ロシア・サンクトペテルブルクはエルミタージュ美術館が有名ですが、ロシアっぽい建物を見たいなら血の池の救世主教会がオススメ。
変な名前の教会ですが、カタチも変。絶対日本人は思いつかない造形をしています。
今回は血の上の救世主教会の行き方や、見どころなどについてお伝えします。
※情報は訪れた時点のものです。最新情報については公式サイト等をご確認ください
基本情報
血の上の救世主教会(スパース・ナ・クラヴィー大聖堂)は1907年に完成した、比較的新しい聖堂です。
「なぜこんな名前に!?」と思いますが、名前の由来は1881年に皇帝アレクサンドル2世が暗殺された場所に建てられたため。
アレクサンドル2世はクリミア戦争敗北後に、ロシアを発展させるためにさまざまな改革を行いましたが道なかばにして暗殺されてしまいました。
新たに皇帝に即位した息子のアレクサンドル3世が父の死を惜しんで、暗殺された場所に教会を建てました。
同じ純ロシア風建築の教会であるワシリー寺院と外観は似ていますが、建てられた時期・理由とも異なっています。
なお、こちらがモスクワにあるワシリー寺院です。血の上の救世主教会の方が細やかな造形かも?
見どころ
それでは血の上の救世主教会を紹介します。
まず遠くから。グリボエードフ運河と教会がとてもマッチしています。
近づくと、日本ではありえないセンスが爆発しています!
外壁には宗教画のほか、ロシアの街、ロシア各地の紋章が描かれています。
近くのフェンスもとってもオシャレ。
内部は建築当時の最新技術が用いられたこともあり、とっても広く明るいです。
また、多くの有名画家が制作した美しいモザイク画(小さな破片を組み合わせて絵や模様を描く手法)で埋めつくされています。
天井を見ると、キリストや聖人たちが描かれています。
シャンデリアも美しいです!
主祭壇?は木製。こちらの装飾も、とても細やか。
行き方
メトロ2号線のネフスキー・プロスペクト駅(Невский проспект)、および3号線のゴスチーヌィ・ドヴォール駅(Гостиный Двор)で徒歩5分ほどです。
エルミタージュ美術館からも、徒歩5分程度とかなり近いです。
入場チケット購入
血の上の救世主教会の入場チケットは教会の北側(裏側)で売られており、対人販売だけでなく、券売機もあります。
英語表示も可能なので、混んでいたら券売機での購入がオススメです。
観光についての注意点
全般
夏シーズンは観光客が増えるので、スリに注意してください。
休館日・営業時間について
休館日は水曜日です。
営業時間は季節により異なり、夏(5/1~9/15)は朝10:00~夜23:00、秋から春(9/16~4/30)は昼11:00~夜19:00です。
写真撮影
教会内部の写真撮影は可能です。
所要時間について
内部はそれほど広くないので、30分あればひと通り見学できます。
トイレについて
教会内にトイレはありません。
教会近くのみやげ物市場に簡易トイレがありますが、有料にも関わらず汚いです。
売店・レストランについて
教会の向かい側にヤールマルカ・スーヴェニロフと呼ばれるみやげ物市場があり、マトリョーシカなどの民芸品のほか、さまざまなお土産が売られています。
またコーヒーなどが飲めるカフェ、屋台が近くにあり、数分歩けばレストランもあります。
個人で訪れる or 現地ツアーに参加する
サンクトペテルブルクの中心部にあり、個人でも訪れやすいです。
しかし、日本語ガイドにより説明が聞きたい場合や、ほかの観光地と合わせて効率的に巡りたい場合は現地ツアーへの参加が便利です。
世界遺産への登録
1990年に『サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群』の構成資産のひとつとして、世界遺産(文化遺産)に登録されました。
観光のベストシーズン
春から秋にかけて(5~9月)がオススメです。
冬は平均気温がマイナスになり雪が降ることも多め。しかし、雪をまとった教会もステキです。
観光に必要な日数
サンクトペテルブルクへの往復に丸2日、日帰りで血の上の救世主教会に行くとして合計2.5日かかります。
ただし、飛行機や電車に乗るための待ち時間や、乗継地での待ち時間があるので最低2泊4日必要です。
観光を計画
血の上の救世主教会を訪れる際の航空券・ホテル・ツアー予約はこちらから可能です。
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