世界中に数多くの美術館・博物館がありますが、その中でも三大美術館と呼ばれている場所があります。
僕も三大美術館のうち、ニつの美術館に訪れました。
今回は三大美術館の基本情報と見どころ、その他のオススメ博物館を紹介します!
世界三大美術館はココ!
世界三大美術館は正式に定義されていませんが、一般的に三大美術館とされているのは次の3美術館です!
- メトロポリタン美術館(アメリカ:ニューヨーク)
- エルミタージュ美術館(ロシア:サンクトペテルブルク)
- ルーヴル美術館(フランス:パリ)
世界四大美術館と呼ぶ場合は、つぎの博物館が加わります。
- 故宮博物院(台湾:台北)

それぞれの美術館紹介
世界三大美術館について、それぞれの概要・見るべき展示物を紹介します!
メトロポリタン美術館(アメリカ)
メトロポリタン美術館はアメリカのニューヨークにあります。通称『Met(メト / メット)』とも呼ばれています。
古代から現代、東洋から西洋まで世界中の絵画や彫刻などさまざまな作品を収蔵。
また、考古学・美術についての蔵書に関して、世界有数の規模を誇る図書館が併設されています。
おもな収蔵品はエル・グレコの『トレドの景観』、フェルメールの『水差しを持つ女』、ゴーギャンの『二人のタヒチの女』、尾形光琳の『八橋図屏風』など。
そのほか、クロード・モネやゴッホなどの作品も展示されています。
僕はまだ訪れたことがありませんが、訪れしだい記事を更新します!
展示数 :300万点
展示面積:約180,000平方メートル
エルミタージュ美術館(ロシア)
エルミタージュ美術館があるのはロシアのサンクトペテルブルク。
エカチェリーナ2世など、歴代のロシアの皇帝の集めた美術品が幅広く展示されています。
僕が事前に知っている作品はありませんが、ティツィアーノの『懺悔するマグダラのマリア』やレオナルド・ダ・ヴィンチの『リッタの聖母』が有名。
そのほか、ラファエロやミケランジェロ、カラヴァッジオの作品が展示されています。
誰が作ったかわかりませんが、僕が好きな像はこちら。表情がかわいらしいです。
また、もともと宮殿だった場所を美術館として使用しているため、建物自体も見どころが満載。
当時の豪華な暮らしを感じることができます!
エルミタージュ美術館の歴史や、詳しい内部の紹介はこちらをご覧ください。

展示数 :約300万点
展示面積:約46,000平方メートル
ルーヴル美術館(フランス)
ルーヴル美術館はフランスのパリにある美術館です。
先史時代から19世紀ごろまで、幅広い時代の作品を展示しているのが特徴。
美術館自体も古い宮殿を用いていますが、1988年にはルーブル・ピラミッドと呼ばれる建築物が建てられました。古い建物と新しい建物が不思議なほどマッチしています。
僕は美術に詳しくありませんが、それでも知っている作品が盛りだくさん。
たとえば制作者不明の『ミロのヴィーナス』や『サモトラケのニケ』、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』、ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』など、美術の教科書に載っている作品がいっぱい。
そのほか、レンブラントやフェルメール、ラファエロの絵画も多いです。
絵画のほかにも、ハンムラビ王が発布した法典を玄武岩に記したハンムラビ法典も展示。
ルーヴル美術館の入場者数は年間800万人。一日あたり2.2万人が訪れる計算です。
このため、入場時は大行列必至・・・
しかし、なるべく行列を避けて入場することが可能です!
ルーヴル美術館の詳細や、なるべく行列を避けた入場方法はこちらをご覧ください。

展示数 :約38万点
展示面積:約60,000平方メートル
世界三大美術館以外のオススメ美術館
世界三大美術館以外にも、絶対に訪れるべき美術館・博物館はたくさんあります。
僕が実際に訪れたうち「ここは行くべき!」とオススメできる美術館を紹介します。
大英博物館(イギリス)
大英博物館はイギリスのロンドンにある博物館です。
内部は近代的でオシャレ。
収蔵品は日本を含めた世界中の美術品のほか、工芸品や考古学的な遺物などさまざま。本物のミイラも展示されています。
なんと800万点が収蔵されていますが、実際に展示されているのは15万点のみ。
絵画よりも像(ラムセス2世像やモアイ像など)が多い印象。アジアのものでは阿弥陀如来像も展示されています。
大英博物館で人気ナンバーワンの展示物はロゼッタストーン。
エジプト考古学史上最大の発見ともいわれるロゼッタストーンは、紀元前196年にプトレマイオス5世による勅令(皇帝による命令)が刻まれた石碑です。
大英博物館最大の特徴は入場料が無料なこと。
「これだけ多くの収蔵品があるのに大丈夫なの!?」と思いますが、来館者などからの寄付やグッズ収入でまかなっているそうです。
ウフィツィ美術館(イタリア)
ウフィツィ美術館はイタリアのフィレンツェにあります。
ウフィツィ美術館に収蔵されているのは、メディチ家歴代の美術コレクションが中心。とくにルネサンス絵画が多く展示されています。
僕でも知っているぐらい有名な作品はボッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』やレオナルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』。
そのほか、カラヴァッジョやラファエロの作品も多く展示されています。
展示作品はイタリアルネッサンス期の絵画が中心ですが、その前後のゴシック・バロック・ロココ時代の絵画も系統的に展示されています。
エジプト考古学博物館(エジプト)
エジプト考古学博物館はエジプトのカイロにあります。
展示品は古代エジプト時代のものが中心。ツタンカーメン王の墓から発掘された黄金のマスクや黄金の玉座などが最大の見どころです。
残念ながら館内は写真撮影が禁止されているので参考画像のみですが、黄金のマスクは下からマスク内部を見ることが可能です!
また、ラムセス2世など歴代ファラオのミイラが多数展示されています。
なお、エジプト考古学博物館は老朽化しているため、ギザの3大ピラミッド付近に大エジプト博物館を建設し、ツタンカーメンの黄金のマスクなど10万点を引き継いで展示する予定です。
開館は2018年の予定でしたが何度か延期され、2020年のオープン(予定)に変更されました。
まとめ
世界三大美術館も、それ以外の美術館・博物館も、その国の歴史を知ることができる貴重な場所です。
海外旅行に行ったら、ぜひ訪れて知識を深めましょう!