岩のドーム(エルサレム)はイスラム教の聖地!わかりにくい行き方と神殿の丘の内部を紹介!!

 

エルサレムにあるイスラム教の聖地『岩のドーム』。

僕も行きましたが、岩のドームのある神殿の丘にへの行き方がわかりにくい・・・

今回は迷わずに神殿の丘へ行く方法と、神殿の丘内部を紹介します!

基本情報

イスラム教の聖地・岩のドームは神殿の丘(ハラム・シェリーフ)にあります。

岩のドームが聖地となった理由は、岩のドームのある場所から預言者ムハンマドがミウラージュ(昇天)をしたとされるため。

「昇天=死」ではなく、岩の上から遠くの場所に一瞬にして移動したことを示しています

この昇天した部分にあった岩を保護するように西暦692年に礼拝堂が建てられ、以後何度か改築が加えられています。

岩のドームが建てられたところは、以前エルサレム神殿のあった場所でした

 

なお、神殿の丘はユダヤ教キリスト教の聖地でもあります。

ユダヤ教では岩のドームのある場所が、アブラハムが息子イサクを神に捧げようとしたモリヤの丘であるとされており、内部の岩は世界が創造された時の基礎となった石(エベン・シュティヤ)であると言われています。

また、キリスト教ではイエスが息を引き取った際に、神殿の幕が真っぷたつに引き裂かれたという伝承が残っています。

 

また、エルサレムにある聖墳墓教会と嘆きの壁もキリスト教とユダヤ教の聖地でもあります!

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神殿の丘への行き方

岩のドームのある神殿の丘は、嘆きの壁のすぐ近く。

まず、嘆きの壁への行き方はこちらをご覧ください。

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非イスラム教徒の場合、神殿の丘へ入場できるのはモロッコ門のみ。

モロッコ門の場所はガイドブックで見ても、Google Mapで見ても分かりにくいのが難点・・・

それもそのはず、地上からかなり高い所にあります。

モロッコ門に行くには、嘆きの壁の右側にある木造の歩道を利用します。

エルサレム(イスラエル)の神殿の丘の入口のモロッコ門へ続く木製の歩道

 

木造の歩道の入口に行くには、まず嘆きの壁を右手に進んで、いったんセキュリティチェックから出ます。

モロッコ門へ続く歩道への入口は、今出たばかりのゲートの右端です!

エルサレム(イスラエル)の神殿の丘への入口

中に入るとセキュリティチェックが行われています。

エルサレム(イスラエル)の神殿の丘入場前のセキュリティチェック

あとは歩道をひたすら進めばOK。

エルサレム(イスラエル)の神殿の丘へ向かう木製の通路

歩道のスキマからは嘆きの壁が見えます。

上から嘆きの壁を見下ろせる場所は少ないので、ぜひ見てみましょう。

 

神殿の丘内部の見どころ

それでは、神殿の丘内部の様子を紹介します!

まず入ってすぐ右手に見えるのがアル・アクサー・モスク

エルサレム(イスラエル)の神殿の丘に建つアル・アクサー・モスク

アル・アクサー・モスクはイスラム教の聖典・コーランに『遥かなる礼拝堂』と記されたとされる場所で、西暦715年に建てられました。

創建後に大地震などで崩壊と修復を繰り返され、創建当時のものは数本の柱のみ、と言われています

 

アル・アクサー・モスクの入口からずっと先を見ると、金色の屋根を持つ建物が目に入ります。

この建物こそがイスラム教の聖地『岩のドーム』です!

