースをどうするかが悩みどころですが、僕はマチュピチュからホテルに戻った後に宿泊するホテルに事前に預けました。
現地ツアー予約時か、ホテルを予約した際に事前にお願いしておくとスムーズに預けることができます。
なお、荷物は座席付近に置くことができません(肩掛けカバンぐらいならOK)。
席の上部にも網棚のような置き場所がないので、荷物は車両入口付近の荷物置き場に置く必要があります。
ペルーレイルの予約
ペルーレイルは全席指定席なので、事前予約必須です。
ただし、予約サイトは英語とスペイン語表示のみなので、予約に手間取るかもしれません。
おすすめは現地ツアーでクスコ発着のマチュピチュ遺跡ツアーに訪れる方法。
現地ツアーではペルーレイルの発着駅までの移動や、マチュピチュ遺跡入場券がセットになっています。
ストライキなどのトラブル(後述します)が起こっても、ある程度対処してもらえるので、とてもありがたいです。
ペルーレイルとインカレイルの違い
クスコからマチュピチュ村に行く場合、インカレイルという選択肢もあります。
インカレイルはペルーレイルと同じく、オリャンタイタンボ駅から発着しています。
インカレイルはペルーレイルと比較すると、料金は同等か少し安いぐらいで発着本数が少なめ。
ペルーレイルのチケットが取れるのであれば、あえてインカレイルを選択する理由ありません。
ペルーレイルのストライキによる遅延・欠便に注意
ペルーはストライキが頻繁に発生します。
僕もマチュピチュ村へ訪れるときにストライキに遭い、ひょっとしたら行けない&戻れないところでした。
なんとか予定通りの日に戻ることはできましたが、大幅に遅延して大変でした。
ストライキでの困りっぷりは、こちらをご覧ください・・・
ストライキが長引いた場合、ペルーレイルのチケットの時間変更などを自分で行う必要があります。
これが本当に大変・・・
僕は現地ツアー会社の人の助けもあり、つぎの行程に影響は出ませんでしたが、一歩間違えばマチュピチュに行けなかったり、クスコからリマに戻る飛行機に乗れないところでした。
マチュピチュ観光を訪れる際には、次の点に注意してください。
- 余裕のある日程を組む(マチュピチュ村で一泊する、クスコに戻ってからも最低1泊する)
- 現地ツアーを利用する
特に現地ツアーに参加すると、ストライキがあっても最新の情報を教えてくれたり、もしもの時にもいろいろ助けてもらえます。
繰り返しとなりますが、本当に助かりました・・・
観光を計画
ペルーを訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
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まとめ
ペルーレイルは移動しながらペルーの大自然も堪能でき、ファッションショーも楽しめる鉄道です。
マチュピチュ観光時は上手に利用しましょう!