エジプト南部のアスワンから北部のカイロまで移動するには、飛行機が最も所要時間が短いですが、エジプトをじっくりと楽しみたいのであれば、寝台列車もオススメ。
僕もアスワンからカイロへの移動に、寝台列車を利用しました。
今回は寝台列車の設備やサービスなどについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
利用した寝台列車
僕が乗った寝台列車はアベラ・エジプト(Abela Egypt)。
アスワン~ルクソール~カイロ間を結ぶ寝台列車で、国営ではなくアベラ・エジプトという民間企業が運営しています。
その他の寝台列車では、同じくアスワン~ルクソール~カイロを結ぶナイル・エクスプレス(Nile Express)があります。
アベラ・エジプトは『豪華寝台列車』と銘打たれていますが、長距離を移動してきただけあって外観はホコリまみれ。
アベラ・エジプトに乗る
アスワンからカイロに向けて、アベラ・エジプトにて移動した時の様子を紹介します。
僕は出発1カ月前に、旅行会社経由でアスワン周辺観光+鉄道のチケットを予約していました。
アスワン周辺を観光後、旅行会社のスタッフがアスワン駅へ送ってもらえました。送迎中にチケットを渡され、どこから乗れば良いか丁寧に教えてくれたので迷うことはありません。
アスワン出発は夜18:30。カイロのラムセス駅へ到着するのは翌朝6:45の予定です。
僕が予約したのは1等車(2人用の個室)。
部屋内はそれほど広くはなく、スーツケースを置くとかなり狭くなります。
なお、客室内には次の設備が用意されています。
- 洗面台(タオル&せっけん付)
- コンセント
- 乗務員呼出ボタン
- ミュージックシステム
トイレは各車両ごとに共有。ただし清潔とは言えません・・・
食事は夜・朝の2回提供されます。
ただし、炭水化物が多めで味もイマイチ・・・
飲み物はコーヒーと紅茶を選べます。
夕食を食べ終わったころ、乗務員がベッドメイキングに訪れます。
数分でソファーが2段ベッドに早変わり!
寝ごこちは日本の車両と比較するとエンジン音が大きく、揺れも大きめ。
しかし、意外と揺れが心地よくて眠りに誘われます。
昭和時代が思い出され、なんだか懐かしくなりました。
列車の楽しみの1つは車窓からの風景。
カイロやアスワン周辺は都会ですが、離れた場所では庶民の暮らしを見ることができました。
カイロのラムセス駅には定刻より30分ほど遅れて到着。国によっては数時間遅れることも珍しくないため、かなり優秀です。
チケット予約方法
エジプト国内の鉄道会社のオフィスでの予約も可能ですが、本数が少なく観光シーズンは予約がいっぱいになる可能性があるので、事前予約がオススメです。
なお、アベラ・エジプトはカイロのラムセス駅に停車しますが、ナイル・エクスプレスはカイロのギザ駅に停車します。
もしピラミッド観光を予定していたり、ギザ周辺のホテルに宿泊するのであればナイル・エクスプレス利用がオススメです!
料金
「寝台列車は高い!」と思われている方が多いかもしれませんが、実際はかなりお得です。
まず、アスワンからカイロの間は700キロメートルあります。
この距離を新幹線&在来線を使って行くと、それだけでかなりの金額に・・・
また、ホテルも兼ねていると考えると、かなり割安です!
観光を計画
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まとめ
エジプトはとても広い国です。
日程に余裕がなければ飛行機での移動一択ですが、余裕があれば列車での移動がオススメ。
よりエジプトという国を知ることができます!