エルサレム(イスラエル)の神殿の丘に建つ岩のドーム

岩のドームに近づく途中にあるのがコチラ。

アル・カース・ファウンテンと呼ばれる水場で、礼拝前にイスラム教徒(ムスリム)が体を清めるために使われています。

エルサレム(イスラエル)の神殿の丘にある水場(アル・カース・ファウンテン)

 

そして階段を登った先にあるのが岩のドーム。

エルサレム(イスラエル)の神殿の丘に建つ岩のドーム

イスラム教の聖地・メッカにあるカアバ神殿と同じ八角形で、高さ36メートルとそれほど高くはありませんが、高台にあり金色の屋根ということもあり、かなり目立ちます。

残念ながらイスラム教徒以外は内部に入れませんが、細かな美しい装飾を見るだけでも来る価値アリです。

エルサレム(イスラエル)の神殿の丘に建つ岩のドーム
エルサレム(イスラエル)の神殿の丘に建つ岩のドームの入口部分の装飾
エルサレム(イスラエル)の神殿の丘に建つ岩のドームの窓

それでも内部が気になるところですが、ダビデの塔に展示されている模型によると、こんな感じのようです。

エルサレム(イスラエル)のダビデの塔に展示されている岩のドーム内部の模型

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神殿の丘からは美しいオリーブの丘も見えるので、観光に疲れたら座りながらゆったりと眺めるのもオススメです。

エルサレム(イスラエル)の神殿の丘から見たオリーブの丘

 



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観光についての注意点

定休日・営業時間について

金・土・イスラム教の祝日、およびラマダン期間中の午後は休みです。

入れる時間は季節によって異なりますが、どちらも少し短め。

 冬期 7:30~10:30、12:30~13:30
 夏期 8:30~11:30、13:30~14:30

僕が最初に訪れた時は犠牲祭という休日だったので、3日間クローズしていて入れず・・・

最終日に何とか入れましたが、滞在期間が短い方は事前に調べておいた方が良いです。

所要時間について

神殿の丘に入ってから約1時間でひと通り見ることができます。

服装について

ノースリーブやショートパンツなど、露出の多い服装は入場不可です。

ただし入口で布を貸してもらえます。

エルサレム(イスラエル)の神殿の丘入口で布をまく人々

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トイレについて

神殿の丘内部にもあったと思います。

売店・レストランについて

神殿の丘内部では売店、レストランとも見かけませんでした。

セキュリティチェックについて

X線検査機を用いた荷物チェックが行われます。

また、まれにパスポートチェックが行われる場合があります。

 

個人で訪れる or 現地ツアーに参加する

岩のドームはエルサレム中心部の旧市街地にあるので、個人でも訪れやすい場所にあります。

ただし岩のドームのある神殿の丘への入口が分かりにくいのが難点・・・

僕も迷いました

 

時間の余裕が無かったり、他の場所と合わせて効率的に巡りたいならイスラエル発着の現地ツアーへの参加がオススメです。

 



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イスラエル旅行をオーダーメイド

空港からの移動や、エルサレムにある三大宗教の聖地などの見どころを効率よく巡るのは意外と大変・・・

しかしツアー旅行は好きな場所に行けないし、行きたくもないお土産店に立ち寄ったりするので避けたいですよね。

そんな時は『オーダーメイド旅行』がおすすめです!

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たとえば『タウンライフ旅さがし』なら無料で見積もってもらえます。

観光についての不明点を事前に相談をしたり、現地に着いてから困りごとがあっても、サポートデスクが設置されているので難なく解決できますよ。

 

観光に便利なアイテム

翻訳機

海外旅行での問題はやっぱり言葉。英語なら何となく理解できても、中東の言葉は難しいですよね・・・

あなたが日本語以外話せなくても、翻訳できるアイテムがあれば安心。

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世界遺産への登録

1981年に『エルサレムの旧市街とその城壁群』の構成資産のひとつとして、世界遺産(文化遺産)に登録されました。

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観光のベストシーズン

春から秋(4~11月)あたりが降水量が少ないのでオススメです。

夏(7~8月)は暑くなる日も多いですが、長時間観光する場所ではなく日陰に入れば涼しいです。

 



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観光に必要な日数

エルサレムへの往復に丸2日、日帰りで岩のドームに行くとして合計丸2.5日かかります。

ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低2泊4日必要です。

 

観光を計画

岩のドームを訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。

》》航空券予約

》》ホテル予約

 



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